外伝 ・ も し も 話
[花悲壮] → ツキウタ



【お題】 もしも他グループと寮が同じだったら

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※魔法の国(字の世界)…『漢字名称』
※魔法のない国(零の世界)…「カタカナ名」

<霜月シュン>
・本名「零」
・魔法のない世界の、隼成り代わり主
・【ものの怪】の薬売りの弟子→【P4】主人公成り代わり→一つ前の世界は【黒バヌ】の火神成り代わり
・前世の影響で大食い
・口調がまんま「火神」な外見隼
・魔法?なにそれって感じで使えない
・犬嫌い
・怪奇現象を呼びやすい体質のため、イメージすると異世界へのゲート(inTV)を呼び出してしまう
・“あちら側”では【P4】の技を発動できる

<弥生字>
・本名《字》
・魔法のある世界の春成り代わり主
・二つ前の前世は【復活】超直感引継ぎ
・一つ前の世界は【黒バヌ】の花宮成り代わり
・魔力豊富な世界で、生まれつき魔力0体質
・だれも本名を呼べないので、むかしは《花》と呼ばれていた
・芸名「春」
・前世から変わらず、見えてはいけないものが視える
・世界に嫌われてるのでよく死にかける
・始の魔力で生かされてる
・始は充電器か空気という認識









【ツキノ寮他の階の住人視点@】
 〜 春字 世界 〜



『いやぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!』


朝から寮内に響くは、階下に住まうやつらの悲鳴。
これは発声練習ではない。悲鳴である。

ここはとある芸能事務所所属のアイドルが住まう男性寮。
もちろん音楽に関することではうるさいやつらが多いため、各部屋、寮自体の防音設備は完璧といっていい。
ただし。
外に漏れないという意味ではあって、開け放たれた共有ルームや廊下での大声は、結構建物内部には響く。


『まただ』
『だね』

『下っていうと、プロセラとグラビのひとたちかー』
『あのひとたちってユニットっていう境目が薄いよなー』
『うんうん。一言でいうなら「仲良し!」』
『ライバルっていう認識じゃなくて「まとめて大家族!」みたいな』
『ほんとそれなー』


『っというか、毎朝あの悲鳴って何?』



『朝じゃなくてもよくいろんな叫び声が聞こえるよ(遠い目)』




《隼さん!もういいかげんしてください!次元に穴が開いてますよ!ちゃんとしめないと間違って誰かが落ちたらどうすんですか!》
《春さん春さん春さん春さぁーん!!!どこですか春さん!!!?》
《また魔王に涙が捕まった!!》
《ぎゃー!始さんやめてー!!!!》
《うわー!黒田がホケキョさんたべてるー!!!!!》
《隼の部屋から恐竜が顔出してやがる!!やられるまえに逃げろ!!!》




『ほら』
『あ、ああ。うん』
『なるほど』


『って、だから下では何が起きてるんだ!?』

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【ツキノ寮他の階の住人視点A】
 〜 シュンな零 世界 〜



「この寮の七不思議。知ってる?」
「なんだそれは?」

「雨(もしくは霧)の日の午前0時にテレビがひとりでについてノイズ画面になるんだ」



ハジメ「すみません。コイツ(シュン)のせいです」



「「「え?!!」」」


ハジメ「おまえ、まだ“あっちのダンジョン”クリアしてなかったのかよ。早くボスたおして、元のTVに次元戻せ。真夜中に明るすぎて眠れないだろうが」
零「う・・・うっす。あの、黒月さんにSOSをたのんでも?」

黒「!? 俺をまきこむなー!!!」

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【ツキノ寮他の階の住人視点B】
 〜 シュンな零 世界 〜



「寮に入ってすぐのころの話だが。白い儚い女性が挨拶に来て、ドキッとしたんだよ。まさかラブロマンス!?とか、ときめくじゃん。美人だったし。動きとかすごいしゃなりってかんじで綺麗だし優雅だし!!」
「それで?」

「プロセラの霜月シュンだった」

「あーああ、まぁ。あのひとは容姿が儚いな」
「容姿は、だけどね(苦笑)」
「なんだが―――よく考えりゃ寮だしな、うん。それは良いんだけど、ご存知の通り見た目と違って見事に勇ましいキャラで・・・・・・・・・・俺のトキメキ返してください(涙)・゚・(ノД`)・゚・。と思った」

※挨拶の際の零は、霜月シュンとして、嫡男としてのスキルをフル活用しました。
ちなみにハジメも一緒に挨拶周りしてました。

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【ツキノ寮他の階の住人視点C】
 〜 春字 世界 〜



ゲンドーポーズで悩む少年が一人。

『どうしたの?』
『弥生さんているだろ。グラビの』
『グラビのマネさんもだけど。眼鏡の人ってみんな穏やかでやさしいよね〜。もちろんうちの眼鏡もwww』
『やよい、弥生・・うん?あ、そうそう。眼かけたほんわかしたひとだよね』

『ほんわか?
めっちゃキレながの目つきで、眼鏡かけてなくて、変な服着てたんだけど・・・あれでホンワカ?』

『え?』
『それ、別の人じゃ』

『グラビのひとたちがめっちゃ慌てて変な服着て出ていこうとするひとを「春さん待って!」ってとめてたんだが』

『え』
『あれ?弥生さんて眼鏡・・・かけてるような』
『かけてたよ。なくても一応見えるって聞いたことあるけど』

『じゃぁ、あのおっかないの誰!?』

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