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* 第2世界 0NE PIECE * 【締め】その後の展開〜次の世界へ |
〜その後の展開について〜 原作軸の頂上決戦で死んだ夢主は、能力の暴走で時空の狭間に落っこちて過去に飛んでしまう。 過去に時間が巻き戻ったのではなく、夢主だけが時間を飛び越えた感じ。 時間を飛び越えた影響と、世界からの加護のおかげで、怪我をする前の肉体になっているので怪我がなくなっている。 時空の狭間におちたさい、夢主がきいた「帰ってこい」と言う声は、未来で死んだロジャーのもの。 魂だけになっても爺様は夢主をまもってくれていた! なお、夢主は錯乱していて気付いていなかったが、ロジャーが処刑された時、「おいてかないで」「ひとりにしないで」「一緒にいて」という夢主の願望より、 腕にかいていた「蝶」の絵にある能力が加えられ、それは実行されていた。その能力は、「ロジャーの魂を取り込む」という能力。 結果、ロジャーはずっとそばにいた。 夢主は気づいていないだけ。 この世界の外に弾き飛ばされそうになった夢主を、魂だけのロジャーが「もどってこい!」と必死にこの世界につなぎとめていた。 そして夢主を始めから受け入れていた「この世界」が、ロジャーに手を貸したことで、夢主が異世界にとぶことをふせいだ。 しかしふたりの恩恵にも限界があり、夢主は過去の時間軸に飛んでしまったという設定。 そして新たな時代にとばされた夢主が出会ったのは、こどもの頃のロジャー(10歳より前)。 最初は変なお兄さんだなぁと思っていたロジャー。 そのあと、夢主はどうしてもロジャーの傍にいたくて、ロジャーの住む町に居つく。 ちょこちょこかまって〜とばかりにロジャーに会いに行くうちに、冒険とか海とかの話をせがまれするようになり一緒に過ごすうちに、夢主はロジャーになつかれる。 あまりに暑い日に一緒に釣りをしていたら、あつさにへばりかけのロジャーをみて、苦笑しつつ夢主はかぶっていた帽子をロジャーにあげる。 そこでふと「この帽子もしかして…」「あれ?もしかして"続いていく"の?これが?」と気付く。 ロジャーの帽子は、このあとシャンクスへ。ルフィーへと引き継がれていく。 夢に向かって目を輝かすロジャー。その夢の王な話を傍で聞いているのが好きな夢主。 ひとまずロジャーが無謀に海に冒険に飛び出さないようにと、海に行っても大丈夫なように夢主のありったけの航海術や技術や文字や知識を叩き込む。 わからないちょっとした医術や航海技術はわざわざロジャーのために勉強しつつ、彼に教えた。 成長し、やんちゃに育って、いざ旅に出る!ってとき、「ついてきてほしい!」「一緒に行こうぜ!」とロジャーに言われ、夢主は未来のロジゃーの姿を思い出し、懐かしさとうれしさで涙がちょこっと出た。そのまま笑顔で手を取りついていく。 「保護者同伴の冒険なんて聞いたことないなぁ」と笑う夢主。 「いいんだよ!俺があんたと旅したいっておもったんだから!」とニッシシとわらうロジャー。 夢主が過去にとんだあと、出会った当初のロジャーは10歳になる前の子供。 夢主はもう十代後半〜二十前後のくらいの青年の姿だった。実年齢は本人も不明。 この時間軸での夢主の成長速度は、安定して普通に成長している。以前は依存していたロジャーが死んだことによる精神的ストレスにより成長が遅かった。 今は傍にロジャーがいるせいか、探し物をする必要がないため、いっさいのストレスがないせいか、心にゆとりがあり随分気持ちも落ち着いているため、夢主の成長は一般人と同じ。疑いを持つ者は誰もいない状態。 ロジャーが旅に出るころには、夢主は30代前後。そろそろかなりいい大人の姿である。 ロジャーも成長をし、仲間を集め、ロジャー海賊団として名を上げ始める。 夢主も年上として保護者のようにみんなとともに笑って旅をつづけていく。 叶えられなかった仲間との旅が楽しくてしょうがない夢主。 異世界の能力でも仲間との冒険のためなら躊躇なく使った。 だが、しかし。 「あれ?」 「やっぱり、だよな?」 もう成長期は終わったし後は年をとるだけ。のはずが、ある時を境に、夢主の身長が縮みはじめる。正確には、身長が縮んだのではなく、若返り始めた。 これは時間遡行の影響で、「世界」の加護や未来の爺様の加護やらで、しばらくは普通の人のようにまっとうに成長をしていた。