〜 O NE PIECE 夢 〜



05. ロジャーに聞きたいことがあ





ボツ話、その5
10.08.03










ねぇ、貴方は後悔してない?

海賊王となったことを。
その称のせいで、貴方の存在が、貴方の周囲のものをすべて消してしまうとしても?

からっぽの牢屋を見ていたら、昔を思い出した。

檻の格子に手を突いて、今はいない人に問いかける。
それに答えがないとわかっていながら。

 この中で出会うとき、貴方はいつもオレの言いたいことを理解してくれた。
だけどオレからは貴方に何かを言うことはできなかった。
 赤ん坊でしかなかったオレの言葉は、赤ん坊のそれでしかなかったから。
本当は貴方とずっとたくさん話がしたかった。


「ねぇ、『あの時』は聞けなかったけど、なぜ自首を?」

 海賊王と呼ばれなかったとしても、貴方は海賊だ。
自首などしたら、彼の周辺の者達がどうなるか、考えついたはずだ。

「あなたはバテリラの民がどうなるとは考えなかったのか!?」

海賊王の子供を捜すため、関係のない子供も殺された事実は知っているか?

もういない貴方に言ってもしょうがないけれど、言わずにいられなかった。
ガンッ!
勢い良く牢を蹴ると、『落ち着け』とあの低い声が聞こえてきそうだった。

「だまれ!落ち付けだと!?貴方は自分の立場をわかっていないのか!?」

もしそれが未来に夢を託すための言葉だったとしても。
それが貴方の王たる者としてのプライドからくるものだとしても。

「お前の行動一つで、紡がれるはずの命さえ奪われたんだぞ」

――すべてが遅かったんだ。

「…そうやって、貴方はすべてを知っているように語る!?」

――俺の寿命も そして 俺が海賊王と呼ばれたことも。今更すべてを否定するには無理があった。
否定しても周囲がソレを認めすぎていた。

「オレは、貴方が死に場所を求めて一年間さまよったんだと考えた。だから小さな国へ行った。
そこで運命が変わったのだとしても…
あの子のために、自首だけはしてほしくなかった!!」

――俺がバテリラにいけばどうなるかはわかっていたつもりだ。
それにより奪われるだろう数々の未来も…
ルージュと出会った一年を否定はしたくはない。


すべてが幻覚から来るものだとしても、オレが知るロジャーならそう答えるだろう事が予想できる。
空っぽの牢屋を見やって、近い未来に訪れる出来事に唇をかむ。

『お前が救え。生まれてくる子を頼む』

「うるさい。お前の約束なんかしるか!!」




その後、オレは振り返ることはしなかった。
頭の中でコダマする声に、“父親”としての『奴』の顔に――

腹が立った。


勢い良く壁を殴りつけた。
拳から出た血をみても、オレの心は揺れなかった。


「後悔したと言ったらオレが殺しに行くところだったよ、ゴール・D・ロジャー」








これはあくまでリースの妄想。
幽霊と会話しているようにしか見えないので、ボツになった話。

ルーターが物理的に壊れた。
このページもアップできるか怪しい状態…orz
いつ復帰できるか不明








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