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07. バトル、スタンバイ? |
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『』…白黒世界 「」…アニポケ世界 デ「じゃぁ、審判は僕がやるね。準備はいいかいふたりとも?」 ア「もちろんよ!」 2『よくはないんだけど…まぁ、いいわ』 デ「それじゃぁ」 2ア『「バトル!!」』
side 男主人公な『夢主1』強制連行されたがやる気満々のキボゴと戦うこととなった。 よりのヒュウでは不正がありかねないからと、ジムリーダーであり公正な判断ができるデントが審判をすると言い出した。 勝手に言ってやがれこの口先緑。 貴様はオレの次のターゲットだ。 優しいのはその髪の色だけだな。 そんなデントに苦笑しか返さないサトシ。なんかいろいろ言っても無駄だという空気が漂ってますよ。 1『もしかしていつも“ああ”なんですかあのひと』 サ「えーっと、そうかな。実はおれもデントには最近会ったばっかでさ。 でもはじめにあったときからフレーバーとか言って、いつも騒がしいかな。 あ。そういえばアイリスのキバゴは、はやくオノノクスに進化したいんだってさ。が相手をしてくれたらきっとそれに一歩近づけるな!」 ヒュ『誰かポケモンの言葉がわかるのか?』 サ「こないだデントのジムに挑んだあとに、町にピンクの霧がかかって、それが夢の研究場跡地にいたムシャーナのせいだってわかったんだけど。そのときキバゴの夢を見る機会があったんだよ」 ヒュ『へぇ。おもしろいなそれ』 思うに少し歩けばその姿がありありと見えるあのサンヨウシティで出会って、あげくからまれたのではないだろうか。 それでデントがそのままサトシについてきたとか。 うわ。会ったの最近過ぎるっしょそれ。 だってサンヨウシティ・・・・・・見えるし!! オレは視界にソレがはいらないように視線をそらし、とアイリスのバトルをみる。 観客であるヒュウやサトシもオレの動作にひかれるように、闘志を燃やしまくっている女子組をみやる。 サ「なぁ、キョウヘイ」 1『なんですかサトシさん!』 サ「・・・って強いのか?」 同様にポカブが物凄い火花を鼻からだしている。 アイリスは目先のことばかりに目が言って気づいてないみたいだけど、すでにキバゴが "サイ" のまなざしにひるんでいる。 あ、この構図。なんか怖いわ。 サトシの顔が引きつってるのもよくわかる。 1『ん〜。時と場合によりますね。特に今日のように“ポカブ”一匹では…』 ヒュ『そうだな“エンブオー”がいたらともかく』 サ「ん?はエンブオーも持っているのか? あ、そういえばさっき別の世界では旅をしてたみたいに言ってたっけ」 ヒュ『こちらのはなしもちゃんと聞いてくれてたんだサトシ。おまえ案外いいやつだな』 どうやらサトシはオレたちの話をきっちりきいていて、別世界の人間であると認識して会話をしてくれているようだ。 それに比べてアイリスって大丈夫だろうか? ちゃんと向こうで旅をしてたって――言ったよなオレたち。 それなのに、ポカブ化した "サイ" にキバゴをぶつけるとは。 人の話、ちゃんと聞いてなかったんじゃ。 しかもに関しては、ジムめぐりの旅をしていたと告げてあるのに。 デントによる『時を超えてきた未来人説』はギラティナの件で覆されてるし。 オレが【キョウヘイ】であるというウソ以外は、なにも偽りは述べていない。 つまり彼らはが現役チャンピョンであるとかをぬかせば、ほとんどオレたちのことを知っているのだ。 オレがカントーフェチであることも承知なのだから。 なのにに挑むなんて・・・。 オレが結末の見えた戦いにため息をつこうとしたら、サトシがキラキラと目を輝かせてオレにこえをかけてきた。 