――― それはとある白い部屋での一コマ
桃「っちゃん。私が悪かったから!!」
夢『・・・・・・オレ、いま、おまえのせいでテンテキとお友達状態なんだけど・・・』
桃「ごめん!ごめんってばぁ!!」
夢『謝るぐらいならさ、ほんと、まじで!たのむから料理作んなっ!!』
桃「え。それは嫌」
夢『もうお前帰れっ!!!』
:: side 火神 ::
俺たち誠凛バスケ部は、インターハイ決勝リーグに出場が決まった。
その後、テストも終わり、カントク(相田リコ)によって再び練習を再開した。
だけど怪我が理由で俺は待機だ。
しかもあのお好み焼き屋のところで拾った犬は、そのまま部活で飼うことになるし。
こわいこわいこわい犬こわい!!
なのに黒子のやつ、2号持ちあげて、しかけてくるし!!
あいつひでぇ。
犬、テツヤ2号から逃げる日々がしばらく続いた。
特訓という名目で、カントクに体育館だけじゃなく、プールに投げ込まれるなんてこともあった。
水の中でスクワット。
本当にカントクの鍛え方は半端ない。
ただし。そこでも俺だけ、ベンチだったけど。
うー・・・。
みてるだけって、すごい暇だ。
きつくても体を動かしてるほうが楽だ。
2「アン!」
火「うぉ!?」
どうやってはいってきたのか、いつのまにか2号がベンチの横にいた。
びびって、いた位置から逃げるように身体をそむけたのに、2号の目がまっすぐ俺をみてくる。
なんでこっちみんんだよぉ!!
内心ビクビクしていたら。
「かわいいワンちゃんですねぇ」
女の声がした。
声の主はPink Colorの髪の長い女。
むね、でけー。
水の中にいたやつらが、全員Pink Girlにむちゅうだ。
わけわからん。
あの犬をかわいいって言えるやつのどこがいいんだ。
わかんねぇ。
黒子が現れたPink Girlを“モモイサン”と呼んだから、それがあいつの名前だろう。
しりあいか?
相「えーっと、どちらさま?」
桃「えーっとなんて言えばいいのかな。テツ君の彼女です。決勝リーグまで待てなくて来ちゃいました。」
テツクン・・・?あ、黒子か。
一瞬誰かわからなくて俺が考えてる間に、先輩たちが絶叫を上げていた。
黒子にカノジョがいたのがびっくりだったらしい。
実際は、違うらしいけど。
黒「桃井、さん・・・どうしたんですか」
桃「やっほーテツくん。会いたかった〜!」
黒「・・・お久しぶりです」
モモイサンとやらが、水から上がってきた黒子に抱きついていた。
カントクがむねがどうとか言ってた。
たしかにでかいけど、どうでもいいし。
それよりなんでいるんだろう?
日向先輩が、モモイサンは決勝での敵のガッコのひとだって言ってた。
目的はなんだとかおもうんだけど。
先輩たちはそれよりもあいつが、黒子のどこを好きになったのか気になるらしい。
あいかわらず無表情のままの黒子にだきついたままモモイサンは、アイスをくれたから好きになったと語っていた。
・・・甘いものがすきなのか?
桃「あ〜ん!もう!高校もテツ君と同じ学校に行きたかったのに!!
っちゃんがいろんな手段でもって妨害するんだもん!ひどいよねぇ!」
黒「青峰君・・・僕のために」
とうといぎせいになってくれたんですね。
――って、黒子がつぶやいているのが聞こえたけど、トウトイ?ギセイ?
黒「犠牲?・・・んん?」
アオミネってのは、緑間が言っていた『やばい』やつのことだな。
それがどう関係あるんだ。
みてるあいだに、あの黒子が顔色を真っ青にして、バタバタと手を振り始めた。
こういうのなんていうんだっけ。
みぶりてぶり?ちがうな。ワタワタ・・・?