そもそも本来は夢主の寿命もあの段階でつきていた命。 「世界」からすると異世界の魂でもずっとこの世界にいていいんだよと思って受け入れた魂だが、魂がこの世界に適応できなかったこともあり、「世界」でさえ「強制力」をおさえられなくなったため反動がでた。 これはハンター世界で、死んだ年齢。それこそが「あるべき年齢」。夢主は転生したのではなく、ハンター世界の肉体後とこちらに来た。そのため「あるべき年齢」そこまでは普通に肉体は成長したが、それ以降は死んでるはずの肉体が成長することはない。けれど「世界の加護」があるので、寿命というか、命は限界まで伸ばされている。 ここで寿命と肉体の矛盾が生じた結果、身体の「成長した時間」を代価に、命の期限をひきのばしている。つまり若がるかわりに、寿命が伸ばされている状態。 最初はゆっくり若返っていたが、ロジャー海賊団がラフテルに行くより前、侍を仲間に迎えるより前には、夢主の若返り速度は上がっていて年単位で若返るのではなくなっていて、すっかり身体が10代かそこらまで縮んでいた。 それが寿命の限界だと理解しているせいか、最近は序著不安定になることも多く、未来と今を混合してしまうことがたたあり、能力が幾度が暴走してしまう。 それをとめられるのは、ロジャーだけ。 夢主を長年見続けてきた者たちは、「このまま消えてなくなるまで彼の寿命」となんとなく察し始める。いつの頃からか、若返り続ける夢主を「リルリトル(小さな子)」と呼ぶようになり、海軍の間から「大人の頃の夢主」の手配書は取り消された。 小さくなっていく=寿命が近い。それを憐れんでいるのか、小さい姿の手配書が出回ることはなかった。 そうしてラフテルの情報を得た頃、もう1歳か2歳ぐらいまで縮んでしまった夢主は、自分の意志で立っていることもできないほど弱っていく。 最後までロジャー海賊団で見守られつつ、「未来でオレをラフテルに連れて行って」と約束をして眠るように死んでしまう。 ここで1歳。 意識がなくなると同時にどんどん姿は縮み、姿が0歳になると、夢主の身体は光の粒子になってみんなの前で消えてしまう。 「これじゃぁ、お目ぇとの約束果たせねぇだろうが!」と、泣きながら怒るロジャー。 感情豊かな海賊ワールドの住民たちは号泣。 せめて髪の毛一つ、骨ひとつでも残っていれば、遺品として連れていくつもりだった。 そうすれば夢主の願いもかなえられて、旅をまだ共にできたのに。 残念ながら、夢主は何も残さず消えてしまう。 それからかなり時が流れて、ロジャー海賊団が侍を仲間に加えた頃。 空に違和感を感じ敵襲かと思ったロジャーが、空へ覇気を放つ。 っが、おちてきたのは、2,3才ほどの意識を失った人間の小さな子供。 あわててキャッチするロジャー。 なぜ空から子供が!?と困惑する仲間たち。 でもここはグランドライン。空に島が浮かぶぐらいだから何でもありだろうと認識。 そこで子供を中心に空機の気配が変わるのを感じ、ギョッとなる仲間たち。やはり敵だったか。 と、思いきや、それはどこか"懐かしい感覚"で・・・。 それと同時に空気中の水分が黒く変わっていく。墨になっていく水分を見て、古参の仲間たちが更にハッとなる。 ロジャーが遠い昔に夢主にやっていたように、おちてきたこどもをギューっと抱き締めて、必死に声をかける。 「ああ、"ここ"へ帰ってきたのか」 この時代に、お前は帰ってきたんだな。 未来でラフテルに連れて行ってとはこういうことか。 「おかえり"アザナ"」 これにて、ロジャーたちその世界で生きている者たちの時間の流れは、【本編02. ある船乗りの拾い物 (ロジャー視点)】へと続く。 過去の時間軸で夢主がいたから、最初からロジャーや海兵たちも海賊たちも「世界に来たばかりの小さな夢主」のことを受け入れていた。 突然現れてもずっと前からの仲間のように「小さな夢主」を仲間として扱ったため、なにもしらない「世界に来たばかりの小さな夢主」は心の安らぎを得れた。だがそれは未来の自分が過去にいたから。 なお、この後、仲間が戻ってきたという認識のロジャーたちは、小さな夢主を甘やかし、結果夢主はロジャーに依存した。 ループはしない。 原作は頂上決戦後、大人夢主不在、エースとエドワード生存のまま、原作とは異なる新しい未来を進んでいく。 過去の世界で死んだ夢主は、新たな世界へ転生を果たす。 >>>【次の世界へ】 |