サ「ヒュウさんもキョウヘイもこっちにはつれてきてないポケモンもってるのか!?みてみたいなぁ。違う世界のポケモン!」 世界は越えてもきっとポケモンは同じだ。 『違う世界』というより、『違う地域のみたことないポケモン』――が言葉的には正しいかな。 ヒュウは苦笑だ。 ヒュ『ヒュウでいい。わるいなサトシ。おれたちは目的があって、それぞれ二匹しかポケモン持ってきてないんだ。おれはジャローダとレパルダス。キョウヘイはリオルと黒いの。はエンブオーと…。まぁあれはいいか』 サ「黒いの?」 ああ、たしかに。見せるの抵抗あるよね。 トウヤさんだって移動によく使ってたし、当代チャンピョンはレシラムとキュレム持ってるのはTVで放送されるほど周知の事実だっから、あちらの世界ではだれも気にもしないけど。 普通は伝説連れてるなんて言わないよね。別の世界なら余計にさ。 言葉に困っているヒュウの気持ちがよくわかる。 1『がいいっていったら、あとでサトシさんにはお見せしますよ!とってもいい奴なんですよ!ボク、ストーカーに追われてて、残りのポケモンたちはそのストーカー対策に協力してくれてるんです!あとであってみてください!もちろんほかの人には秘密ですよ』 サ「本当か!楽しみだなぁ。みたことないポケモンってウキウキするよな」 ピ「ぴ、ぴかちゅう!」 1「ですよね!ボクもカントーにいってイッシュにいないポケモンに早く会いたいですよ」 そもそもの目的、それだったし。 っていうか。 なんで異世界まで来ちゃうかなぁ。 ******** きっとは、今、こう思ってるに違いない。 ――強引なバトルとはいえ、やるからには勝ちたい。 とね。 双子のオレが言うんだから間違いない。 バトルが始まって、は一つ息を吐いて "サイ" を見つめた。 レ(体格を生かした技は今は除外。今まで経験した技は "サイ" も覚えているならまずは炎がどれだけ出せるか) 身体が縮んだ状態で、 "サイ" がどれほどの技が使えるか。 もしかする身体の退行にともないレベル交代も起きている可能性が高い。 だからは様子をうかがっているのだろう。 だからアイリスから仕掛けてくるのを待っていたようだ。 現にバトル開始合図が降りた途端しかけたのは、アイリスだ。 アイリスの先手で、彼女はキバゴに攻撃を仕掛ける。 それを見ては "サイ" にどう指示を出そうかと視線を向ける。 けれど "サイ" はそのの不安そうな視線に、いつもより鼻から強い火の粉を出して「いける」と強い視線で頷き返している。 もそれに少しほっとしたような表情を見せる。 ア「キバゴ〔ひっかく〕よ!」 ヨチヨチヨチ〜とくるキバゴの攻撃を見て、がすこしばかり拍子抜けしたような顔をした後、気持ちを切り替えるように指示を出す。 2『 "サイ" 避けて。〔おにび〕っ!』 サ『ぽか!?』 2『え!? サイ!』 あんな目をつぶっているような歩きでは、〔でんこうせっか〕なんてはてしなくむりだとばかりの、歴戦の戦士でなくともよけられるだろうと思えたキバゴの攻撃だったが、とびだそうとした "サイ" が突如つんのめってこけてしまい、痛みはなさそうだが、キバゴの攻撃があたってしまう。 ペチペチという音がして、ひっかくにもなってないその技にいらだつように、 "サイ" が鼻から火の粉をはいて相手を威嚇さして遠ざける。 どうたやら "サイ" は身体の大きさがあまりに違うせいで、間隔が追い付かないようだ。 まず二本足で立とうとする。 あれはエンブオーであったときの名残だろう。 あわてたが、四足歩行よ!と指示をしている。 おかしな指示だが、いまは最善の指示だ。 それをおかしそうに笑う緑と爆発頭は、あとでガムテで口をふさいでやろうか。 オレの殺気を感じてか、隣にいたはずのピカチュウが逃げ出している。 