まぁ、いいや。
そんな感じ。
あせってるのがわかる感じ。
黒「あの桃井さん。なんで“一人で”いるんですか?」
桃「え。っちゃんは・・・」
黒「あなたがここにいるってことはいるはずですよ!その青峰君の姿見えないってどういうことですか!?」
桃「え。えーっと・・・」
黒「えへ。実は、またやちゃって」
黒「桃井さぁーん!!!??」
てれたように笑うモモイサンに、黒子がらしくない大声を上げていた。
黒「あれほど青峰君でためさないで言ったじゃないですか!!」
桃「むー。だってっちゃん、強情なんだもん!女にさわらせるなんてってまだ言うんだよ!
私だって好きな人に自分の作った料理をたべてもらいんだから。料理がうまくなりたいと思ったっていいじゃない」
誠凛((((なにごと?))))
料理?
まさか、カントクみたいな?
なぜか、こないだの合宿でのカントクの料理を思い出した・・・。
あんなにカレーの作り方教えたのに。
日本人の女のひとの料理って、まずい。
完成したその後におこった悲惨な出来事をおもいだして、顔が引きつった。
そこで黒子が青い顔のままはーと大きなため息をついた。
そのあと誠凛の仲間にわかるように説明してくれた。
結論からいって、アオミネというのは、カントクのような料理をつくるやつの幼馴染みらしい。
黒「桃井さんはダークマターの作り手なんです。それで青峰くんをよく病院送りにしていて・・・」
桃「えへ。じつはいまっちゃんてばまた入院中でね。私、っちゃんのお見舞いしてきた帰りなの」
誠凛「「「「・・・・・・・(((おんなって)))」」」」
**********
みんなが練習してるのに、自分だけなにもできねぇのがいやで。
ストバスのコートをみつけて、そこでボールを投げていた。
こないだの緑間との戦いのせいでまだ足が痛い。
それでもじっとなんかしてられなくて、せめてシュートの練習だけでもできないかと――
夢『このドカスがぁっ!!!』
火「!?」
罵声とともに、シュン!と、とんでもない速さの“なにか”が、俺の横をかすめていった。
ボールゴールばかりみていたので、ガコン!と派手な音をたてて正面の壁に飛んで行ったものの正体が見えた。
とんでいったのは、どうやらフライパンのようだった。
なんでフライパン!?
どこからきた!?
突然の罵声とともに飛んできたフライパンに、おもわずびっくりして手にしていたボールが手から離れる。
フライパンは壁に強烈な凹みをつけると、そのままくるくると回転して地面に落ちる。
そのまま呆然としていれば、タッタッタと軽い足音が聞こえ――声の主かと振り返ろうとしたが。
なにかに触られた。
と思った瞬間、トサっと背中になにかがあたり気づけば俺はし空を見ていた。
夢『安心しろ。足に害がないようにひざがっくんは勘弁して、背負い投げにしてやったから。
そもそもこんな場所にいるということはバスケが好きでいるんだろお前。
っで?アホかなのかあんた?その足でバスケしようとか超をとびこえて超ド級のドアホだろ。
そうか、アホではなくバカだな。そうか大馬鹿者なのか。ならしかたない。
スクアーロのバカも最後までバカだったしなぁ。
昔から言うように、バカにつける薬はないというしな。
だが若気の至りで将来をつぶそうと考えるのはバカを超えたかすのすることだぜ?』
は?
なんでか気づけば俺はあおむけで地面に倒れていて、のぞきこんできたのはガングロの青い髪の男で。
早口すぎてききとれねぇー。
あいつの言うとおりなら、どうやら俺は《セオイナゲ》をされたようだ。
じゅーどうだか、カラテの技だよな?
“ひざがっくん”よりすごい気がするのは気のせいだろうか?
しかもたたきつけられたって感じがしネェ。
というか、なんかバカバカ言われてるんだけど。
え?なにこれ?
まじでドーイウコト?
むしろ。
あんた、だれ?
夢『オレは青峰。青峰 。世界一の料理人を目指す男だ』
火「はぁ?」
変なのきたー!!!!!
