有り得ない偶然 SideW
++ 序 章 ++




第1話 終わりの記憶



すべてが終わった日。友人と二次創作やファンタジーな話で盛り上がり、喫茶店で楽しく話していたのだ。

友人は同じ習い事と同じ部活の後輩ちゃんだ。
そしてオタク仲間としてとてもファンタジーな意見がよくあった。話していてとても楽しかった。

今日もその友人と遊びに出かけていたのだ。
っが、突然轟音が聞こえ、なにかが体に当たった。
死んだな。と思うほどの衝撃を身体に受けたのだ。
ただその瞬間に意識も吹っ飛んでいたので、その衝撃が厚さ何岡圧力なのか痛みなのか…そういうのはわからない。





-- side夢主1 --





ジブンの人生はたいしたことはない。
そこらの事務職員を生業にしていた女で、どこにいでもいるオタクどうように漫画がや本が好きだった。
短気で飽き性で、苛烈で。性格はねじ曲がっていた気もする。
ルールのない世界にとばされたら、敵と判断新たものに容赦するつもりはないし、自分が後で裁かれないのなら、残虐非道なことも常識的ではない生存方法だって躊躇なくやってのける自信がある。生きるのに必死なのだ。
そういえば、“ナニカ”人に見えてはいけないものが見えていた気がするが、あれらは視えていただけだ。“この身が生きるための”害にはならなかったのでなかったことにしよう。
どこかに名を残すような人生ではなかった。
まぁ有名になりたいと思うどころか、上昇志向も褒められたい欲求などもなにももちえなかったんだが。
つまり、炉端の石のように、世界に影響を与えることはなく、普通の人間でしたかなかった。

そういえば友人からは、細かいことばかり気にする論理的思考でジブンの説明は長すぎるとはよく言われた。
システムを組んだり、プログラムを作ったり、科学実験は好きな方だったので、理数系ではないかと自分は思っていたけど。
長話をするということは文系だったのだろうか。
そっかー会話は長めだったが。次に人生があるなら気を付けよう。

・・・いやまてよ。
ここまでいろいろ考えられるという時点で、ジブンは“思考”している。つまり次の人生どころか、死んでいないのではないか?

うっすらと目を上げると、見知らぬ天井らしきものがみえる。
目がかすんでいてほとんどわからないが、あんなランプはしらないし、周囲の人間?ぽいものたちの髪や目の色があざやかすぎる。
日本人ではないかもしれない。

そしてその世界で生まれてから時日がたち、目も明確に視えるころになったころ、自分の周囲に人外のようなものたちや怪獣のようなものもいて、世界にはハンターという職業があることをしる。

結局のところ、ジブンはあの謎の衝撃のあと、本当に自分は死んでいたらしいと思い知る。
思考が続いていたのは、その直後に別ん世界で誕生したからだった。

いまは『アザナ』という以前と同じ名を子のせいでも貰い、この世界で新しい人生をすごしている。


ただし、この世界で生き残るためには、自分も力をつけないといけないようだ。
凶器をもった母とおいかけっこをしたり、肉食な恐竜たちからの恐怖のかくれんぼをしたり、武闘家な父と殴り合いや刀のぶつかり合いしたり、鱗や角のある人外な姿をした親戚のしりぬぐいをしたり、人殺し中の師匠のもとにとばされたり……あれ?なんだかよくわからないけど日常を振り返っていたら涙が出てきた。









夢主1が死をこえ、誕生をはたしました---転生完了。








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