サトシなんか、苦笑を浮かべてオレに落ち着けとばかりに、頭をなでてくる。 ショック!!! サトシに頭なでられたよ! たしかに身長が一番小さいけど!小さいことに定評があった成長しないアニポケ主人公サトシになでられるなんて! 子ども扱いされてる!? ヒュウなんか、そんなオレをみて「ぐふ」とかわらってるし。 なにこいつ。 すっかりこの世界に来てから笑い上戸になっちゃってさ。 元の世界に帰った時もしょっちゅう笑いすぎて払いためるんじゃないの?どうなっても知らないぞ。 わしわしとサトシに頭をなでられたことで、なんだか怒りも覚める。 さすがはポケモンホイホイ。たくさんポケモンをもっているだけあって、撫で方もうまい。 悪くない感覚にそのままなでられると、とアイリスのおかしな悲鳴が聞こえた。 ア「が、がんばってキバゴ!進化するのが夢なんでしょ!そっちは岩よ!」 キ「きば?」 ポ『ぽか!ぽ、ぽかぁ・・・』 2『サイぃ!?ま、まって!そっちは!きゃぁ!!』 ポ『ぽか!?』 距離感を掴めず転ぶ "サイ" 。 つんのめってふらふらしていたらのほうへ炎が向いていた。 しかもキバゴは目をつぶって攻撃をしている――岩に。 ヒュ『・・・思うに二匹ともはじめから体力付け直したほうがいいんじゃね?』 1『なら、ボク、協力しようかヒュウ兄ちゃん? "リィン" は進化拒否してこのままなのできっと変化による異常はないし。レパルダスとか "サイ" とか、ツタージャとか』 むしろこの世界にいる間身を守るすべとして鍛えてやるよと、内心思っていたのが伝わったのか、ヒュウが顔をひきつらせて「遠慮します」とか言ってきた。 いじめないさ。 いじめなんかしないのに。 キャーキャーさわがしいおかしなバトルをしていても、次第に慣れ始めたのか、四足歩行でドッシリと立ったポカブ。 それにこれならやれるとばかりにがこぶしを握り、再び〔おにび〕を命じた。 またふらっとはしたが、その勢いで体勢を立て直し、ポカブは〔おにび〕を放とうとした。 のだが―― ブスンっっ!! 大きく息を吸い力込めた火は、形にならず大きな音とともに煤だらけになった。 ヒュ『今回のはにとってヤバい状態か』 1『ボクたちの中じゃ、が一番進化前と進化後の体格の差が激しいポケモンを多く扱うからねぇ〜』 っていうか、ポカブにエンブオーの技使わせるってどうなんだろう? 今の状況じゃLVが後退しているのかもわからない。 やっぱり体力をつけなおすのが先か。 っと、なると。ヒュウやが嫌がろうと、あとであいつら仕込もう。 2『もうちょっとよ!サイ!もう一回〔おにび〕!』 ア「ちょっとぉ!ポカブが〔おにび〕を使えるわけないじゃないの!エンブオーに進化してないのに気が早いの?それとも知らない?今の段階なら〔ひのこ〕が限界でしょ!」 デ「そうだね。サトシも面白いバトルをするけど。サトシのポケモンはそれができる力量をもちあわせている。 でもそのポカブをみるかぎり、君にはまだその技は早いんじゃないかな」 調整を繰り返すと "サイ" にブーイングがとぶ。 デントなんか顎に手をやって考えるそぶり。ソムリエだから? いや、そのキラキラオーラうざいし。 ヒュ『エンブオーなのにな』 1『エンブオーなんだけどな』 オレたちは思わず二人して同じことを呟く。 特に "サイ" は、オレの料理の手伝いをポカブ時代からやってくれていたので、たぶんほかのポカブより火(炎)調節は得意のはずだ。 ポカブの段階で、木の実を適量適度に上手く焼けるようになっていたくらいだ。 コツの掴みが速かったんだけどなぁ。 でもあの鼻から出てる火の威力をみるに、たぶんレベル交代は起きてないんじゃないか? ただ "サイ" の場合は、身体が縮んだことで、威力の強すぎる技を出すのに踏ん張れるほど体重がないせいでバランスがとれなくて不発するだけで・・・。 