03. 原作への入り方 |
※原作 17.18話 「呼んではならぬ」より 『おい、そこの怪。鏡をもったくそやろうをしらねぇか?』 《ひぃー!!でたぁ!!ぬらりひょんだ!》 《わしらなにもわるいことしてんないんじゃよぉ》 《だからたのむから消さないで!その退魔刀を生身でこっちむけないでー!!》 『・・・・・・』 《ぬ、ぬらりひょん?》 《おーい。どうした?》 『・・・ぐ・・げほっ・・・』 《《ぬらぁぁぁーー!?》》 -- side 奴良 -- 妖怪任侠一家、跡継ぎなりそこないのぬらりひょん三世代目、孫の奴良 (ヌラ )。 ただいま【夏目友人帳】の世界で、若返ったげく病弱に逆戻り。そのまま妖怪ライフを満喫中なオレ。 今なにをしてるかって、ムカツク妖怪を叩きのめそうと追跡中だ。 『なぁ・・・・・ごふっ』 《ひー!!なにもしてないのに奴良が血を吐いた!!》 《しっかりしろぉぬらぁ!》 ただでさえ身体と力の相性が悪いというのに、呪具をなくしたことでオレの身はさらに弱っていた。 この身は妖怪であるが、妖怪である気をおさえるために呪具を身に着けていた。 なぜなら、“陰”の性質を抑える呪具がなければ、オレの妖怪としての性質が勝ってしまって、体内にある数少ない“人の気(陽)”をおしやってしまうためだ。 その人としての性質で、内にある“力”を抑えているため、この覆いがなくなったり乱れたりすると、力があふれ出しそうになる。 くわえて、オレには一族にかけられた狐の呪いがかかっている。 「人間」には効果がない狐の呪いだが「妖怪」には効果をもたらす。 ゆえにオレの「妖怪」としての性質が上がってしまうと、狐の呪いがオレの“陰”の気に呼応して活性化してしまう。 つまり今のオレの状況を手短に伝えると、体長は最悪で、オレの命がまじヤバイということ。 “妖”としての性質を抑えていたものをなくしたため、上記に上げた問題点がすべて発生している状態であるのだ。 力と肉の性質が相反するものによる拒絶反応にしろ。力の暴走にしろ。狐の呪いのせいにしろ。なんにせよ、現在進行形でオレの命が急速に削られていっているのは間違いがない。 呪いに蝕まれているこの弱い身は、いつ死ぬかもわからないほどに脆い。そこへトリプルアッタク!とばかりに、こうも肉体にダメージがきてしまえば、少しでも無茶をすれば今以上に身体維持ができなくなるだろう。 むしろ、いま、気合だけで自分の中で暴れる“神気”を抑えているので、心臓は悲鳴を上げているし、肺は無理がたたってどこか敗れたか。血が溢れて血を吐くし・・・。 ――結局、せっぱつまって目に入る妖怪を片っ端から刀で脅すなんてまねをして情報を聞き出そうとするという無茶につながるわけだ。 だが、それも限界が来て、おどしていたはずの妖怪たちの目の前で倒れたオレは、そのまま心優しい彼らによって介抱されることとなった。 《ところでぬらぁ》 『名を略されて呼ばれるほどにオレはお前と親しくなった覚えはないぞ』 《っで、ぬら。さっきの鏡がどうとか言ってたやつだけど》 《そうそう最近変な奴が居るんじゃよ》 《そうそう。変な陣もあってこまるよね》 『や。それより人の話し聞けよ。オレはスルーですかこのやろう』 《ん。ぬらはしばし寝ておった方がよかろう。ひとの里に戻るか?》 『もうどうでもいい・・・』 老人ぽい口調の小さな動物のような姿の妖と、赤い目が三つもある可愛い子鬼っぽい妖怪になぐさめられているオレ。 血を吐いて倒れたオレを木陰まで運んでくれ、木の幹によりかからせたあと、水にぬらした布をあたまに置かれ、大きな葉でできた簡易的なコップで水までもってきてくれた。 