そのあと、「バスケをやりたいならけがを治すことを優先しろ」と長々と説教された。
ちなみにいうと、人体の仕組みやら人間の命が短いとかなんか難しい数式だとか理論の話にまで発展して、
もう途中からなに言ってんのかわからなくなった。
あんまりよくわからなかったが、ベンチに座らされて、説教が終わるまでに二時間もかかった。
あまりに長すぎて、あげく小難しい話ばかりで、奴の名前さえ吹っ飛んだ。
夢『お。もうこんな時間か。オレ、これから病院にもどるわ!じゃぁな!』
火「あ、はぁ・・・」
火「俺・・・ここでなにしてたんだっけ?」
さすがに頭から煙はいてるので、ベンチによりかかったままぐったりしていたら、もう夕日がみえた。
俺、なんでここにいたんだけ?
もうだめだ。なんかタイムトリップした気分。
みんなどこだよぉ〜。
ここ、どこ?
疲れてしまってなにがんだかわからなくなっていた。
気付くと足には見事なテーピングが足に施されていて、
包帯には「栄養があっておいしい料理のレシピ」となんか細々とかかれていた。
最後の方に赤い文字で小さく「女子には作らせてはいけない」と書かれていた。
太文字なんですけどぉ!?
赤い文字ってこれだけなんですけど!?
むしろさ――
本当にナニコレ?
あ、でも。こうやってあの青菜炒めるのか。
あれ、苦いと思ってんだけど。
へぇー・・・。
なるほど。
うん、なんだかうまそうかも。
**********
ようやく仲間のもとにたどりついたときは、なにしにこの場所に来ていたのかもわからなかった。
そういえば今日の太陽がでていた間の記憶がない。
なんでだと首をかしげていれば、「心配した」とかけよってきた黒子が突然動きを止めた。
黒「っ!?か、カガミくん・・・き、きみ、も、もしかして」
青い顔をして一点を見ている。
火「黒子?」
黒「その文字・・・」
黒子が指差したのは、足に施された包帯―――の、文字。
レシピ。
そうだ。包帯をほどくまえに、レシピだれかにうつしてもらわないと。
火「あぁ。このレシピ。まじうまそうなんだよなぁ。あとで作ってみようって。
それより、俺、なんであそこで倒れてたのかわかんなくて。
だれだろ。おせっかいなやつもいたもんだよなぁ。むしろ倒れてる人間置いてくなんてヒドイ・・・のか?」
黒「そ、それ・・・青峰君ですよ」
誠凛「「「青峰ぇ!?」」」
相「って、あの桐皇学園の!?」
火「は?」
なにが、なんだって?
なんでみんな知ってんだ?まじで誰だ?
火「あお・・・なんだっけ?
なに言ってんだよ黒子。俺、誰にも会ってネェよ?」
黒「彼、うんちくが異常に長いんです。
火神君は勉強嫌いだしバカなので、たぶん生命理論とか謎の公式の定義とかをとかれて、頭ショートして記憶が吹っ飛んだのかと。
よくそれで自我喪失まで追い込まれるひとが多いんです。
火神君もきっと、青峰君の説法?を聞かされてしまったんでしょうね。
・・・それで名前まで発音できないほどのダメージを受けたのではないでしょうか」
ここからは黒子が、しゃべった。しゃべりまくった。
あつく。
あつく。
中学時代のことを黒子は教えてくれた。
あの〈キセキの世代〉と呼ばれた奴らのことを。
黒「青峰 ――彼は・・・通称【光(キセキ)のおかん】です。
ちなみに《光》とかいて《奇跡》と読ませます。
彼はまさに僕らキセキの光。彼は希望そのものでした。
なぜって、マネージャー桃井さんの暴走をおさえられる唯一の存在で、彼女の幼馴染みですし。究極のおかん体質でしたから。
もうなんというか、いっそ枯れはてた仙人のごとく、サトリの境地に足を踏み込んだような・・・そう、きっと彼は霞を食べて生きているのでしょう。
僕よりも食事量少ないんですよ彼。まっとうにご飯も食べれないのにあの体格。うらやま、いえ、妬ましくはありませんよ。
ええ、でも身長よこせこのやろうとは言いたいですけどね」
日「黒子、それ、途中から完全に私情だろ」
相「なんだ。青峰君ってイイコじゃないの?ん?でもそれじゃぁ、噂と違くない?」
黒「違いませんよ。現に彼は、中学三年になるともうバスケをさぼるようになりましたしね」
理由、ですか?
