←有り得ない偶然 | Side1



+ Side1:5つ目の世界線 +


【めぐった世界】
うえきの法則ヒロアカぬら孫灰男東京アンダーグラウンド幽白ガッシュ

【夢主の設定】
・転生を繰り返す。
・いまいちなクズ能力
※小さい光が舞う→後光→飴が珈琲味になる→水が火傷しない程度に温かくなる→カラがするっとむけるようになる→触れたものをつるつるつにする能力


----- + ----- + ----- + ----- + ----- + ----- + -----


【ダイジェスト本編】

■1 うえきの法則
UFOにさらわれそうになっていた牛に驚き、転んで頭を打ったあげく死んだ夢主。
新たに生まれた夢主が、自分が転生したと気付いたのは、車にはねられそうになっていた老人を救ったことがきっけだった。
たぶん車のライトが、死因であるUFOの光をほうふつとさせたせいだろう。

そして老人を救ったつもりだったが、なんとそいつは痴呆の徘徊老人などではなく、神様候補生で、しかも老人でさえなかった。
そもそも神候補とはなにか。
神の座を巡り、神候補の天界人が自分の選んだ中学生に固有の特殊能力(一人につき一つ)を与え、他の神候補の選んだ中学生と戦わせる。最後に勝ち残った中学生の担当神候補は神に、中学生は「自分の好きな才能を何でも手に入れられる『空白の才』(くうはくのざい)」を手に入れることが出来る。というもの。
つまり夢主が"能力"を与えるにふさましい人間か試すために、老人は車の前にいたのだという。
自作自演なので、車は幻覚とかなんとからしい。
「いやいや、神様だろうが候補生だろうが、ひとまず人を試すためにあんたが死のうとしちゃだめだろう」
夢主は思わず、目の前の神様候補生の頭を軽くぺしりとたたいた。
「幻覚だよ?」
「それでもやめろ。ふつうに見てるこっちの心臓に悪い。あと人死にを目の前で見せられた時のこっちの気持ちを考えろ」
なお、はげた老人であった神様候補だったが、老人の姿は幻覚だったとのこと。つやつやの黒髪美青年へと姿が変わっていて、いまとなっては頭部は輝いていない。

そして夢主には「両手を頭部より高く持ちあげて広げれば、光が舞う」才が与えられた。

神候補の特性が、光の反射であり、光を屈折させることで幻覚を生み出していたらしい。つまり与えられる能力もそれに付随するものになってしまったとらしい。
しかも夢主は光と相性がいいらしい。
はっきり言おう。前世の死因と先程の車にひかれそうな現場が目に焼き付いているせいで、「光」へのインパクトが強すぎたせいだと思われる。

なおどんな光がでるかというと、小さな紙吹雪ぐらいの光が舞うだけだ。誰かの目を光で焼いてホワイトアウトなんて芸当さえできない。
それはもうマツ●ンがサンバを踊っているときに上から降ってくる金の折り紙のごとく。
まさにあれの実体のないバージョンである。
マツ●ンの横で一緒にサンバを踊りなさい。と、神に言われているかのような能力だった。

「意味わからん。ってか攻撃力皆無なんだけど!?」
どう戦えと?
「まぁ、がんばってよ」と神候補の青年に全振りされた夢主は、大きくため息をついたのだった。
やる気があまりにない神候補に、「お前神様になりたくて候補生になったんじゃないのかよ」と思わず突っ込んでしまったが、「悪いことを考えているやつが神になって、そんなやつから命令されたくなくて候補を引き受けた。良識ある候補が神になってくれれば気にしない」のだという。正論ではある。正論ではあるが…
お前も頑張ってくれよ!むりだよぉ〜。光を屈折させて幻覚魅せるとか光をともすぐらいしか能力ないもんwwときた。
夢主は紙吹雪のような光で、神候補たちに選ばれた中学生たちと戦う羽目になってしまった。
「まぁ、一度戦って負ければ能力は消えるんだったか。それでいこう」
「うわ〜。僕が言うのもなんだけど、やる気ないねぇ君」
「いや、やる気以前に、戦う術がないので仕方ない」
「それもそうだねぇ〜。のんびり生きたいねぇ〜」
「ほんとそれなぁ」



