【締め】その後の展開〜次の世界へ |
〜その後の展開について〜 夢主たちは湿地に到着。 ついたところでヒソカが試験管ごっこを注意されている間に、ハンゾーによっこらっしょとだきあげられて「ん?」となる夢主。 なんでだ?とおもっていれば、そのまま第二試験への会場へむかうことに。 「おい、こらハンゾー。なんでオレは担がれてるんだ?」 「親父さん、湿地に一歩入ったとたん沼とかにはまりそうだから」 「いや、たぶんそこまでどんくさくはな・・・たぶんないと思うが」 「じゃぁ、体力なさそうだし。とちゅうで何度かヒソカがあんたのこと運んでたし?」 「・・・・いや、男どもの加齢臭?体臭?あれにやられて気持ち悪くなって・・・」 「体臭!?お、おれは忍として匂いは残さないように親父に言われていて(gkbr)」 「いや、ハンゾーはそれほどくさくは・・・さすがはプロだな。無臭最高。他のハンター志願者どもの臭さと言ったらないな」 「あんた犬か?」 「匂いに弱いだけだ気にするな」 「で?なんでオレは運ばれてるんだ?これは試験的にありなのか?」 「うーん。いいんじゃねぇか?乗り物に乗っていけないないというルールもないみてぇだし。ってぇことは、俺が運んでも問題ないだろ。まぁ、楽になったとおもえばwww」 「それもそうだな。次の会場までよろしく頼む」 「おう!まかしておけって!」 この世界の人間の体力って本気でおかしいよなぁ〜と思いつつ、運んでもらう。 俵抱き。 ハンゾーの肩から背後をみつつ、霧が濃くなって悲鳴が聞こえてくる。 ヒソカの殺気がやべぇなぁ。って思う。 なんでヒソカはあんな殺人狂いの戦闘狂ピエロになったのか。 うちの息子がすみません。とちょっと視えなくなった背後に目礼した。 ハンゾーがちらっと夢主を見るが、夢主は「オレは関与してないぞあれ」と視線を逸らす。 だってこの時代の自分は死んでいるらしいので知ったこっちゃない。きっとあんな凶悪に育ったのは、両親がおかしな育て方をしたせいに違いないとちょと思っている。 第二会場へ到着。 ひとまず第二試験では、ハンゾーの横で料理を行う。 ただし試験管のメンチに対して、ずっと静かにぶちぎれている夢主。 「食材を無駄にするなんて!!」 「一度飢えて何も食べれなくなった時に、我が子に「パパー僕それでいいよ?」と足元の雑草を指さして言われてみろ。ものすっごい罪悪感わくから!!」 こういう回想があった↓ 「あ、ああ。ごめんな今日もお前にご飯食べさせてやれそうもない」 「平気だよ。僕、お腹すいてないから!それにほら!この草食べれそうじゃない?」 お腹すいてないはずないのに! そう言って笑顔で何でもない事のように子供が指差すのは目の前で揺れている草。 そこにあるのはたかが草だ。 果実も実もなにもない。 けれどそれだけでも食べれるだけいいとこどもは言う。 こんなおいしくもなんともないもので、はらがみたされるはずもないのに。お腹がすいてないはずなにのに。 こどもはニッコリと笑顔でそう言ったのだ。 「あんなことされて平常心でいられる親がどこにいる!?」 ――とか、ぶちぶちいいつつ猪を調理したり、すしネタつくったり永遠とブツブ文句を言いながら料理をする。 「あんた、なんで飢えを体験してるんだよ。家の裏は商材に事欠かない山だったはずだし、仕事して金もあったはずだろ(顔ひきつり)」 「仕事だ。仕事をして子供を連れて行ったんだ。近くに山も街もなにもなかった。金が意味をなさなかった。 しかも砂漠地帯だった。人もいなくてなぁ。死にかけているところ息子に同情されて親としてやべぇとあの時自覚した」 「もっと前に自覚しろよ!」 「…街についたとき、商人がたまたまいて、なぜそんな無謀な砂漠越えをしているんだと怒られた。水はあったんだ。 小さな子供まで連れて、それだけでどうにかなるわけないだろとさらに怒られた。 息子に同情した商人が、ガムをくれた。ガムはほら、後々食べずに捨てるだろう?しばらくまっとうに飯を食っていなかったし、胃の負担にならず、かつ美味しいものを。ということでくれたんだが、その小さなガム一つで息子がとんでもなく喜んでいてな。味がある食べ物って重要だなってしった。いままでは食えればいいと思っていたから裏山の怪物どもも焼くか切るかで終わってた。生きるのには口に入れば見た目も形も味も気にする必要ないと、気にしたことなかったんだ。それで料理とか学ばなくて・・・たかが小さなガムで喜ぶ息子をみて、これはダメなんだなと愕然とした」 「食は見た目、味、栄養がそろってのジャポン文化!それが食だろ!!口に入れれば何でもいいって・・・あんた、それ…あんたの子育ての仕方がおかしいどうこうの前に、あんたを育てあげた価値観おかしい!