オレなんか持っていた日本刀――実は退魔の術が組み込まれたやつ――で、こいつら脅したのに・・・。 まぁ、それはひとの顔をみるなり、やつらが逃げようとするのがいけないんだけどさ。 ここの世界の妖怪たちは、いいやつらというか、お人よしというか。 とりあえずこの世界の妖怪は、悪行ばかりではなくそこそこあったかい感じの奴が多いのは事実だ。 『っと、いうかあれだな。オレの家、ヤクザものだから。暴力事件とか多いんだろうなぁ』 《どうしたぬら?》 《まだ具合悪いのか?》 オレが任侠一家な周囲を思い出して遠くへ視線を向ければ、妖怪たちが心配そうにこちらをみてきた。 妖怪たちが。 たち・・・。 『・・・』 ・・・・・・ねぇ。 なんか増えてるんだけど? 『いつの間にここまで増えた?』 《あ。大将起きたぁ!》 《主殿が気を失っている間じゃの》 《ああ、みんなぬらりひょんを心配してきたんだよ》 《やぁ。ぬらりひょん。相変わらずくたばりそこないだねぇ》 《そうそう。大将が元気なきゃ。おれら妖怪も元気なくなるってモンよ》 《また百鬼夜行やろうぜぇ。あれはおもしろかった》 《隣山のやつらともう一戦したいわ》 《どうせ酒飲みッショ》 《いいじゃねーか月見酒》 『心配は嬉しいが。いつ、オレがお前らの大将になったんだよ』 《《《あんたの“畏”にほれたのさ》》》 なんか気付けば、オレを囲むように大小問わずの数十匹の妖怪どもがたむろっていました。 ってか、きがつけば病弱なオレが、なぜかじいちゃんと同じ“妖怪を率いるもの”の総大将っていう地位についていた。 おいおい。ひとが血を吐いて寝ている間になにがあった? 《大将。総大将》 もう勝手にすればいい。 《ところで主殿。どなたをお探しだったかな?》 『酒に乗じてオレの鏡を持っていたくそぶたねこだ』 《《《《・・・・・・(斑様なにやってくれちゃってんのー!!!)》》》》 『っで、知らないか?あれは親友の陰陽師に無理やりつくらせたもんで。オレの血を封じるためのモンでどうしてもないと困るんだが』 《だからいつも以上に血を吐いてたんだな》 『そう。ないと死ぬんだよオレが』 《あっちいったぞー》 《汚らわしい奴も一緒だった!ぬらりひょんがいくと妖気にあてられちゃうんじゃない?》 《“鏡”っていば、あの汚らしい妖も鏡の妖だって話じゃなかった?》 《斑様以外に“鏡”の共通点でてきたなー》 鏡の妖? さらには人間にもオレたちの姿が見えるようになる陣をかく人間のこども。 最近この辺をうろついている瘴気をはなつという鏡の妖。 そして斑がオレのもとから持っていたのは、“陰”つまり魔を封じる鏡。 あ、なんかこれ嫌な予感しかしない。 まさかと思うが、あのブタ猫、オレの鏡に変なもんいれたりしないよな? 《斑様が持っていったっていう鏡ってのは?》 『陰陽師作成の封印の鏡。その瘴気まみれだという古い鏡の妖もあっさりいれられちゃうような』 《!?》 《なんですと!?ちょ、それぬらの大切なものじゃ!》 《あっち!あっち!》 《いそいでぬらりひょん!さっき人間の子供が鏡を持ってた!》 《汚される前に!あっち!あっち!!》 オレの大切なものなんだといえば、口々に妖怪たちはあのネコの居場所を告げてくる。 ついでになんか余計な情報も聞こえたが、そんなものは 『叩ききればいいだけだ』 斑に加担した人間、うらむぞ。 オレは身体を起き上がらせつつ、抜き身のままの黒い刀身をザクリと地面に突き刺した。 微妙に殺気がもれたのか、周囲の妖怪たちが一瞬ひるむが、そこはそれ。 