電子精霊は繋がる世界の原点
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時間軸について





〜ひととおりの流れとその後の展開について〜



<作品世界での時間軸>
■…西暦
『』…TheWorldの名称。
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■2007『fragment』
.hack//黄昏の碑文


■2009〜2010
『The World(R:1)』
.hack//AI buster
.hack//SIGIN
.hack//ZERO
.hack//(Vol.1〜4)
.hack//ANOTHEER BIRTH
.hack//Liminality
.hack//XXXX


■2014
.hack//黄昏の腕輪伝説


■2015『The World(R:2)』


■2016
.hack//Roots
.hack//CELL
.hack//Alcor


■2017
.hack//Roots
.hack//G.U.
.hack//G.U.+


■2020『The World(R:X)』
.hack//Link


■2022
.hack//Quantaum


■2024『THE WORLD(FORCE:ERA)』
ドットハック セカイの向こうに


■2025『VERSUS:The World』
ドットハック セカイの向こうに+Versus


■2030『The World:Armed conflict』
ギルティドラゴン 罪竜と八つの呪い


■2032『The World:Re-vice age』
.hack//New World





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■2005年12月24日
『Pluto Kiss(冥王のくちづけ)』事件発生
全世界のネットワークが一斉に沈黙・停止するという未曾有の事態が勃発する。
『Pluto Kiss』事件の犯人は、ロサンゼルスに住むたった10歳の小学生。


■2006年1月
アルティメット社製のALTIMITを全世界共通のシステムとして採用することを決定


■2006年 夏
サイバーコネクト社(CC社)の誕生
CC社はALTIMITOSによる次世代ネットワーク完成後を年頭に置き、新しいエンターテイメントソフトの研究・開発に力を注ぐ。

サンディエゴにあるCC社の本社ビルを訪れた男がいた。ハロルド・ヒューイックと名乗るドイツ人である。
彼は一本のネットワークゲーム仕様書を携えていた。『フラグメント』というタイトル。
ハロルドから持ちかけられた話は信じ難いほどの好条件であった。法外に安い企画料しか受け取らず、その後のビジネスによって派生するはずのあらゆる知的所有権まで放棄した。条件は「必ず世界規模のネットワークゲームにしてほしい」ということのみ。
CC社とハロルド・ヒューイックは即座に契約を交わした。『フラグメント』に関する諸権利のすべてをCC社が譲り受けるという内容である。契約後すぐにハロルドは姿を消した。
それ以来、彼の行方を知る者はいない。


■2007年
『Pluto Kiss』勃発前と同規模の通信網が完成する


■2007年10月
ネットワーク平和宣言採択
WNCは、全世界のネットワークサーバーのほぼ100%が、ALTIMITOSに移行を完了したと発表。
同じ席上、12月24日午前零時をもってネット利用に関するすべての制約を解除することも正式に発表される。(ネットワーク平和宣言)国連は、同日を『MotherMaryユs Kiss(聖母のくちづけ)』と名づけ、国際的祝日として位置付けることを決定。

 同日、CC社も記者発表を行ない、『フラグメント』を発展させた大作RPGの発売を正式にアナウンスする。タイトルは『The World』。発売予定日は12月24日午前零時、『MotherMaryユs Kiss(聖母のくちづけ)』とともにダウンロード販売を開始することに決定。


■2007年12月
「Mother Mary's Kiss(聖母のくちづけ)」到来
 ネットワーク利用制限が全面的に解除され、丸2年に及ぶ『新たなる神々の黄昏』がようやく終わりを告げる。午前零時ちょうどに、アレックス・コールマン大統領の口から全世界に向けて「ネットワーク安全宣言」が発せられる。


■2007年12月24日
ネットワークゲーム『TheWorld』発売





 


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[原作のエマについて]