■2 僕のヒーローアカデミア
死んで気づいたら、これまた新しく生まれていた夢主。
人工の半分以上が個性という能力を持って生まれる不思議な世界。
夢主の個性は、拍手すると後光がさすというもの。

そもそも前回はの能力は、能力を授かった側も能力を与えた側もやる気がなかった世界線なのでしょうがない。
ぶっちゃけ前世では、サンバのポーズをしないと光が舞わなかったし、むしろ光の強弱もつけることもできず、操ることもできなかった。それを考えると、今回の能力のほうが格段に使い勝手がいい。
わざわざ恥ずかしめのサンバのぽーずをとらなくていいし、光の強さを音で自在に操れるのだから最高である。
この能力が前世の段階であれば、一回戦敗退などせずもっと戦えたのにと歯ぎしりをする夢主だった。

さて個性と呼ばれる異能力――夢主が検証を重ねた結果、この光は、どうやら自分の鳴らす音の強弱によって光の加減変わるようだ。
ただし後光というだけあって、剥げてもいないのに「頭頂部の背後に」光の輪っかが浮かび上がるだけだ。
今度はマツ●ンの横でサンバを踊るかわりに、仏像の横で拍手でもすればいいのだろうか。

特に強い個性でもないので、このまま平凡に一般人として暮らそうとしていた夢主だったが、親が勝手にかのヒーロー養成学校もとい雄英に願書を出してしまった。願書の代金がもったいなくて試験を受けることにした夢主は、おへそから光線をだす同系列の個性の持ち主を発見。光の能力持ち二人は意気投合し、入試試験挑むのだった。

始まったの筆記と実技試験。実技では、「仮想ヴィラン」を倒すという試験内容。「仮想ヴィラン」には、それぞれ1P、2P、3P、0Pとポイントがつく。その倒したヴィランポイントの合計を競うというもの。
しかし発光系で攻撃能力のない二人には、この課題は不利。しかもロボットの数には制限がある。受験者と数が合わない。「ポイントと試験生に合計があわなくないか?」「つまり実技の課題は“たおす”だけじゃないってことだよね」「さらにロボは頑丈だ。必ずしも金属を倒せるような強い個性持ちがいるともかぎらない」と違和感を覚える夢主は、ロボットを倒すことよりも人命救助に回ったのだった。
のちにこの実技の判断基準が「ヴィランpt」(撃破)と「レスキューpt」(救出)の合算点から算出されていたと教わる。

そして発光系二人は、なんとか合格ラインに到達し、雄英に入学が決まったのだった。
なお、おへそからのビームを出す青山 優雅は、ヒーロー科のA組へ。夢主はB組となった。

「あれ?そういえば、自分は別に雄英志望ではなかった気がする」――なぁ〜んて事実は、ヒーローになりたがって、A組でなくても食らいついていたB組のメンバーと普通科のメンバーに悪いので心のうちにとどめた夢主だった。

「あ、鉄になる君とそっくりな能力なのがA組にいるよ。自分も同系統の能力の子がA組にいてね。入試のときに仲良くなったんだ。きっと君も仲良くなれるんじゃないかな」
同系統の子がいると仲良くなれるよね。
なれるか!!とはB組総意のツッコミである。
そもそもA組から落ちてしまった時点で、A組に波ならぬ闘争心を抱いているのがB組メンバーである。仲良くなれる道は、普通に考えて遠い。

なお、この世界では、ヒーロー名もコスチュームデザインも必須だった。
ヒーロー名?イヤだなぁそんな恥ずかしい名称。つけるのwww
とか思っていたら、ガチで強制だったので、いそいでヒーロースーツのデザインを考えることになった夢主だった。
なにこれ恥ずかしい!めっちゃ恥ずかしいなこの世界! しょうがない!しょうがないから恥を忍んでデザインもしたし、ヒーロー名も付けたよ!ただし夢主にネーミングセンスはなかった。そのためヒーロー名は友人にほとんど考えてもらったのをまんま採用している。
なお、能力の補助をするサポート道具というのを作ってもらえるらしい。
夢主の個性は、背後というか主に頭付近が光の輪がでるだけなので、起動スイッチである手のひらを強固にするためサポート科にサポートアイテムとして手袋を頼むことにした。大きな音が出たら、今まで以上にめっちゃ発光できて、相手の目つぶしにもなると思ったんだ。とのこと。
そして手袋がメインであり、身体ラインがきっちり見えるのは本人的にはNGであったため(なんなら顔出しもしたくない)とのことで、手袋が大きいピエロの仮面の完全ピエロ姿になった。ヒーローらしさはどこにもない。それでいいのか!?とクラス中が戦慄したが、夢主は衣装に関してはゆずらなかった。