刀を支えに立ち上がるとオレは怒りもMAXで、号令一声。 『いくぞ』 これはオレ自信を鼓舞する掛け声。 オレは、総大将でも時代の長であるリクオ(弟)でもないからね。「ついてこい」とは言わないよ。 たとえオレがブチキレていようと、さすがに無関係の奴にまで協力してもらうつもりはない。 だから「オレの後ろで並べ〜」とか言うわけないから。 それにさ。総大将が一番早死にするとわかっていたら、仲間を置いていくことがわかってたら・・・オレは部下も仲間もいらないと思って、彼らを近づけさせない道を選ぶ。 だからね、「ついてこい」とは決して言いえない。 でもどうせみんな暇だろ? あのブタネコは、外見を無視してかなりのレベルの妖怪だったはず。 もしかするとあのブタネコとオレがひと悶着あるかもしれない。 なので暴れられるようですので、きたければついてくればいい。そういう意味の「いくぞ」だ。 いっちょう暴れましょうかね。 * * * * * 暇つぶしにオレについてきた奴。 オレの身体を心配してついてきた奴。 オレのあとにはわらわらと妖怪がいて。 ちょっとした百鬼夜行の様になっていた。まぁ、いまは夜じゃないけどね。 斑の気や目撃情報をたどりながら、感じるがままに進んでいたら、なにか騒がしいとの禍々しい気配がした。 辿りついた場所は、草原。 《あれぇ?夏目様じゃ》 《あ、あの人間の女は!あいつ!わたしたち妖が見えるようにする陣をかきまくってたやつですよぃ》 《いやぁ!なにあれなにあれ!?ちょっと総大将。あいつ気持ち悪いわ!瘴気の塊じゃないの》 《あれ、夏目のぼっちゃんが捜していた鏡のげてもの妖怪じゃ?》 《とにかく主はあんな気持ち悪い奴近づいちゃダメですよ》 《あの鏡の妖に触れたら、わたしのぬらりひょんが穢れるわ!近寄らないでねぬらりひょん》 《そんな!?いやだよ。われらが大将が穢れる!》 口々にこの世界の妖たちが、オレをかばうように叫ぶ。 それを抑えて、様子をうかがう。 目の前には、額に傷のある線目でニヤニヤと気持ち悪い笑みを浮かべた、デカ目の妖怪がいた。 あれが噂の鏡の妖怪? (この光景・・・どっかでみたことあるような) ――ふいになにかの映像が脳裏を流れる。 そこでふとこの光景が、オレの知る漫画と同じ光景なのを思い出す。 ナルホド、“原作”まっただなかなのな。 たしかにそこにいたのは、あの“原作”の夏目貴志そのものだった。 夏目はなぜか地に伏していて、岩に向かって手を伸ばしている。 少し離れた場所では、茶色のコートを着た少女が、無駄にばかでかい妖怪に捕まって、握りつぶされそうになっている。 夏目も斑もなにをしている? そう思って顔をしかめたら、ちょうどゴォウっと風が吹いた。 『きたか・・・』 風と共に、ふわりと夏目の身体が浮かぶ。 斑がその背に夏目をのせ、宙をかける。 夏目の首に付いた縄をみるに、ゲテもの妖に地面に縛り付けられていて動けなかったのだろう。 それを斑が助けた――っと、表現するのが正しいのだろうか。 ヒーローは遅れてやってくるとは言ったが、夏目がボロボロじゃないか。それでも護衛のつもりなのかあいつは。 まぁ、このさい、ここが原作のある世界だろうと漫画の中だろうと、人間が側にいようと、もうどうでもいい。 オレはまだ生きたいんだ。 このまま放置するわけにはいかない。 どうせなら、乱入するのも悪くない。 それにオレは斑に恨みがあるんだ。 オレは気配を消すと、次の瞬間には一気に駆け出した。 一瞬であれば、こんなオレでもまだ素早く身体を動かすことぐらいはできる。