とりあえずあっちのキバゴもだめそうだし。たぶんあのキバゴ、まだまだバトルにはいれるだけのレベルもなければ、度胸もないでしょ。 それにと "サイ" も不調だし。 今回のバトルはこれ以上は無理だな。 そうと決まれば、はやめにこんな女子同士のいがみ合いを何とかしよう。見るに堪えがたい。 オレはサトシたちがとめるのをきかずに、女子同士のバトルに割って入った。 1『ごめんね!今日はとりあえずここまでにしようふたりとも!ほらもう夕方だしおなかへらない?』 普段なら、「双方とまれ。飯だ」とか切って捨てるオレが、なぜに笑顔を振りむいてお子様言葉で、むちゃくちゃなバトルに割って入らねばならないんだ。しかも“一人称ボク”とか!! 普段って、オレ、あんまり笑わないよな? 無理やり入ってポカブとキバゴを抱き上げて、バトルもなにもなってない現状を止める。 そんなオレにまたヒュウが腹を抱えて笑って姿が目に留まったけど、それにはため息ひとつついて無視しておく。 サ「そうだぜ!まずは飯にしようぜ!腹が減ってはばとるもできないってな」 サトシがナイスフォローをして、あとを追いかけてくる。 そのままオレの腕の中にいる "サイ" とションボリとしているキバゴの頭をなでるサトシは、やはり優しい人間だろう。 しぶしぶながら戦闘態勢を解いたがオレから "サイ" を受け取り抱き上げる。 バトルもまっとうにできないくせに、消化不良だとばかりにもポカブになった "サイ" もすごく不満そうにオレをみてくる。 それをなだめようと口を開きかけたところで ア「まぁ、今日のところはやめてあげるわ。は初心者だし仕方ないわよね〜。まだまだ経験が少ないんだし」 デ「そうだね。基本を覚えてきたほうがいいよ」 高飛車な二つの言葉が飛んでくる。 ヒュ『怖いもの知らずだなぁあいつら。そもそも何をもってしてが初心者って言うんだ?』 オレもそう思うので、呆然とアイリスとデントをみているヒュウに頷いておく。 だってって・・・オレたちの世界の現役リーグチャンピョンだよ。 あの四天王倒した後にバトルを挑むにはきつすぎる女No1だぞ。 そんな最強の女に対してなんて恐ろしいことを軽々というのだろう。 知らないって怖いなー。 サトシとピカチュウなんか、の表情を見た途端抱き合って青い顔でふるえてるぞ。 今のは、〔がまん〕でもして大技でも出しそうな勢いだ。 ポケモンじゃなくて自身がな。 2『さっきから聞いてればぁ・・・。あなたたち!ひとのはなしきいてたの?なんで私が初心者なのよ!』 デ「え、だって君はポカブ一匹しか持ってないんだろう?それに指示もあのポカブがついていけてないし」 デントがさらりと言う。 の手持ちは(表向き) "サイ" 一匹しかいない。 これはカントー地方のポケモンをゲットしに行く目的ゆえだった。 が、アイリスとデントの中では『手持ちポケモン(未進化)一匹=初心者』という図式らしい。 まぁ、さっきの戦いをみると、そう勘違いされる可能性が高いのは否めない。 だけどさっきオレたちは自分の世界で旅をしてきたことを告げたはず。 本当にひとのはなしをきいていなかったのか。 なんだか泣きそうなキバゴをよしよしとあやしながら、雲行きの怪しいや緑とアイリスさんの偽物から距離を置く。 2『何度も言ってるじゃない!私たちは向こうで旅してきたって!それのどこが初心者なのよ!』 ア「ポカブの技もわからず、エンブオーにならないと使えない技をいうんだもの、みてるこっちが呆れちゃうわ。ポカブはドラゴンタイプじゃないけど、私はバトルの先輩だし、教えてあげるわ」 デ「そうだね。たびをしたから強いと思うのは思い過ごしだよ。はまずポカブが出来ることを覚えないと」 2『!!!!』 先輩風を吹かしてアイリスは言い。 それにを困った子でも見るように見るデント。 