夢主のヒーロー名は『クラップ・ループ』。
clap=拍手
ループ=輪。これは夢主の後光が直線状ではなく、輪の形で出ることから。

ピエロから後光がさすとか。なんか某ホラー映画イッ●のようだ。B組のクラスメイト達から悲鳴が上がった。ヴィランより怖いわ!とのこと。
やはりコスチュームはピエロではなく、仏像にでもした方がよかったか。そうつぶやいたら、「そのうちなんらかの宗教の御神体になってそうだなお前」と、担任に言われた夢主だった。
当然そんなものなるつもりはない。

「それにしても面白い。てっきりヒーローを輩出する優秀なクラスだからA組だと思ったけど、彼らも自分らと何も変わらないよね。 ほら、透明人間の彼女なんて透明なだけでそれ以外は普通の女の子だよ。自分と同系統の彼なんかおへそから光線を出すだけだし。つまりA組っていっても個性の強さでクラス分けをしたのではなく、彼らの努力の結果でA組にいるってことだよね。いいねぇ、そういう実力主義、嫌いじゃないよ。あ、いや、違うかも。A組はイレイザーヘッド(個性を消す能力持ち)が担任なんだから、個性を扱いきれていない者か強すぎる個性もちや問題児をまとめて集めただけかもしれない。またはいい風に考えるなら、実力主義でクラスが決まったのではなくて、入試の際の"ヒーロー(救う者)"としての心のありようがクラスを決めているのかも。どうなんだろう?
当然、クラス分けの正確な基準や詳細をいち生徒には教えてはくれはないよねぇ先生」
「あ、ああそうだな」
「そうだともそうだとも。当然自分も学校側の判断なんか知るわけないけどさ(笑)
結局のところ、これってさ。強力な力がなくても、誰だってA組(ヒーロにもっとも近いクラス)になれたってことだよ。イコール、誰だってヒーローになれるんだ。え?言葉がつながってない?いやいやそんなことはないさ。A組だからと、うらやんでくすぶっている君たちの誰にだってA組を超えたヒーローになれる可能性があるんだって話だよ。クラス分けなんて只のきっかけさ。結局は自分の能力をどう生かすかってこと。
ああ、そうか。本当は個性がなくても"ヒーロー"って、実は誰にでもなれるんじゃない?どう思うみんな」

夢主的にはヒーロー科A組にはいれたからといって喜んだりうらやんだりする意味がわからない。だから誰でもわかるように、現状からわかる推論をのべ、A組をうらやむB組や普通科メンバーに、ライバル視する必要も恨む必要もないのだと、「努力すればそれは将来実るのだから」と事実を突きつけたにすぎない。

だが今度は、御神体ではなく、なにかの教祖になりそうといわれた夢主だった。
夢主は教祖にはならない(笑)



■3 ぬらりひょんの孫
ヴィランの空間移動能力に巻き込まれた挙句、空間の狭間に落っこちた夢主は肉体が消滅してしまう。そして次元も飛び越え、別の世界で新たに誕生した夢主は、今度は人でさえなかった。この夢主は99年以上の歳月を経たアイロンである。100年目にして捨てられた夢主は、その瞬間に付喪神となり「夢主だった記憶」とともに自我が覚醒した。
温度も痛みも感じないから、熱には強い。アイロンだから当然である。
そしてぶっちゃけできることは少ない。アイロンの付喪神であるため、触れた場所の“布”のしわ伸ばすぐらいしかできることはない。
なにせアイロンなので。
今日も奴良組のやろうどもの衣服にアイロンをかける夢主だった。
え?主婦層に大人気で一家に一人はいてほしい付喪神だって?当然だろう。アイロンですのでwww



