【お題】 舞台オリジン 2 |
→ 詳細設定 ※魔法の国(字の世界)…『漢字名称』 ※魔法のない国(零の世界)…「カタカナ名」 【霜月シュン】 ・隼の成り代わり主 ・真名は「神崎零」 ・前世は黒バスの火神大我 ・一人称:俺 ・前世の影響でとにかくよく食べる。胃袋ブラックホール ・バスケバカ ・運動するのが大好きで、現在は剣術をならっている ・火神の時に犬に襲われて以降、犬が怖い ・ペルソナの能力は、異空間でなら使える ・元、獄族 ・獄族としては、氷系の能力者だった ・ハジメの契約者 【舞台でオリジンをやることがきまったよ】 「太極伝奇・零」 〜Side 弥生ハル〜 知り合いに舞台演出家がいる。 彼は、前世“獄族”だった。 だから俺達のことも知っていて、前世での知り合いだと気付き、道端で通りすがったときに声をかけてきた。 そこからの付き合い――だが 春「ねぇー、西野さん。こんな壮大なネタ舞台で、どうやるの?」 渡されたのは、天使と悪魔の壮大な世界観の描かれた台本。 それを読みながら、ラフをみせてもらっても・・・。 もう壮大すぎて頭を抱えたくなった。 ちょっと待って。羽根一個とかまでならまだ小道具として背中に背負えるだろうけど、 天使と悪魔のトップ二人が六枚羽ってどうなの!? 春「そもそも対羽とか!この耳に生えてる羽根の設定!これ、なんですか!? 舞台の客席からは見えないよね!?もう、西野さんなにがしたいのこれ?」 西「ハル君と話してたら懐かしくてね。僕が気づいたら奥さんに外堀埋められて結婚した時とか・・・(チベスナ目)」 春「嬉しいんですか、悲しんですかそれ?」 西「ああ、ごめんごめん。つまりさ、《契約》だよ」 春「っ!?その単語は、卑怯ですよ」 西「まぁ、聞いてよ。 この世界では僕らや君たちとは違って、もう契約者が違うだれかの傍にいるかもしれない。 そう考えたら悲しく思えてね。 せめてそんな魂の片割れたちの無事を願って。 そして幸せな再会を願って。いたら・・・・つい調子にのっちゃって、みごとな《ORIGIN》という世界が出来上がってたわけ。 いやぁ〜僕もここまでこってこての世界観が思いつくとは思わなかったよ〜」 西「っと、いうわけで。その世界の天使と悪魔をツキプロの事務所の役者に頼みたい!もう社長とは交渉に入っていてね。 なにせツキプロの子たちは、前世つながりの子が多くて。眼福?ちがうな。あれだ!なつかしい! そうそう。僕的にも懐かしくて〜」 春「ついで、いろいろしでかさないでくださいよ。というか社長!?ちょ、西野さん、貴方そんな行動力あるひとでしたっけ?」 西「んもう、ひどいなーハル君てばwww 正確には、奥さんの影響かな(ちらっと視線をそらし)」 春「ああ、あの奥さん。たしか前世では、たまたま西野さん、東方面に旅してた時に出会ったんでしたよね。あの結婚騒動がおきる前でしたっけ?」 西「うんそう。西のひとたちがみーんな伴侶を求めて旅立つ前に、美味しい食べ物があるってきいて商人についていったんだぁ〜」 春「当時から、奥さんは強烈な方でしたよねー(遠い目)。貴方をつれて、村に乗り込んできたときはどうしようかと」 西「う、うん。まぁ、そのおかげで、というかそのせいでつかまったともいうけど。 あ、でも!今世も大好きだから別にいいんだけど! 僕の奥さん、強気なひとでね〜。すぐ動かないと気がすまないみたいで。むしろ行動的? 長く一緒にいるから、ついそれがうつちゃったみたいでwww」 春「奥さん関係なく、昔から西野さんいざというときはけっこうやりますよ。商人についていった時もそうでしたけど」 西「え。そう?」 春「はい」 西「まぁ、僕のことは置いといて」 春「えぇーおくんですか」 西「っと、いうわけで!すでに社長には交渉中!役者に指定したい子が「OK」と言ったら、借りれる約束になってるんだぁ。! ハル君!同郷のよしみで、ここは頷いて!お願い!!」 春「天使とか悪魔って、恥ずかしいんですけど・・・あ、でも翼は小道具でもつけないと約束してくれれば・・・まだまし・・なのかなぁ?」 西「本当!?やってくれるの!?じゃぁ、これさらに細かい世界観と台本!他の子への橋渡しもよろしくね!」 春「はぁ?!」 