・・・・・その後のことは知ったこっちゃないが。 影から黒い刀身の刀を具現化する。 “陰”を絶つ――退魔の刀。 先陣を切るそんなオレに「おやめください主!」などの、小さな者たちの声が聞こえるが無視。 『こんのっ!くそマダラァッ!!!貴様オレからとったもんかえしやがれッ!!』 飛び出した勢いのまま、ぬらりひょん一族直伝のとび蹴りを斑に・・・ではなく、ゲテモノな顔でか妖怪にむける。 ドゴォッ! スタン とんでもない音を立てて、白い獣のような斑が抑えていた妖怪が吹っ飛ぶ。 オレはそのまま華麗に着地を決め、黒い刀を今度こそ斑に向ける。 『おいマダラぁっ!!ひとがせっかく月見しながら酒飲んでいい気分になっていたときになにしてくれたこのやろう。あ゛ぁ?てめぇはオレの死期を早めたいのか!?持ち出すならせめて了承ぐらい取りやがれ!』 《チィ!ぬらりひょんか!タイミングの悪い!!》 「先生!それよりあの妖怪を早く封じないと!」 斑の背中で、夏目が声を上げた。 ああ、君、そんなところにいたのね。 てか―― 『封じる?って、オレの鏡にあの妖怪封じようとしてる!?させるかぁ!!』 夏目の手に輝く、安っぽそうな手鏡。 そりゃぁ、安いだろうよ。 なにせ向こうの世界の百均で買った鏡だからな。 それにあの陰陽師センスなかったせいで、芸術も美しさも何も考えず、術式は上手く成り立っているのだが、百均の手鏡には「封」とう汚い文字が浮かんでいるしまつ。 どこからどうみてもやすっぽくてちゃっちいよな(遠い目)。 だけど、忘れてもらっちゃ困る。それはオレにとっては、狐の呪いを弱める大切なもの。 それにあんな鏡に集まった念が実体を得たいようなだけの妖怪を封じないでほしい。 鏡が浄化作用があるとしても限度と要領というものがあってだな。 『その鏡は使うな夏目!オレの鏡を汚すなっ!!』 え。と驚く夏目が驚いて手鏡の祝詞を途中でやめたのを気に、一気に蹴り飛ばした妖怪のもとに駆け寄る。 鏡の妖は、オレをみるなり「たいしたことのない妖」と言ってニヤリと笑って襲ってきた。 アホだな。自分の力量を理解しないなんて。 《たかが虫けらのような妖気しかもたない一匹ふぜいが。ははは!くってやる!くってやるさ!!》 《主!》《総大将!!》 『戯言も程ほどにしろよ低脳が。だれがてめぇみてぇなクズにやられるって?』 瞬間、抑え込むようにしていたオレの“気”を介抱する。 ついでに斑にむけていた分の殺気も上乗せしてやった。 ヒィ!と、「有り得ない!」という戯言が、聞こえた。 まぁそうだろうとも。なにせオレの“気”は、妖のそれではない。神の気のほうだからな。 あと、年々デカイくなっているので、それをまともにくらって、正気を保ってられるはずがない。 小物なら余計に。 キィン! 悲鳴あげる妖にきりつけてやる。武道派一派をなめんじゃねぇーぜ。 相手は本来見えないし触れない生き物。けれどオレの手の中に何かを切る感覚が伝わる。 オレの刀は退魔の力がある。 だから妖怪に傷をつければ、そこから妖力はうしなっていくし、傷が塞がることはない。 『妖怪任侠一家なめんじゃねーぜくそが』 ヒュンと刀を振って、血をぬぐいさると、今度はしっかりと鞘にそれをしまう。 チキンと小さなつばなりがし、それとほぼ同時に断末魔の絶叫が響き渡り、血が飛び、血も妖怪だったものも、やがてなにも残さず灰のように粉になって消えた。 ――っとそこへ。 《総大将ご無事ですか!》 《ってかあんた妖力使ってなにしてるんだい!!》 《ぬらりひょん死ぬなー!》 『うるさいわ!