そんなの――
さっきの桃井さんの会話で想像でいるでしょう? と黒子は笑う。
みんながカントクをみながら、黙り込んでしまった。
ああ、その気持ち、わかるわ。
相「な!なによみんなして!なんでコッチをみるのよ!」
日「カントク・・・」
相「もういいから!私のことはいいでしょ!それで黒子くん!続きは?」
黒「・・・青峰君は。彼は、桃井さんのダークマター攻撃を食らいすぎて、
彼は入退院を繰り返した中三のある日、バスケではなく料理の道に目覚めてしまったんです」
日小伊土「そうきたか」
黒「彼は試合中に突如腹痛に襲われ、『オレに勝てるのはオレだけだ』なんて絶叫を上げた後、そのまま救急車で運ばれていきました。
それ以降、彼は、女には二度と料理なんかさせないと――それで料理部に入ってしまったんです。
そのせいであまり部活に参加してくれなくて・・・。
いえ、本当に青峰君の料理は美味しいんですけどね。
それはもう料理対決とかして彼に勝てたひとは誰もいないぐらいには。
さらに、それに加えて、バスケが強いんで。
当時のバスケ部のみんなが、何度青峰君をひきとめたことか。
彼の腕は素晴らしかった。桃井さんのハチミツレモン漬けとか、フライパンでいためなおしてジャムに変えたり。
ダークマターが食べれるものになった時、僕はこの世に魔法の存在があるのだと確信しました。
彼の料理捌きはまさに、奇跡!まさに魔法のごとく鮮やかで。
そういえば、気づいたら、言葉の暴力と共にフライパンを投げ返えしてくるようになってましたね。
ええ、ですがアレはしかたなかったんですよ。投げ返したくもなるでしょう。
いつなんどき登場するかわからないダークマターを食べれる料理に変えるために、
フライパン(自前)を常備するようになったって。しかたありません。あれはきっと必然でした。
それ以降、なぜか手にするボールがバスケットのボールではなく、調理器具のボールになっていましたが、
それでもみんな彼にはバスケを続けてほしかったんです。
でないと僕ら、マネージャーである桃井さんのダークマーターによる餌食になってましたからねぇ。
いや、なつかしい」
【後日談】
―――ときはながれ。
キセキの世代の青色と黄色のいる学校同士の戦いがはじまった。
火「やるきあんのかよあいつ」
黒「いえ。たぶんないとおもいますよ」
火「は?なんでだよ」
その試合を見ていた誠凛の生徒たちが、事情を知っている黒子を見つめた。
黒「青峰君は、あの日以降、もうバスケは興味ないと言っていましたから。
そもそも彼は試合であまり本気出さないんです。はじめはただ純粋にバスケを楽しんでいた彼ですが、
彼の才能が開花して、それに周囲がついてこれなくなりにつれ、
対戦相手のが壊れていくのを目にしてしまってからは本気を出さなくなりました」
火「っていうかさ、その話はどうでもいいんだけど!!」
相「そうね。それよりアレ大丈夫なの?」
日「なぁ、黒子。青峰のあの目、死んだ魚みたいだぞ」
火「アレはやべぇだろ!!こえぇんだけど!?なに。あの死んだ魚のような目・・・たたられそうでこえぇんだけど!!!」
コートにひっぱりだされた長身の青い髪の選手が、口をぽっかりあけて、
自分がなんでここにいるのかわからないとばかりに生気のない目が天井をみている様には、その場にいた全員が顔をひきつらせていた。
それに黒子はハーとため息をついた。
黒「また無理やり引きづり出されたんじゃないですか?
