27.僕たちは世界に愛されている |
思うんだけど・・・。 斬魄刀がないから死ぬってさ。 それ、身ひとつで忍の世界を生きぬいてきていたやつの台詞じゃないよね? 恐怖?君のそれはなにかおかしいよ。 ――って。言ってもいいのかな? ::: side 夢主1 ::: 「マスターに巻き込まれたカラには。もモウ終わりダめぇー」 「ひ。お、オワリ…!?やっぱし()先輩といるといいことないの決定!?い、いやだ!もう暗部同士の戦闘の真っただ中みたいな危険地帯に放り込まれるのは嫌ぁっ!!」 『あんぶ?アンブ…ああ、暗部ね。【NARUT0】あたりの世界にいたときに、オレにもてあそばれたんだね。かわいそうに。そしてオレ、よくやった☆ まぁ、その危険かどうかは、この時代次第だろうな。オレにはわかんないけど。 それよりみてみろよ』 眼下に広がる景色にニヤリと笑って、クナイも薬も怖いとガタガタふるえて何かを呟いている()を促す。 『。あれ、みてみろって』 「え」 『さぁて、心臓ドキドキ中だろう我が後輩よ。君が望む平穏の有無はすべてあそこの状況次第のようだ。 っで。“アレ”みたことないかい?』 「うそ…」 オレが笑って指させば、現実世界に戻ってきたが、物凄く渋々といった様子で絨毯の上をごそごそと動き、下を見下ろして、場所を一瞬で理解したらく口をぽっかりとあけた。 「せ、瀞霊廷!?あ、向こうにあるのって尸魂界!?」 『そ。大正解☆』 さて、こうなってくると―― 『いや〜。まさかオレたちが「界」をこえちゃうとはね〜。これはオレにドンパチやれという神のお告げだとオレはふんだね。 やらねばオレの沽券にかかわる。そう思わないか?』 「や、やめてくださいよ!先輩がやると…」 『やると?』 「なんか世界が先輩の手のひらで転がりそうです」 『わお。それはちょっと買いかぶりすぎよ? (そうなるように裏工作を事前にしておけばどんな原作がこようと、できる気がしないわけでもないけど)』 「………いま、ひそかになんか恐ろしいこと考えなかったですか?」 『いや、べつに』 読心術でも覚えたのかねこの子は。 とりあえずニッコリ笑ってごまかしておく。 「ところで、ここが尸魂界(ソウル・ソサエティ)ならどうして私達は生身のままこれたんでしょうか?いわば尸魂界って霊界のはずじゃないですか」 『さてね…と、いいたいところだけど。おそらく《黒姫》による移動のせいだろうな。 黒姫は、特殊能力を持っていて、影と影をつなげて空間を移動する。 この能力によって、オレたちはいっとき粒子に近いものに還元されている可能性がある。こちらの世界にてオレたちを再構成する際に、自然と世界にあった身体――この場合では「霊子化」かな?に変換されたとしてもおかしくない。 まぁ、ぶっちゃけていうと、“オレ達”だからでしょ。ねっ?』 はオレの言葉に、「かっこよかったのに。かっこよかったのに!!最後のヒトコトが世余計だぁ!!」とかなんかもだえてるけど、だって今の説明の方がわかりやすかっただろ?トリップ体質も転生体質もみ〜んなオレ達だからおこってることだろうし。 オレは魂をもって世界を。君はその身を共なって世界を超える。 そんなオレたちだから、肉体の性質が変化したのではないかという奇跡。 ――っと、いうことにしておこう。 うん。奇跡ってことですべて片付けようぜ。 これでオレが君を引きずり込んだって事実は忘れたよね? ごまかせたよね? いや、でも悪いけど、オレがここにいる限り、超介入させてもらっちゃうよ。 だってここにオレがいるってことは、原作を変えていいとおすみつきがでているのだし。 オレ、ついさっき“変えて”元の世界に“帰る”って決意しちゃったし。 もし本当に原作を変えてはいけないのなら、オレたちはここにいないだろうし、いてもすぐになにかしらのアクシデントで死んでるだろう。“以前”のように。 それが訪れるのは、世界がオレたちをきらったとき。 それがないんだから、やっちゃっていいと思うんだ。 って、ことで、だれそれが決めたルールとか無視します。 オレは好きなように生きちゃうよ。ハッハー! せいぜい、君がどう動いて、どうオレを止めるのか、楽しませてくれよ相棒? オレの悪役を演じてみた内なる笑いに、頭に引っ付いていた黒い羊のぬいぐるみのような夜宴が呆れたようにメェ〜とないた。 にオレの心の声は言わないでよ夜宴。 だってねぇ。 世界は笑いと面白さのためにあるとオレは思うことにしたんだよ。 -------------------- ソウルソサエティーとかれいしへんかんとか、漢字変換めんどくせーし。 【BLEACH】世界の世界観や風景とかの説明? はぶいていいよね? |