有り得ない偶然 Side2
++ モ.ノノ怪++
03. 見るな危険!乙女には秘密がつきもの
-- side夢主2 --
それは一度は望むもの――
「・・・帰って来た?」
お気に入りで使い続けている家具
見慣れた間取り
頭が理解するより自然と馴染む居心地
全て、元の世界・・・自分の部屋だった。
「戻って来れた――の」
どうやって帰って来たか
あの世界が夢だとしても
どうやってあの爆発現場で無傷なのか
何故、デパートでなく自室なのか
疑問は沢山あるけれど、一時頭の隅に置きあまりの懐かしさに泣きそうになる。
というのも束の間
「ほぅ 此処が さんの部屋・・・ですか」
「うぉえっ!!」
何故ココに薬売りさんがいらっしゃる!
「ふむ。やはり百年以上先 となれば 随分 様変わりする」
ジロジロ見られ、瞬時に背中に汗が伝う。
(ヤメテ!い、一般女性と明らかに違う部屋なんですからっ(汗))
部屋をまとめる家具と色合い意外に、女性らしさがないオタク部屋なのですっ←
人によってはインテリアや嗜好はそれぞれ・・・とかいうのはこの際無視して、私個人のイメージだと、普通、成人女性の部屋内に堂々と漫画やゲームにガンプラ等とか置いていませんよね〜
(※家族にもオタクだと隠してない人間)
唯一の救いが、部屋を綺麗にしてある・・・とはいえ、これが現代の女性部屋と思われたら
私は申し訳なさで一杯になるっ。
「これは私の場合であって、平均的な女性の部屋とは違いますからっ」
「そう なんですか」
「えぇ・・・っ」
「ちなみに コレ は 」
そう指をさした先には、製作途中であろうミニ薬売りさん(紙粘土)が――っ(一気に蒼白)
「見ないで下さいぃぃ」
パシャッ
「へ?――あれ」
(私の部屋は?)
一瞬で切り替わった内装。しかし、徐々に理解する。
(・・・・夢オチか!)
そういえば、自分が見る夢の大抵は五感があるんだったと思い出す。
あまりにもリアルで混乱したが、今自分が見ているのが借りた宿の天井だと認識。
パシャッ
「うわ・・・っ?」
眩い光と音の方向を見るとデジカメを持った薬売りさん。
「―――何シテラッシャルンデスカ」
「さんが 魘されていたもので 『しゃったーちゃんす』 かと」
ふらっしゅで気づかれてしまいましたね。うっかり うっかり と言っているけどワザとですよね!
(デジカメの操作を習得して、すぐに使用するなんて薬売りさんなんて恐ろしい!)
しかも自分を撮ったアホ面など、とっとと消去せねばっ
「消してください・・・っ」
「さて、どうしたものか」
顎に指を優美に添える薬売りさんの姿は様になっているが、その顔はイタズラッ子モードの笑みorz
「時に」
「見ないでくれ とは どう言う夢 をご覧に?」(ニッコリ)
「!!?」
どうやら、なにかのスイッチが入ったようだ(ガタブル)