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[花悲壮] → ツキウタ



【お題】 〈恋忘れ草〉について

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※魔法の国(字の世界)…『漢字名称』
※魔法のない国(零の世界)…「カタカナ名」

<霜月シュン>
・本名「零」
・魔法のない世界の、隼成り代わり主
・【ものの怪】の薬売りの弟子→【P4】主人公成り代わり→一つ前の世界は【黒バヌ】の火神成り代わり
・前世の影響で大食い
・口調がまんま「火神」な外見隼
・魔法?なにそれって感じで使えない
・怪奇現象を呼びやすい体質のため、イメージすると異世界へのゲート(inTV)を呼び出してしまう
・“あちら側”では【P4】の技を発動できる

<弥生字>
・本名《字》
・魔法のある世界の春成り代わり主
・一つ前の世界は【黒バヌ】の花宮成り代わり
・魔力豊富な世界で、生まれつき魔力0体質
・だれも本名を呼べないので、むかしは《花》と呼ばれていた
・芸名「春」
・前世から変わらず、見えてはいけないものが視える
・始の魔力で生かされてる
・ロジャーという蝶は字の魂と連結している存在(現在、始に張り付いて魔力を常に供給してもらっている)
・ロジャーがいないと情緒不安定になる
・始は充電器か空気という認識









【〈恋忘れ草〉ってどう思う?】
 〜side シュン成り代わり世界〜



零「〈恋忘れ草〉?あれな。すっげー色っぽいとおもった」

ハジメ「あれは男が着るにはどうなんだ」
ハル「ちょっと恥ずかしかったね。でもあそこまでやったからには売れるといいな」

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【〈恋忘れ草〉ってどう思う?】
 〜side 春 成り代わり世界〜



字『ああ、あれねぇ。すごい服だなぁって思ったよ』
始『ああ、あの撮影の時な。あれな。あれはないなーとおもったわ』

字『動きづらいよね』
始『思わずひくよなアレ』

字『え?求めてる答えと違う?そんなこといわれても。
始との体勢について、なにかないのかって?
・・・普段からあんな感じだし。ほら、始って存在感ないから、押しつぶしてることたまにあるし。
え?存在感あるって?
えー。うーん、まぁ、そういうことでいいよ』
始『俺が言ってるのは服じゃないぞ。春が眼鏡をしてないことへだ』


始『あまりああいう撮影は好きじゃないな。なにせ――』





始『春が何もない場所を見つめたままだったからな』

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【〈恋忘れ草〉撮影するぞ】
 〜side もしもが交差した世界〜



始『〈恋忘れ草〉の撮影をダブル俺たちでとるぞー』
ハジメ「っと、ここまでは問題なかったんだがな」


零「うばっちゃった〜!ハルの本体〜♪」
ハル「あ、目が悪くなるから!視力のいい人がかけちゃダメだよ!!」
零「どうせ撮影の間は外すんだろ。ならいいじゃん♪」
隼『ふふ。ハルの眼鏡とはいえ、僕が眼鏡をかけている姿を第三者視点で見れるなんて、これはこれでいいね』
始『おい、こらそこ。遊ぶな』

零「………あ、やべ」

ハル「シュン?」
零「ハル〜・・・“目があった”から返すな」
ハル「!?ちょっと待って!!!今どこ見てたの!?むしろ何を見たの!」

零「俺は何も見ていなかった。そこには“誰も”いないのだから」

ハル「問題発言!」
ハジメ「つか、あっちの春もなんかみてんぞ。あっちは眼鏡なしだが・・・」

字『ジーーーッ』
零「どうしたんすか?」
字『なぁ、アレ』
零「あぁ、さっき眼鏡を借りたらナニカ視えたやつですかね。アレどうするんすか?今は視えなくても視線めっちゃ感じるんすが。 こっち見つめられてますよね?」

ヨウ「うわっ…なんてもの二人見つけるんだよ」
陽『!?こっちの俺は何を見てんだ!!?』
ハジメ「だからなにが見えるんだ?」
ハル「(遠い目)・・・ナニカいるのか」

始『おい春のやつ、また“なんか”みてやがる』
隼『あははは。おもしろいことになってるねぇ。やだやだ、悪い気配がするねぇ』
始『面白いものが見えるなら俺にもみせろ。ずるい』
隼『うーん。あれは君が見ていいものじゃぁなさそうだよ?今回はあきらめてね』

涙『春、猫みたい』
イク「そういえば猫って、たまに何もないところみつめって固まってたりするなぁ」
涙『いまのヤマトみたいに?』
ルイ「あ、ヤマト。待って」
郁『なぁ、そっちのルイが、春さんたちの視線の先に向かって歩いてくんだけどとめなくていいのか?』

陽『こんなかで、いるっていうナニカみえてんの誰だよ!!!つかなにみてんのあんたら!!!』
ヨウ「あ、俺みえてるぜー」
陽『もういやだ!早く帰りたい』


恋『うちの春さんは裸眼であらぬモノが見えるけど』
コイ「うちのシュンさんはメガネをかけることであらぬものがみえます』

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【〈恋忘れ草〉の撮影すんだろ!!】
 〜side もしも「太極伝奇」の記憶持ちのシュン成り代わり世界なら〜



零「じーー <●><●>」

ハジメ「おーい、シュンが厄介事を“視てる”ぞ。誰か止めろよ」
カイ「あー、またか。見えてるってことは、怪異また呼び寄せて、どっかのTVの中がダンジョン化してるんじゃないか?」

ハジメ「助けろ笹熊!厄介ごとはごめんだ!!」

カイ「ここはあの世界(前世)じゃないから、笹熊を呼んでもこないからな。落ち着けハジメ」
ハル「昔(前世)と違って見えないから共感しづらい」
カイ「むしろハル。お前、眼鏡なくて普通に見えるもんさえ見えてないだろ。現状」
ハル「あ・・・どうりでぼやけると」

ハル「むー。爪があったら一撃でたおすのに」
ヨウ「そういえば始さんの笹熊って、たしか札持ってて術つかえたっすよねーハジュだっけ?」

零ハジメハルカイ「「「「・・・・」」」」

ハジメ「なぜおまえがそれ(前世ネタ)を知っている」
ヨウ「え?あれ?言ってなかったっけ?俺も覚えてますしwww」


「「「「えええええええええええええええええええええーーー!?」」」」


ヨウ「だから今でも“視える”んですってwwwだって俺、“あちら側(霊とかと同じ属性陰)”の生き物(獄族)でしたし!」



カイ「ヨウが記憶持ち・・・まじか」
零「なんか場違いな場所で新事実が発覚した・・・(遠い目)」
ハル「・・・はっ!?あ、あれ?そういえば、これって〈恋忘れ草〉のときの話をしてたはずじゃ・・・」
ハジメ「ふー・・驚きすぎていろいろふっとんでたわ」

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