がコータスだったら背中から大噴火してそうだよ。 あんな戦えもしないキバゴでしかけてきたくせにあのアイリスなにを威張ってんだろう。 彼らの頭の中にひろがる、連鎖式がどこをどうつながって今の結論になったのかがすごく気になって、オレは悪口を言ってる主人を悲しそうに見つめるキバゴの頭をなでながら首をかしげる。 サ「あ、あのさ」 ふいに服ガクッと引っ張られる。 視線を向ければ、肩にピカチュウを乗せたサトシがたちのほうに視線を向けたままこちらに恐る恐る声をかけてきた。 1『どうかしましたかサトシさん?』 サ「さっきからのポカブの様子おかしくないか?・・・なんか怖い」 1『サトシさんはよく見てますねぇ』 サ「え?」 ピ「ぴか?」 ヒュ『うわぁ、あんなサイを見るのは初めてだぜ』 1『そりゃぁ、怒ってるからでしょう。怒ってる人ってのは大概怖いもんです』 の腕の中にいるポカブは、先程からどす黒いオーラを撒き散らしている。 否、どす黒い黒煙をブーシューブーシューと鼻から出しまくっている。 しかも目がつりあがらんばかりの敵意の塊をアイリスに向けているのだ。 〔こわいかお〕ですね。わかります。 まぁ、ポカブやエンブオーとかが使える技じゃないので、ただ怒っているだけだろうけど。 ちなみに "サイ" に関して先に言っておくと、彼の鼻から黒煙が現れるのは決まってパートナーであるが馬鹿にされたときである。 ア「そのポカブかして。私がポケモンボトルの方法教えてあげるわ」 1『あ…』 リ『くぅぉん・・・』 キ「きばば!?」 ヒュ『うぉ!?逆鱗一直線!?』 サ「ア、アイリスぅ・・・」 ピ「チャァ〜(ガタガタ)」 "サイ" に触れようとしたアイリスの手を、その "サイ" みずからが思い切り叩き落とした。 そんな "サイ" にヒュウとオレは思わず心の中で拍手を送った。あと炎タイプに真正面から挑む無謀な少女の勇気にも。 っていうか、オレの腕の中。 なんか冷たい。 視線を下げると、必死にアイリスに手を伸ばしているキバゴが、ボロボロ涙を流している。 それを見て、何かがぶちりと切れました。 1『Silenzio!』 大声で叫んだのは、前世でよく使用したイタリア語でした。 おっと、やべ。 ちなみにStai zittoは「黙ってなさい!」という言う意味で、こっちはもっと直球「だまれ」という意味である。もっと悪い口調で言ってもいいけど、直訳されると悲惨な単語しかないのでやめておこう。 こうしてたまにイタリア語がでるのは、オレたち幼馴染の間ではなじみ深いのでスルーでよいのです。 いまのなにと振り返ったアイリスに、泣いているキバゴをおしつける。 ア「キバゴ!?どうして泣いてるの!?あなたなにかしたの!」 1『自分のポケモンのことも面倒見切れてないやつが人のポケモンに手ぇだすんじゃねぇよ』 まったくもー。生まれたてだろそいつ。 そんなやつにを対戦相手として選ぶこともそう。 そんな不安定な子を置き去りにしてほかの子を育てるなんて発言もばかばかしい。 ふと周囲を見渡せば、とヒュウがやっちゃった〜とばかりの顔でこっちを見てるのに対し、アニメ組は変なものを見るような顔でこちらを見て凝固している。 うん。 1『どうかしましたか?』 と、準髄無垢な笑顔尾を浮かべてみせる。 ニッコリ笑って、【キョウヘイモード】へチェンジ!! もうやめたらそれといわれてもこの猫を外す気はない。 ******** 1『さぁさぁ御飯ですよ。いっぱい食べてくださいね!』 "サイ" とヒュウのツタージャ(にもどった元ジャローダ)に手伝ってもらって作った、オレ特性晩御飯ですよ。 視界にサンヨウシティが映るのが嫌で(そんな近くに町があるのに野宿を選ぶ子供たちの気がしれず)、ちょっと進んで脇道に入って森の中。 ただいま四次元リュックやショルダーバックからいろいろ取出し、簡易的なパーティ中です。 