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01. 伝説のはじまり |
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こどもたちは彼を伝説とたたえました。 トキワの森で、彼に救われた小さな黄色のこどもはただひたすら赤い人を追い続けます。 たった十歳でチャンピョンさえも押さえ込み、世界に名をはせた少年がいました。 ひとりの黄色いこどもがあこがれた少年は、後に伝説といわれました。 しかしその人の声を聞いたものはだれもいません。 少年は話すことも感情を顔に出すこともない静かな存在でした。 それはまだ少年少女たちが子供だったころの物語。 そこには希望があふれていて、子供達はまだカントーという小さな地域だけを世界と考えていた時代。 ――10歳になり、赤色の少年はポケモンをつれて旅立った。 |