シリーズを通して重要な鍵となる叙事詩『Epitaph of the Twilight』の執筆者であるドイツ人の女性。
1972年、ライン川にほど近いワイナリーで生誕。並外れた美貌と洗練された感性を持ち、気ままで贅沢な暮らしに慣れた女性であった。母とは幼くして死別、父は18歳の時に急逝してしまい伯父から養女にしたいとの申し入れを受けるも、金銭目的の行動であったためにエマはこれを断わる。そして、看護婦学校に入学して自活の道を歩んでゆく。

だが20歳の誕生日の朝に今までの無理がたたって吐血。幸いにも順調に回復したものの医師の勧めもあり、しばらく南フランスの保養地で時を過ごした。ここで彼女は後の人生を左右することになる神秘体験を得る。
この体験を通して彼女はシュタイナー人智学に傾倒し『Epitaph of the Twilight』の執筆を開始することになった。

のちに24歳の秋にハロルド・ヒューイックと出会い、彼に一目惚れされて恋人同士になる。
しかし、彼女の方は才能を高く賞賛してはいたが彼を純粋に愛していたわけではなく、20歳以上も年の離れた愛人が存在した。(彼がこの事実を知りながら、彼女を愛していたのかは定かではない。)

そして2004年、叙事詩の完成をみることなくエマは交通事故により他界する。享年32歳であった。





[夢主が入り込んだ世界の時間軸]

■1980年頃
・夢主とエマは、十代の幼少期を友人としてすごす。(*本編:04はじまりは竜が飛ぶ夢を見た より)

■1990年〜1996年
・「夢」を王仲間としてエマが18歳になるまでつるんでいたが、エマの父親が死んだことを境目に違う道を目指す。
・夢主とハロルドが学校で出会う→親友となる。(*本編::01話/03話 より)
・エマ(24歳)、夢主とエマが再会。
・夢主経由でハロルドはエマを紹介され、ひとめぼれ。

■2004年
・エマ(32歳)死亡。
・これによりハロルドが狂い始め、ゲームの作成を開始。
・夢主ショックを受ける。

■2005年〜2006年
・Pluto Kiss発生
・夢主を支えてくれる女性が現れる。

■2007年
・夢主と女性が恋人になる。
・ハロルドのゲーム作成が行き詰まる。(*本編:06ハロルドの苦悩 より)
・ハロルドと連絡がとれないことを危惧した彼の兄弟が娘ララ(14歳)と、ハロルド宅を訪問。
・ララがゲーム「黄昏の碑文」の世界に入り込んでしまう。(*本編:08短くて長い冒険をした より)
・夢主がとまったままだった「黄昏の碑文」に"魂"がはいりこんだのに気付き慌てる。(*本編:05電子の声 より)
・ララにより、再生と崩壊を繰り返してなお行き詰っていた「黄昏の碑文」の世界が、新しい進展を見せる。(*本編:06ハロルドの苦悩 より)
・ララが世界に閉じ込められそうになった瞬間に、夢主がゲーム世界に入り込み颯爽とたすけ現実世界へ戻した。
・ララ帰宅後、夢主がとんできてハロルドと再会。(*本編:07欠片と動き出した物語)
・夢主がくわわりハロルドは本格的な「fragment」の最終調整にはいる。
・CC社へ「fragment」を持ち込む。

■2008年
・夢主と彼女は結婚。
・ハロルドが生身による限界を感じ、夢主に後を託し肉体を捨てゲーム世界に入り込む。

■2009年〜
・究極の成長するAIを造ろうとして、成長しないもう完成しきったAIを夢主が作成してしまう。これが後のリコリス。
・夢主が「成長するように」とリコリスから「知識」「経験」「機能」をぬき、通常AIまでレベルを落とす。
・その後、たまたま日本サーバーにてリコリスを放したところ、アルビレオに即発見されイベントを発生させる。(.hack//AI busterの開始)
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ハロルドの姪っ子ララがゲームに入ってしまったから、動き始めた「エマの世界」。
ララと夢主は実際には会うことはない。