何度も言いますが、彼、あのみてくれでバスケ部員じゃないそうですよ。
有り得ないことに料理部ですからね、あれで。しかも彼の夢、日本一の料理人ですし。
そりゃぁ、また勝手にバスケ部として出場させられてたらやる気もなくすというか、呆然として魂も抜けるでしょうよ。
っていうか、どうせまただまされたんですよ。
青峰君、ああみえて押しに弱いんです」
誠凛「「「「それでいいのかキセキ!?」」」」
黒「あ、あと。彼と戦うにおいて、どれほど次元が違っても。けっして怪我だけには気をつけてくださいね」
日「・・・それは、相手の強さについていけず怪我をするってことか?それともファールプレイをするとか?」
黒「まったく違います。いえ、前者のことはあり得ますね。無理をして人体を痛めるとか。
でもそんなことをすると・・・」
黒「あ、ほら。黄瀬君がいい例ですよ」
言われて黒子にしめされたコートでは、黄瀬と青峰が対峙していた。
常識ではついていけないトリッキーな動きをする青峰に、立ち向かうはキセキの世代のコピー選手。
しかし。
黄『しまっ!』
青『・・・!!!』
黄『まって!まった青峰っち!!俺はなんでもないから!!たのむからそこで止まらないでぇ!!!!!』
市『あーあ。向こうの黄瀬クンがやってもうたかぁ。あー・・・うん。青峰おわりやな』
黄瀬が動こうとした瞬間、青峰が顔色をさぁっと悪くして、そのままピキリと音を立てたように固まってしまった。
それにあわてた黄瀬が、なんでもないととりつくろうとするが、顔色の悪い青峰に反応はない。
眼鏡をかけた先輩が、糸目であるのにもかかわらず渇いた笑いだとわかる笑いを浮かべていたが、他の桐皇の生徒たちは膝をついて悔しげに絶叫を上げていた。
結局そのままボールが指定時間を過ぎても彼の手から離れることはなく、笛が鳴った。
それでも青色は動く気配がない。
火「は?」
相「なによ、あれ」
小「試合が、固まった?」
日「黄瀬の奴が、なんでもないって・・・もしかしてあいつどこか痛めたのか?」
伊「そりゃぁ、あれだけの無理な動きをすれば」
黒「野生の勘でしょうかね?それとも桃井さんのせいで病院送りにされすぎたせいか。
青峰君はひとの体調不良とか怪我とかすぐに察知できるようになってしまったんです。
ああやって固まるようになったのは、中三の終わりぐらいですかね。
彼、おかん気質で心配性なんで、庇護対象の範囲が物凄く広いんです。怪我人とかみるとほおっておけないくらいには。
もしこのまま無理に試合をしてその後二度とバスケができなくなる――なぁ〜んてことを危惧して、そのまま動けなくなるらしいですよ。
優しすぎるのもどうかと僕は思うんです。
まぁ、彼も自分のスペックが異常なことをだれよりも理解してるのと、未来ある子供の将来をつぶすのを避けるために。
そのまま続けていいのか、怪我人を病院へ連れて行くべきなのか、どうしたらいいかわからなくなって固まるんです。
ちなみにああなると、ボールが来ても気づきません。
怪我人が目の前から消えない限り彼はその堂々巡りの思考にはまって動けません」
木「つまり今の状態は、黄瀬がなにか無理をしてるわけだ」
黒「たぶんそうでしょうね。
だから彼は、本気を出せない」
それが 青峰 です。
黒子の言葉に、力が抜けたように誠凛の生徒たちが、額を抑えたり顔をひきつらせたりさまざまな表情を見せる。
コート内では、泣きながら青い髪の選手が黄色の髪の選手に土下座をしている。
相「なんかいろいろ頭いたいわ・・・」
日「同じく」
水「・・・」
小「うん。この後、試合、どうなるんだろうな」
黒「・・・皆さん、忘れてませんか。そもそも、彼、バスケ部じゃないんですよ。臨時ヒッターです」
誠凛「「「「「あ・・・」」」」」
火「・・・・・やっぱキセキって変人しかいないのか」
そうして波乱万丈のまま関東での戦いが幕を閉じたのだった。
アニメ第15話「笑わせんなよ」
アニメ第22話「死んでも勝つッスけど」
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アニメ第25話「オレとおまえのバスケ」 より