■4 D.Gray-man
黒髪のきれいなリナリーという少女の双子の妹になった夢主だった。
家族と平穏な日々を送っていた夢主だが、ある日姉がブーツのイノセンスに選ばれてしまう!?これのせいで兄が泣き、教団という怪しい集団がおいかけてきて、もう家族はバラバラで大ピンチ!しかも年を重ねるごとに、聞き覚えのある名前と姿をもつ人間たちが増えていく。そのことからこれはきっと原作のある世界だろうと気付く。 だが、それがどうした。大好きな姉と兄と楽しく穏やかに暮らしたいだけだったのに!っと、歯ぎしりをする夢主。
イノセンスというか、教団というかAKUMAをうみだす伯爵にというか。イノセンスだから神だから正しいとほざく世界がわるいというか。イノセンスって神の使徒っていうか、もはやなにに怒ればいいのかわからなくなった夢主。夢主はイノセンスを神からの祝福ではなく、つけたらはずせない呪いの装備のたぐいと認識した。
家族がバラバラになったなにもかもの「原点はどこだ!」と激怒した夢主は、前世での個性が使えないかといろいろ試し……イノセンスに適応してしまった。
嘘だろ!?なんでや。
手にした飴がかならずコーヒー味になるイノセンスとか意味が分からない。
AKUMAに飴を食わすか、珈琲を飲ませろと? つまりは飴を食べたAKUMAを祓えると。そういことらしい。
なお、このイノセンスを得る経緯はもっと最悪で、教団につれていかれた姉との面会が叶ったときのことだ。すっかり笑顔も消え失せてしまった姉を元気づけるために、夢主は必死にためたお小遣いで買ったお菓子もとい飴を手渡したのだ。それをたまたまおとし側にいた見張りの教団員がうまいこと空中キャッチしパクリと食べた――ところ、絶叫を上げてAKUMAが姿を見せ消滅した。 教団の関係者のいる研究施設にまでAKUMAが入り込んでいたことに、周囲は大騒動になりその施設は閉鎖となった。
なおこれが夢主がイノセンスに適合が判明した瞬間だった。
すぐに妹までイノセンスに適合したと理解してしまった姉の悲鳴はひどく、さらに絶望しきった姉の顔は一生忘れないと夢主は思った。 やはりAKUMAより先にイノセンスなんて作りだした神が滅ぶべきでは? もう一度言う。意味が分からないイノセンスだ。前世でへそから光線を出す能力を持っていた友人のほうが使える能力だった。
だが、その飴の効果はとんでもなく抜群だった。体内からAKUMAを破壊するのだ。AKUMAが敵うはずもない。
しかもAKUMA以外には、珈琲味と味と感じ、消化しきるまでの間はAKUMAからの攻撃を弱体化するバフがかかった。いろいろイノセンスに関して意味が分からないことが多いし、ツッコミどころは山を越えるほどあるが、兄姉たちのためだと腹をくくる夢主。戦力を得たことで、ついに夢主もAKUMAとの戦いに参加を決めたのだった。
なお飴は自作するようになった。ただしどうしても珈琲味にしかならなかった。
夢主の味覚は若干麻痺しつつあった。
なお、原作が始まりアレンが来た瞬間に原作知識がよぎり、リナリーを泣かす男だと判断し、即座にぶん殴った夢主はきっと悪気はなかった。殺意はあったが。
AKUMAの呪いをうけたアレンに飴を食わしたらどうなるのだろうとひそかに飴を手渡そうと試みるも、姉に阻まれ最後まで夢主がアレンに飴を渡すことはなかった。



■5 東京アンダーグラウンド
平成現代日本の東京に、秘密の地下世界が存在している。地下世界から逃げてきた2人の美少女との出会いがきっかけで、地下世界の陰謀に巻き込まれることになった男子高校生の冒険譚。人工物に囲まれた照明に乏しく薄暗い地下世界が舞台。主人公および地下世界の登場人物たちは、地水火風などといった何らかのエネルギー(属性)の力を操ることのできる能力者という設定で、主人公らはこの力を武器に戦い、戦いを経て仲間を増やしつつ、連れ去られたヒロインを取り戻すため、地下世界を支配している勢力に立ち向かっていく。