夢主とハロルドはこの姪っ子により動き出したゲームもとに、完全なる「世界」になる前の欠片を一つ完成させる。
その名も「fragment」。
ドイツ人プログラマーのハロルド=ヒューイックが『黄昏の碑文』を基に単独で製作した作品とされる。
世界の欠片はこうしてCC社へもちこまれ、CC社が製作・運営をすることに。

2007年12月24日になると同時にダウンロードが開始され、2008年中には利用者は2,000万人以上に及ぶ。
タイトル画面の表記では「NEW GENERATION ONLINE THE WORLD」と表記されている。(※通称:R:1(リビジョン・ワン)」)

ハロルドが一人で作成したということになっているが、この世界では夢主が前世の超科学未来世界の知識もふんだんに活用し作成されている。
誰も知らないもうひとりの製作者こそが夢主。
だけど夢主はこの段階で一般人でいることを選び、名を伏せた。
ハロルドの独断でCC社に持ち込んだわけではない。ふたりの総意である。

ハロルドが肉体を捨てて、魂というプログラムとなって"The World"にはいってしまう。
その手助けをしたのもその後始末をしたのも夢主。

当然もう一人の製作者である夢主はブラックボックスの中身を知っている。
そこには「肉体と魂を電気信号に変えてしまう」プログラムと「無限に成長を続ける意志」のもととプログラムが組み込まれている。


fragment〜テストプレイなどの実験をへて、CC社はついに「The World」を展開。
全世界のサーバーOSが『ALTIMIT OS』にほぼ移行完了とともに世界中に公開された。

エマとハロルドという親友を自分のせいで失った夢主だが、それをささえたのは普通の一般女性。
そして彼女が支えてくれたおかげで夢主はハロルドの後を継ぐことを決意。そしてその一般女性とは結婚。
幸せな家庭を得る。

夢主はひとりで「世界」の調整を始めることに。
なお、この段階でCC社に一切接触はしていない。



[.hack//AI buster]

The World日本語版の移植にも関わったCC社の古参社員、度会一詩(わたらいかずし)が主人公。
The Worldのデバッグチーム「碧衣の騎士団」の騎士長を務める。名前の由来は白鳥座の連星。青と黄色のオッドアイを持ち、放浪AIを葬るためのデバッグアイテム・神槍ヴォータンを携える。普段は一般PCとしてプレイヤー達の中に溶け込むための軽装に変装しているが、碧衣の騎士として行動する際は十字の紋をあしらった白銀の騎士のモデルになる。リコリスと出会い、成り行きで彼女を連れ歩くことになって以降は、リコリスに導かれるまま拡張子“.cyl”の付くバグアイテムを求めて、The Worldを彷徨い、全てのバグアイテムが揃った時、リコリスからThe Worldに潜む内なるものの存在を示唆された。その後は再び管理者として、The Worldのプレイヤーらに被害をもたらすマハと司を追っていたが、マハを守るために現れた薄明の放浪者と交戦し、神槍ヴォータンを破壊され、アルビレオもまた成す術なく倒されてしまった。

[.hack//SIGN]
意識不明者が続出し始める。
度会一詩は、薄明の放浪者に敗北したとき意識障害を起こし、療養のための長期入院を余儀なくされ、退院後はCC社を辞めている。表向きは健康上の理由によるものだったが、実質は入院中に起こっていた事故(SIGN〜GAMEでの一連の事件)の責任を問われたことによる解雇だった。
2010年に意識不明者事件・第2次ネットワーククライシスが発生。
原因がThe WorldにあるとされたがCC社は否定している。
このとき、夢主は友人を見送っている。
その過程でどうしても「電脳世界」にいかなくてはいけなくなり、ハロルドの後を追い肉体を捨てることに。




2007年から2015年にかけてR:1は運用されたが、CC社本社の火災でデータサーバーが被害を受けたことにより、R:2への移行が決定される。










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