なにがどうしてそうなった!?
[有り得ない偶然] 外伝 → TOV



04. 第二接触





side ザキ成り代わりな『夢主2』





蒼い光とともに現れるカードを手のひらで砕く。

「十文字斬りっ」

言葉を発すると同時にペルソナの持つ武器の刃が残像を描きながらモンスターを切り裂く。

この世界でも絶賛ペルソナは活躍中である。

村人A「いやぁ助かるね。コレ、気持ちね」
「ありがとうございます」

一人の町人に感謝され、同時に食材を渡された。


(夕飯の材料ゲット)

私は、あの後ある町でフリーの退治屋をしていた。
経験値も金額も稼げ、たまにモンスター素材(食材用)もタダでくれる。

(にしても、何故こうなったんだか)

リンゴをカジりながら考える。
TOAにいった時と同じく憑依である以上、自分の肉体はP4世界にあるままなんだろう。
こっから先、憑依でトリップし続けるとかいう可能性もある。

(前回みたく判りやすい目的が見つけられないぶんP4に戻る時期が不明なのが痛いな。)


村人B「あ、おぉい。ピンクの兄ちゃん」
「どうも。どうしたんですか?」
村人B「いやね。急ぎで悪いんだけど西門で大型が出たんだ、頼めるかい。西門は明日仕込みに必要だから」
「判りました。討伐ですか?」
村人B「あぁ。視界に入るだけでも襲う気性さだから気をつけな」
「なるほど」
村人B「今度、ウチ来たらご飯大盛りで出してやるよ」
「助かります」

こんな感じで声をかけられ討伐に行く。
報酬は無理がない程度の相談だから意外にご贔屓にしてもらっている。
物価がそこまで高くないため一時的でも生活するには充分な現状。

(なんだか薬売りさんとの旅の思い出すなぁ。)

メインキャラでない以上フェードアウトしても本編に触れないだろう。
いや、未プレイだから知らないけどさ。


西門に行くと大型モンスターが群れをなして道を塞いでいた。
こちらを向いただけで戦闘態勢…確かにただの町人じゃ手に負えなさそうだ。

アイテム使用。
これはスペクタルズを使い弱点を探る。

(得意は火で弱点は風・水か)

「ペルソナっ。マハブフーラ!」

瞬く間に氷漬けになるモンスターの群れ。
取りこぼしがないのを確認し他のペルソナを降魔する。

「――チェンジ、マハガルダインっ」

緑色の強風が巻き上がる。
次いで両手剣を構えた。


(うしっ終了〜)

大きく伸びをする。
単純な討伐は楽だ。
素材も必要とする依頼だと、スキルの加減を考え戦闘をしなければならない。

(報告して、それから--)

その時、後ろからポムッと肩に手を置かれる。
後ろを振り向いて思わず固まった。

ユーリ「良い腕だな。ザギ」

超良い笑顔のユーリとその御一行様がいた。

やだ なにこれ怖すぎる。





<< Back  TOP  Next >>