無敵のケンカ王と呼ばれる高校生、浅葱留美奈(あさぎ るみな)はある日、「公司(カンパニー)」と呼ばれる地下社会から脱走し地上にやってきた2人の少女、「生命の巫女」であるルリ・サラサと、その護衛役チェルシー・ローレックを匿う。ルリに一目惚れし、知られざる地下世界の存在と彼女らの事情を聞いた留美奈は、逃亡中に傷つき疲労した2人を助けるために公司からの追手と戦おうとするが、呆気なく命を落としてしまう。しかしルリの不思議な能力によって蘇生し、その結果として風を操る能力を手に入れる。 能力を操って戦うことができるようになった留美奈は、チェルシーと共に公司から向けられる刺客たちと戦っていくが、次々と現れる敵に追いつめられ、ルリは再び地下世界へと連れ戻されてしまう。留美奈はルリを救うべく、チェルシーや友人の五十鈴銀之助と共に地下に乗り込む by Wikipedia

――そこのどこに夢主がいたって?
今度の夢主は地下世界の住人だ。この場所では、誰しもが必ず一つは超能力のような魔法のような能力を使える。ただし風の能力者はいない。それはここが地下世界で、空気が停滞した地下世界だからだろう。さて、そんな誰しもが一つは属性能力を与えらる場所で、夢主の今回の能力は「手の中の水がお湯になる能力」である。なお、発現時はずいぶん遅く、留美奈一行が訪れたのがきっかけだった。おとずれた彼と家族がやりとりをしていたため、その前に入れていた飲み物がすっかり冷えたことに気付いた夢主。冷え切ったそれにがっかりしつつ夢主がマグカップをもったとたん、湯気がでた。なんとカップの中の飲み物が温まっている。それに冷え性だった夢主は喜んだのだった。
そうこの夢主、ぶっちゃけ主人公と直接邂逅することはなく、ただ遠目で「空をとべるのいいな〜」とみていただけである。
「火傷しない程度に水を温める。これいいね」
省エネになりそうとほくほくする夢主だった。家族に暖かい飲み物を飲ませてあげられるようになったので、ひどく喜んだのは言うまでもない。


■6 幽遊白書
蟲寄市近辺で特殊な能力を持つ人間が出現する事件が次々と起こる。それらは魔界と人間界を繋ぐ界境トンネルが開く予兆であった。界境トンネルを完全に開き、人類抹殺を企む元霊界探偵・仙水忍。その計画を阻止するため、仙水に協力する能力者たちと、幽助たちは死闘を繰り広げる。 by Wikipedia
――に、とくにかかわることなく、今度の世界は空が高くて広くて最高!と、平平凡凡と生きていた夢主だったが、運が悪いのかいいのか夢主は蟲寄市に住んでいた。蟲寄市の中学生で、海藤優の実の弟である。そんな夢主が家族団らんで黙々とカニを食べていたら、するっと足のカラがはずれ、なかのお肉がつるんとでてきた。不思議に思いもう一度カニの足をもてば、足のカラだけするっとはずれる。「ああ、なるほど」そう自己完結した夢主は、今度はクルミをもって来て軽く引っ張ると、切れ目でもあったかのようにこれまたするっと割れてカラははずれた。中の実は無傷である。
能力の発現であった。これには海藤もびっくり。手にしていたカニをポロっと落としてしまったのは言うまでもない。
「カラと思うものを綺麗にむく能力」を得た夢主は、その後家族が無言で奮闘していたカニの甲羅すべてむききり、あっさりと肉をとりだし家族には大絶賛された。優以外に。
なお、なんと兄もまた「禁句(タブー)」の能力者だった。禁句の能力とは「○○を言ってはいけない」と指定しなければ領域が発動しない。領域内では暴力行為が見えない壁で阻まれ指、定された言葉を発した者の魂が奪われる。といったような能力である。
夢主いわく「蟲寄市付近ではこういった超能力者がけっこう多発してるみたいだね」「蟲寄市の“地下”になにかあるのかなぁ」と、突然能力が芽生えたことも気にせず楽し気にわらいつつ、カニをムキムキしつづける夢主。深い意味などなく、ただ前世地下住人だったせいで地下を強気プッシュする夢主だった。突然の能力の発現さえまったくきにもしないし、あげく意味深なことを口走る実弟にびびる海藤。だが夢主の言葉で、自分の能力と彼の能力の原因に思い当たる海藤は、独自で調査を始めることに。
海藤が幻海経緯で幽助たちと出会ったあとも、戦いのときも、「カラと思うものを綺麗にむく能力」しかもたないただの中学生な夢主のことは巻きこませまいと、幽助たちにも夢主のことはだまっていた。おかげでそのあとも夢主が原作に巻き込まれることはなく、「労せずして海老を向けるのもカニをむけるのもクルミをむけるのも最高!」とテンション爆あげしていた夢主であった。なお、蜜柑やリンゴといった果物系はカラではなく皮と認識しているためか、むくことはできなかったらしい。ライチ以外。
そうして今回も夢主そっちのけで、主人公たちの物語は勝手にすすんでいく。そうして幽助一行と海藤たちと仙道たちの物語ははるか地下から地獄、魔界へと影響を及ぼしていくのだった。
「ねぇ優兄ぃ。優兄ぃのお友達の幽助さんって何度死んでるの?あと魔族だってよ」
「まて。お前なんでそんなことまで知っている。…そういえばお前能力発現時、地下がどうとかって。あの段階でもうすべて知っていたのか!?まさか二つ目の能力か!?」
「え。違うけど?能力は一つ。ただ漫画にねー、そうあったなぁって"今"思い出しただけ。ところで魔族って何?地獄って本当にあるの?」
「なんの漫画だ!!!」
「幽助さんが主人公の漫画?」
「あるか!そんなもん!」
「それもそうだね。じゃぁ変な夢でもみたってことで」
「かるいなっ!」
「だっていまのは夢の話でしょ。なら軽く流しても問題ないでしょ」
「……最近の中学生意味が分からない」
「自分的には優兄ぃの能力も意味が分からないよ。こむずかしすぎ(笑)」
「だからなんでお前がオレの能力を知ってる風なんだ!?」
「さぁ、夢の話だよ。夢のね。あ、そうだ優兄ぃ、今度はエビピラフを作ろうと思うけど、あ、栗ご飯もいいかも。どれだけ食べれそう?」
「米をおかずに米を食べようとするんじゃない!」
「じゃぁ海老天にしようか。むきがいがありすぎて最近海老をいっぱい買ちゃったんだよねぇ。お母さんってば、カニが楽に食べれるわってそっちも結構買ってくるし」
「かあさーーーんっ!!!!?」
夢主は原作を知っているらしい?っが、それはさておき、夢主は今日もするっとカラをむくのにいそがしい。