ってか潰れるぅ〜!!』 オレが力を解放したのを心配して、隠れていた妖怪たちがワラワラとでてきて、いっせいにオレに抱きつく。 しかし数が数だ。結果、オレ、潰れる。 そんなたわむれもオレが持てる最後の力を振り絞っておいはらい、夏目の側にいた斑の正面に立つ。 拳をコキコキならせば、ひきつった顔でブタネコが一歩、一歩とさがる。 逃がすかっ! 『っで。斑さんよぉ。覚悟はいいか?』 《い、いや。その・・・おちつけぬらりひ》 『奴良組一家秘伝、奴良キーーーーーーーーーーーーーーック!!!!!』 ごふっ! 思いっきり、斑を蹴りとばしたオレは悪くない。 斑が変なうめき声をあげて吹っ飛んだが、自業自得だ。 結局そうこうしているうちに、気が抜けたのか、二人の人間の子供は意識を失ってしまった。 オレはまた血を吐きかけたけど、ギリギリまだ生きてると実感できる。 刀と鏡をおのれの影にしまいこむと、それに組み込まれた術式がしっかり身体に浸透していくのを感じる。 オレにまとわりつく瘴気を浄化していくがわかる。 鏡を取り戻したことで、身体の暴走を抑えることができ、ここでようやくホッと息をつくことができた。 《とりあえず礼を言うぞぬらりひょん》 『お前には言いたいことが山のようにあるが、しかたないからさっきの一撃で許してやる。 ・・・っに、しても、こいつが“あの夏目”ね。 やれやれ。人間たち、とくにこっちの夏目か。こいつは、あの小物の妖気に当てられたか』 《ぬらりひょん?》 なんとか息が付けるようになったところで、たおれている人間の子供たちの具合を一瞥する。 着物のたもとに手を突っ込んで、ゆらりふらりとした足取りで、子供たちの側に腰を下ろせば、背後からはオレの知人妖怪たちがついてくる。 どことなく心配そうに斑もついいてくる。 たおれた少年少女たちの側で、本来の白く綺麗な姿のまま(いつまにその姿になった?)たたずむ斑にオレは溜息をつく。 心配ならもっと大事にしてやればいいものを。 人間なんてオレよりももろいというのに。 様子を見ていけば、人間の子供たち、彼らが、いやとくに男の子の方が瘴気の影響を受けているのに気付く。 この場には、“夏目”と親しい妖も多く、夏目を心配する声も上がる。 無言の斑の視線も痛い。 しかたないなぁ。 『夏目。お前の穢れ。オレが受け持とう』 妖怪でないお前にはきついだろうから。 目の辺りが一番濃い瘴気がまといついている。 ならば斑が心配しているのは、彼の目が“視えなくなる”ことを恐れているのかもしれない。 まぁ斑の杞憂なんぞ夏目とそう深くかかわりのないオレに走るはずもなく、夏目にまとわりつく瘴気に軽く触れてオレの中に取り込む。 とりこんだ瘴気は、影の中にしこんだ呪具(変質したため)の効果で、浄化され、かわりにオレの力へと変換される。 生きた妖気清浄機とでも呼んでくれ。 だけどそんなことを知らない、オレや夏目を囲んでいた妖怪たちから「いや〜!ぬらがけがれるぅ!!」とか、なんか誤解を受けそうな悲鳴が上がるが聞かなかったことにした。 さてさて。 思わぬ形で原作入りをしてしまったようだ。 オレの姿は普通の人間にも見えるからなぁ。 あのタキトオルってお嬢ちゃんにもしっかり目撃されてるだろうし。 いままで森に身を隠してたけど―― さて、どうしよう。 ※どうやって原作に関わらせようかなって思ってたけど こないだの夏目友人帳のTV再放送を見て「これだ!」とか思ってさっそく原作突入〜。 このあと夏目は寝込むことなくすみます。 さぁ、次はどう関わらせるか・・・妖怪ネタは難しい |