春「いや、オレ、頷いてはいな・・・・ちょっとまった。他の子?他の子って」 西「かの偉大な“風の君”の愛し子くん。と、その婚約者の今をみたいなぁ〜って(テヘ)・・・・あわよくば劇に参加してほしいなぁ。 できれば黒白リーダーズで天使と悪魔のトップのキャラをやってほしい!舞台のその中心的な存在には華があった方がいいし(ホクホク)」 春「うちの子とあの子は婚約者じゃありません!!許してないから!!ただの害悪です」 西「ハル君。冗談よ?なにもそこまで真顔にならなくても〜」 春「現在ハジメは害悪になり果てました。ところで今の“カゼノキミ”ってなに?」 西「あれ?しらない?」 春「知っていたら、聞きませんよ」 西「君たちの能力からきた・・・まぁ、二つ名ってやつかな」 風能力者であるハルと、雷の能力者であるカイ。 西「君たちは僕たちが知る中でもかなり長く生きた。誰よりも長くパートナーともにいた。 そんな君たちの在り方は、僕ら獄族たちの憧れだったんだよ」 風の海をつかさどる風神――“風の君”。 水の海の怒れる雷神――“海の君”。 能力をもじってそう呼ばれていた。 〜なぁんてきかされて、照れないはずはない。 もうめちゃくちゃ恥ずかしい。 なんなのそれぇ!? 春「し、しらなかった」 思わず赤くなった顔を両手で押さえて机に倒れ込む。 恥ずかしすぎて死にそうだ。 西「ハル君もしっかり人間だねぇ」 ホケホケと優しく微笑む彼に裏はないんだろう。思ったことを口にしているだけだ。 春「確かに人間に、なりましたから」 西「照れてる君を見るのは、雷神の方の横に立つ君を思い出すよ。あ、霜月の子が生まれるより前かなぁ」 春「その風神、雷神もやめて下さい」 西「え〜事実なのに」 春「二つ名じたいが恥ずかしいです!!!…獄族の時なら “へぇ、そんな名で通っているのか” 程度にしか思わなかったかもしれませんが!“いま”は無理!オレだって人間です!羞恥心だってあるんですよ!本当に・・・もう・・・その二つ名はかんべんしてください」 西「あ!じゃぁ、もう呼ばない代わりに、舞台にでて・・・くれるよね?でないと風のき」 春「わかりました!わかりましたから!やめて!!!」 むかしの自分なら、そんな通り名などきにもしなかっただろう。 同じように昔のカイであれば、「風神雷神ねぇ。悪くない通り名を付けるもんだ」とでも言って笑っただろう。むしろ今でもそう言ってニッカリ笑いそう。 ただし、それはあの当時の、時代背景とか獄族としての感覚だからできることであって。 今だと照れてしまう…!! 恥ずかしいついでに脅されるように、言質を取られ、オレたちは、西野さん監督の壮大な舞台をやることとなった。 + + + + + 拝啓、西野さん。 貴方に頷きはしましたが・・・ 天使や悪魔らしくはわかるんですが。 あまりに。 あまりじゃないでしょうか。 さすがにこの衣装はないでしょう!? 春「爪が長いな〜(遠い目)。なんだか遠いいつかを思い出すような・・・」 零「あーっと、大丈夫かハル?」 春「いや、なんか、コテッコテッの天使と悪魔の姿だなぁと思って。あとどことなく西野さんの趣味というか、獄族仕様な部分があって」 これに羽の小道具背負って演技とかいわれたら本当に死んでいたなと思った。 むしろ、二つ名をばらされた方がましなのではないかと一瞬思ってしまうほどの衣装だった。 とりあえず、外見だけは相変わらずうちの子は天使そのものだったので、シュンの頭を撫でて癒された。 だが、ハジメ。お前はダメだ! どこからわいた。 あと、その手に持ってるのなに?また《一対》のピアスとか。 なにさしだしてんのかなぁ? 始「シュン・・まさしく天使だな!俺とぜひ対羽になってくれ」 春「こうやってどうしようもないアホが発生するからこの舞台やりたくなかったんだよ!」 真っ黒なハジメを引き離し、カイにシュンをあづけて、王様をひきずっていく。 水でも飲んでこよう。 なんか衣装合わせだけですごく疲れるってどういうことなの。 ハジメを拘束したまま、机に用意されたペットボトルをとり、なんだか懐かしい感覚であける。 爪が長いとこういうの開けるの大変だったのを思い出す。 