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05.加入イベントと究極奥義 |
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side ザキ成り代わりな『夢主2』 どうやらヴェスペリアメンバーに強制加入らしいです。 あの後、西門から酒場に移動し勧誘が始まった。 (なんだけど) あの――逃がさんとばかりに皆さんで私を囲むのヤメてください。 両隣美形・美人だと緊張するじゃないかぁぁ! そのわざとらしいキラキラ笑顔怖いぃぃ!(汗) 何故自分を勧誘するのかと訊くと、回復支援者が少ないということ… 確か、本来はエステルとおっさんとフレンが回復スキル持ちだったか あれ?いま、いないのかな? (そういや途中エステルとおっさん抜けてプレイ中に泣きそうになったと友達が言ってたな) ヴェスペリアをプレイしていた友達の言葉が頭に浮かんだ。 まさかのまさかで、今がそのタイミングだったとか?! 「というか、回復役ってなんの冗談」 (ユーリ達が見てただろうさっきの戦闘ではアップルグミで回復して、ディアとか回復スキル使用してないしぃっ!!!!きっと大丈夫。大丈夫のはずさ!) ユーリ「俺、しってるんだけどなぁ〜。いいのか?」 「なにを?」 ユーリ「(ニヤリ)ああ、実はな。一昨日この町で、朱髪のチビに回復スキルで足の怪我治してただろ。で、昼に支援スキルで身体強化して討伐してたじゃないか。てか、お前の獲物は双剣じゃないのか?そんで昨日の」… 「まさかの逆ストーカー発言かっ!?」 サラッと、どや顔で、しかもとんでもなく詳細に私の行動履歴を語り始めるユーリさんがいるんですけどっっ こわっ!こわすぎるよ! カロル「すごいよねっ!全属性スキルに多種多様の回復支援とか。ザギって高スペック持ち過ぎじゃないっっ?」 カロルは目をキラキラにさせて君が必要だと熱血するし 純粋な視線が痛い〜!!! ごめんなさぁい!他のゲームスキル使用しちゃって! エステル「私も自分が回復術を長けてると恥ずかしながらも思っていたのですが。詠唱・硬直無しはどうやれば出来るのですか?」 い〜やぁ〜!こっちからは神々しい輝きを背負った無垢な視線が! それは異世界のスキルだからです、エステリーゼ様。ごめんただのチートっす! リタ「ザギっ、アンタが出す蒼いカードはどんな魔導器なの?!アンタさえ良ければ調べさせて貰いたいわ」 さらにこちらからは手をニギニギして怪しく目を輝かすツンデレキュートな女の子が。 興奮しながら言うリタに、そういえば魔導器に相当するんはカードではなく眼鏡ではないか?とか思って、どう答えていいか悩む(此処には当然眼鏡はない)。 ジュディス「そうね。貴方から様々に出てくる生物に興味があるわ」 別の意味で興味津々とばかりの視線がもう一つ。 こっちの笑顔はとても素敵なんだけど、なんか怖い。背筋が寒くなるんですが… え、えーっと。 とりあえずこれはペルソナっていうもので、精神もしくは心の形がカードとして固定化されて、カードを壊すと具現化する…?とか? そういう風に答えたらいいのかな? っていうか、皆さんにわかるようにはどうやって説明すべきですかねジュディスさぁん(汗 レイヴン「にしてもまァあまりのギャップ差だねェ。公私使い分けるとか少しオッサン解っちゃうな」 アンタには別の意味で泣いちゃいそうだよシュバーンっっ 原作のゲームはやってなくてもあんたのことはよく知ってるよ!小説で読んだからね!泣けること言わないで! (――ってか、もう逃げ場がない。要は断る発言は出来ないって訳かっ) 「「「っで?いっしょにきてくれるよな(んですよね/くるわよね)」」」 みなさんの笑顔が怖いです。 しかもとどめとばかりにカロルが カロル「レイヴンもずっといるってわけじゃないし、エステルがいなくなったらね。僕だけじゃちょっときつくて…。でもザキがきてくれたらうれしいなボク」 グハっ! 長年生きてて初めてしりました。『純粋なお願い』というものがどんな笑顔よりも恐ろしいものだと!! そんな風に、そんなことを、しかも年下の子に、はにかむように言われてしまえば折れるしかないじゃないか! だってあそこまでいわれて、断ったら、罪悪感しか残らないよ。後味わるすぎ。 胸が痛んでしょうがないじゃないか。 断れない。 まじで断れない。 こうなったら諦めろってことだよね。どう考えても。 「…せめての条件」 そこでピタッと怒濤のお願い&勧誘コールが止む。 「“あれ”仕事時の名前だから、こっちじゃと呼んでくれ」 そうしてわたしは主人公一行の仲間に加わることになりました。 さぁて、この世界はいったいどんなヴェスペリアの世界なのやら。 どこかの二次創作のように、エステルが黒かったり、オタク系腐女子エステルだったら、さすがに嫌だなぁ。 ここは原作通り純粋無垢で背中に羽でも生やして飛んで行ってしまいそうないい子だといい。 癒しは重要だけど。 純粋キャラってどんなのでも怖いって思った。 ・・・思ってたのとはみんなが違ったとして。 それでもどうか。 どうか! せめて最後のカロルの“アレ”が、計算されて出たものじゃありませんように。 |