あのあと?ずっと【キョウヘイモード】ですが。なにか? そうそうやっぱりヒュウのポケモンもちびにもどってしまっていて、みんなうまく身体を使えずよろよろだった。 なので訓練もかねて、みんなに技を出しながら料理を手伝ってもらった。 まずみんな歩き方の練習をしてもらった後にさっそく技の練習。 ツタージャにもどった子には、つるのむちをうまくつかってもらって物を運んだりしてもらう。もちろん慣れてない身体ではすぐにこけたりしてしまうがそれはそれ。普通にうちのリオルさんに〔かげぶんしん〕でサポートに走ってもらいました。 "サイ" には炎の調整を兼ねて鍋をふるうときにコンロ代わりになってもらってます。 ここまでは以前の旅でもやっていたので、すぐに感覚をつかんでみんな技をうまく使えるようになってきた。 オレたちとの旅がはじめてのチョロネコ(元レパルダス)には、〔きりさく〕で食材を切ってもらった。 ちなみにみんな身体が縮む前におぼえた技はしっかりつかえてた。 はそれだけでは不満なようで、ポカブの身体でも使えるようにと技マシンで今のポカブ状態で生かせそうなのを覚えなおさせていた。 ポカブだった旅を始めた当初も上手く木の実などを焼けるようになっていたくらい "サイ" はコツの掴みが速かったため、今回も火(炎)調節は的確だった。 2『――というか、ポカブの時より火力が上がっている』 あっはっは。それはそれでいいよねぇ! オレが底の深い大鍋を振るえば、その下で楽しそうに火を噴くポカブ。 が何とも言えない視線を料理するオレたちにむけるが、ノープロブレム。 大きな鍋に豪快に踊る具材、そしてポカブではなかなか見れない迫力ある火というより炎。 ころぞオレがおとめていたものだよ! 1『やっぱり、中華には火力が大事だよな!』 ヒュ『レ、レパルダス。あ、いまはチョロネコだけど・・・ツタージャまで!!! おまえ。おまえぇ。どうしておれの言うことは聞いてくれないのに。そいつの言うことは聞いてるんだよ!』 2『ヒュウ君。わたしのサイなんか、みて。もうコンロだよ』 サ「・・・なぁ、デント。ポケモンの炎って料理に使えるのか?」 デ「たぶん無理だよふつうは。ものすごいコントロール技術がないと無理じゃないかな。 彼らはときに数千度の炎をあやつるポケモンだっているんだよ。野菜を焦がさないなんてそんな器用なこと」 サ「やってるけど」 ア「木の実は生のほうがおいしいのに」 1『たとえおいしくてもそれだけではだめに決まってるじゃないですか!食べてもらう人の体のこと、栄養面などを考えて作るのが料理というもの。ただうまければいいってもんじゃないんですよ!』 料理もできず旅をしようとするとは。 ちなみに木の実で作ったジャムをソースにして、炒めものを作っています。 あとはコンソメをかるくいれて、スープもつくってみました。 【オマケ】 この日以来、 "サイ" は(緊急時以外)モンスターボールに入らずピッタリとの傍から離れなくなった。 アイリスがに近づこうものなら威嚇をするのが当たり前。 にもかかわらず、当の本人は、嫌われてるのは、の育て方が悪いとか――いろいろやっちゃってる自覚がないようで、なんども "サイ" から火の粉(技ではないほう)をくらっている。 ちなみにオレ、この世界に来てから売られた喧嘩は買うことにしました。 降りかかってきた火の粉?余裕ではらうよ。バトルという形でさ。 凶悪万歳!オレの料理あがめろー。 なんちゃって。 教区番組もとい世界的ポモンアニメを黒くしちゃだめだよね。 気を付けるよ。 ・・・・・・ん? ふと思ったんだけど。 この世界は本当にアニメの世界なのだろうか。 だって、こんな暴言とか軽く吐くやつしかいないアニメって・・・。 教育的にダメだろ? お子様番組のトップを行くポケモンがそれでいいのか!? |