それは記憶が戻ってないメンバーも同じようで、元獄族だった仲間たちも無意識に長い爪のまま色々こなしているのがみうけられる。 恋「ハルさんのフタ開けの上手さwwwwww器用wwwwww」 春「爪長いの慣れてるからねぇ。懐かしいよ」 陽「(苦笑)」 葵「なれる?春さんってピアノ習ってたんですよね?ならよけいに爪をながくしたことはないんじゃ」 恋「それより!もう一回!もう一回!!もう一回やってくださいよハルさん!今度はこの缶でぜひ!」 新「おちつけ、ピンク。何故か俺も得意らしい」 駆「俺もー!ペットボトルも缶も苦戦しない(`・ω・´)」 恋「なん……だと…ものともしてない猛者がここにも!!」 葵「アラタすごい。長い爪でイチゴ牛乳のストローを取るなんて」 新「( ・´ー・`)どや」 春「・・・アラタはちょっと違う意味で器用過ぎない?」 始「………………(どうこの爪で開けてるんだ)」 零「あー。前世人間だと無理だよな。ハジメ、その持ってるペットボトル貸してくれ」 始「そもそも天族は爪が短いから楽でいいよな」 零「えー。そういうのはあそこで花をまき散らしてホクホク顔の監督に文句言ってくれ」 そういえば西野さんも獄族だったんだから、爪の長いときの苦労は知ってるだろうに。 あれ?もしかしてこれは文句を言ってもいいところなのかな? とりあえず。 ねぇ、ハジメ。 君、いつオレの傍から離れたのかな? 許した覚えはないけどなぁ? ――心を揺らす、君がいる 流「なんかグラビのリーダーがプロセラのリーダーを拝みだして、グラビの参謀さんが般若なんだけど。なにあれ?」 星「周り、ドン引きしてる」 英「ふたりとも!み、見ちゃダメ」 柊「あの2人はいつもあんな感じだぞ。仲よきことはいい事だ(微笑み)」 英「シュウ?!」 翼「あれ?なんか風がふいてきない?」 大「室内だぞ」 志「扇風機じゃないか?」 里「この人数だしね(苦笑)」 衛「ひゃー!なんかぞくっとぞくっとしたよ!いまのなんだろコーくん!?」 昂「・・・・マモル。振り返るな。絶対に振り返るなよ(汗)」 衛「え(ちら〜)」 剣「あ!マモル!!だめだって!」 衛「ひっ!?」 涼「あ、あれ・・ハ、ハルさんなの?ま、魔王がいる(gkbr)」 望「あ、やばい感じがする」 空「そ、そのヤバイって、ナ、ナナンデスカ!ま、マサカ“イル”とか!?ひぃー!!やめてよ!!」 宗「・・・・なぁ、グラビのあたりで変な風が・・・」 空「やめて!!」 守「そういえば、なんだか寒いね。隙間風かな?」 空「な、な、何も見えない!何もいない!!」 廉「あのソラ先輩、大丈夫ですか?えっといるのは」 空「“いる”!?いるってなに!?」 廉「あ、いえ、いるのは・・・たぶんツキプロのみなさんだけです。何もいませんよ。ただ」 空「ただってなに!?ややややや、やっぱなにかいるんじゃー!?ひー!!!」 廉「ただ風が・・・」 廉「風がなぜか室内で立派な竜巻になってます」 【オマケ】 ◆ 西野カナタ 「うちの奥さんマジイケメン(*ノェノ)キャー」 ・舞台監督 ・記憶あり転生 ・元獄族 ・属性は木 ・前世は東へふらりと旅にでていたとき、ユウガと契約 ・獄族の記憶引き継ぎに全振りしたせいか、名残は前世の容姿と植物育てるのが上手いくらい ・東京に仕事に来たら奥さんいた ・最初はお友達から ・気づいたら奥さんが外堀埋めてた ・うちの両親ニコニコして大歓迎ムード ・いつ、奥さんと僕の両親仲深まったの??? ・獄族特有の考え方もあれど今は愛妻家である ◆ 西野ユウガ(旧姓:東 ユウガ) 「うちの旦那マジ可愛い( ・´ー・`)ドヤ」 ・舞台構成作家(もしくは舞台デザイン?) ・記憶あり転生 ・属性は土 ・実は力を行使出来たりする ・前世の契約も今世のプロポーズもユウガから ・前世からのホワホワが変わらないカナタに危機感覚える ・前世から変わらぬ容姿、そして外面スキル駆使して外堀埋めっていった結果結婚までゴールした ・ちなみにユウガの友人一同は《彼女は生涯恋人とか興味ない》だと思っていた節あり ・カナタに関しては行動力がスゴい ※獄族は主が結婚しても《魂の繋がりあるしー》なゆるい構えをしている。 ただし契約破棄に関しては人間になっても敏感 ----------------------- |