『ザ・ロストタワー』
- N ARUTO -



10.きらめく星の輝き・・・





 地上に瞬く星はあなたの涙をぬぐってくれた
けれど星は空に輝くもの
ねぇ、もういいでしょう かえしてあげて

あなたが本当に願っていた星たちの笑顔を
まだみぬ あたなのしらない真実のこの『街』を――

みて

そのこころを ひらいて
めをひらいて

きちんと前を向いて みて・・・





『あなたには大切なひとがいますか?』

 むかしそうたずねた者がいた。
聞かれた者は「あたりまえだってばよ!」と即答で答えた。

『たとえこの命、誰かの命を潰してなりたっているとしても、大切だと思えるこの想いはオレのものだ。だからこそこの想いにこたえるんだってばよ!』

ちいさな金色は笑いました。
問いを投げかけた雪のような少年は小さくわかるような気がしますとうなずいた。

それは遠い未来であり、遠い過去の記憶・・・。





 たいせつな たいせつなこと――

 だからひとはすすむ
だれもが たいせつな“想い”をその胸にいだいているから・・・

デ モ ・・・

アナタは偽りの中
人形のまま


目を 閉ざし続けるの?



ほんとうの光は――
そんな目に見えるものばかりではないはず


ほらのばされたのは きんいろの・・・・・・












まわりをみて――
見えていると思っていたものが、本当は見えていなかったりするから・・・








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