■7 金色のガッシュ!!
カラ向きの達人として過ごしていた夢主が、今度は魔物のこどもとしてうまれた。
魔界でのんびり平和にくらしていた夢主だったが、王様を選ぶためにと人間の世界に本とともに送られてしまう。自分より穏やかな性格で争いごとが嫌いな魔物の子供は強制的に戦うように別人格を植え付けられていた。バトルは必須だった。
そんななかで夢主の能力は「触れたものをつるつるつにする能力」である。
触れた場所を「範囲」とし、その表面のすべり具合を変化させる――というもの。滑り具合は呪文の強さで変化される。決して触れたものの性質を変えるようなものでもなければ、触れたものを動かせるわけでもない。ただちょっとすべりがよくなるだけである。なんなら地面を滑るようにしたら、地面の凸凹に引っ掛かって撃沈。なんならちょっと出っ張った岩のせいで大けがする始末。本来なら氷の上で使えばスケートを長く楽しめる程度である。なのに魔物の王様を決める戦いに巻き込まれるとは、なんてついてない。夢主のため息は、本の主となった人間にも感染した。 なにせ本の持ち主とどれだけ絆を結んでも、滑りやすさが増すだけで、相手をこけさせるぐらいしかできないのだから。
「これ、建物の廊下とか滑りやすいようにした方がいいんじゃない?磨きすぎで転びます!って言われても信じられるよ」
「じゃぁマスターが対戦相手をおびき出してよ?」
「ああ、そこからしないといけないのか。僕ただのガリ勉二浪生だよ?相手がめっちゃ手ごわい攻撃技もってたらどうするのさ」
「え〜。それ言うなら自分はただの友達とスケートで遊びたかっただけの魔物こどもだよ?」
「ついてないなー」
「お互い様だねぇ」
「「はぁ〜」」
結果、本の魔物の子との戦闘において夢主は主の策により二勝するものの、その後あっけなく敗れて強制送還されてしまったのだった。
ぜひ、残った子には頑張ってもらいものだ。

のこった魔物の子が、優しい王様になってくれるらしい。

「ガチで優しい王様期待!戦闘能力皆無の我々にも優しい世界を作ってぇ〜!損で一緒にスケートしよう(遊ぼう)よ!」







←有り得ない偶然 | Side1