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世界はアオく・・・ そのアオにはいつも手が届かない 空にある蒼(アオ)に手を伸ばしても 海にある藍(アオ)に手を触れても “アオ”には届くことも 掴むこともできない そう 気付いたのは―― いつだっただろうか それでも求めたのは―― あ お ・ ・ ・ アオを求め続けた それは ふたりのこども ひとりは―― 灰色の空の下 願いをこめて まっさらな蒼(アオ)空に 未来を夢見て 手をのばした ひとりは―― 青色の空の下 未来を奪われ 暗い藍(アオ)の海に 誓いを交わし 一歩を踏み出した ふたりが出会うことはなく それでもふたりは、ひとつひとつの“願い”をむねに “海”をいく―― その海は 風の中にあるものか 大地と風をつなぎとめる水のなかにか・・・ ふたりのこどもはであうことはなく―― ただ ひとりは 未来を夢みて ただ ひとりは 過去をふりかえり 青い、蒼い、藍い、あおい・・・・・アオいこの世界を歩み続ける やがてふたつのアオが行き着くのは 巨大な風をはらんだ流れ ふたつの青色は望んだ 遠い未来の君へ 願わくば あなたの未来に幸あれと―― |