シノビの俺よりハードな暮らしでもしてたのかよ」 「ああ、本当にその通りだった。そこらの草をむしって入れるのも、肉を焼いただけとかだめだ。だからそれ以降オレは常に香辛料を持ち歩いている!」 ハンゾーがこの会話の後に、チラっと奥の方で料理に挑んでいるヒソカへ視線をむけ、気付いたヒソカが「何も聞こえません◇」というふうにプイっと視線を逸らす。 「あんたの息子、なんか物凄くかわいそーなことになってるぞ。まじめに育てろよ!あとあんたは味覚をただせ」 「ただしたとも!だからどんなものでも食えるように料理をまなんだんだよ!!オレが!!!」 「それであんたあんな職業に!(美食ハンターを名乗りつつ、なぜか珍獣ハンターあつかいされてたのはそういう理由かよ!!)」 「そうだ!すべては息子に美味しいご飯を食べさすため!飢えしらずで子供を育てるためだ!!!なんでも食ってやろうと狩りまくったな」 (食への意欲が珍獣ハンターって名称につながってやがる!!!) っということで、メンチが寿司を作れと言った段階で、ハンゾーが「寿司はこういうものだ!!!」と叫ぼうとしたのを横からケリを入れて黙らす夢主。 「こんなものくえるか!」と魚げてもの料理を投げ捨てたときには、食にうるさい夢主の怒りメーターがフル稼働中。ハンゾーはとなりでビクビク。夢主の殺気が痛いぃ(涙) メンチが「わり、もうお腹いっぱいで食べれない」と言った告げた瞬間には、怒りメーター大爆発。 「残すなら最初から指示出すんじゃねぇ!!!!」 どっかの忍者の食堂のおばちゃんのように激怒!「おのこしはゆるしませんで!」モードになったあげく、夢主は手にしていた包丁と横のブースのハンゾーの包丁をつかんで本気でメンチに投げつける。2本のナイフが投下されたー!!! それが投げられた影響で、他の受験者が投げた包丁だかナイフに途中で当たりそれは吹っ飛ばされ元の人間の足元に突き刺さり、勢いをなくさないまま夢主が投げた包丁はメンチの真横にドカッ!とつきささる。 ぶっちゃけこれにより、殺気だっていたメンツが全員殺気を引っ込めて怯える。スンて真顔になったのが数名(夢主の正体を知るヒソカとハンゾーとメンチとブラハ)。 (あ〜先輩をおこらせてしまった!ど、どうしようブラハ!) (今のはメンチが悪いよぉ〜!あのひと、食にはうるさいって有名じゃん!) (そうだけど!そうだけど!!!) 「珍獣ハンターだろうが、美食ハンターだろうが、金を稼ぐハンター様になろうが興味はないが。雑魚ども大きな口でほざくんじゃねぇ!!三枚におろして食うぞ!!珍獣ハンター志望?はっ!それがどうした!危険な目にあうのがハンターだけだと思うなよガキどもが!!お前らはほんとうの飢えをしらないだろう!?金をどれだけ持っていても役にたたない瞬間って知ってるのかよ!!食料を持たずに金塊もって砂漠でのたれ死ね馬鹿どもが!!その魚だって、お前ら試験管がまっとうな指示を出していれば、ちゃんと食えたものを!こいつだって食材になったのを!生ごみ同然にさせやがって。もったいない!!飢えて死ぬ寸前を味わえよ。砂漠にいるサソリでも草でも塩がひとつまみあるだけで美味いもんに変わるんだよぉ!!!さっきの猪の丸焼きだって!!!内臓を抜けよ!血抜きしろよ!!皮ははぎとれよ!泥をあらいおとせよ!香草でも腹につこっめよ!感染予防もしろよ!!塩だけでも振りかけろよ!!そういうちょっとのことでそこにあるものは美味くなるんだよ!!食えるもんになるんだよ!!それをためぇらどんだけ無駄にするつもりだぁ!!きいてんのか、あ゛あ゛?」 っと、ノストップで説教開始。 途中から試験官のメチとブラハだけではなく、この会場にいた全員に矛先が移動し、たじろぐ奴らを夢主は気にもせず説教。 「お前の料理の腕は最悪だ」から始まって「生の生きている魚を口に突っ込まれたくなかったら魚を殺せ」となんとも言い難い感じで料理の指導が開始される。 なお、反抗しようとしたものはヒソカもゴンもクラピカも含めて全員が、ブチギレ状態のままの夢主によって、生きたままピチピチしている魚を口に突っ込まれた挙句、お櫃の酢飯に顔を突っ込まされ、しまいにはひざがっくんされている。 そうこうしている間に状況を把握していた会長が飛行船で笑いながら現れ、ひとまず全員不合格とか無しで「クモワシのたまごをとりにいこう」と言う原作通りの流れになる。 飛行船の中でもプンプンな夢主。 めちゃブラハとメンチに説教をし続ける。 クモワシのたまごのゆで卵の話は、あっさり原作通りすすむ。 第三試験会場。トリックタワー。 開始の合図で、一歩踏み出したとたん穴に落っこちる夢主。 かなり落下した後、とまる。そこからは「念をしっているもの限定の試験」が開始。 障害を乗り越え、まっすぐ進み、なんだかんだあって、途中でヒソカと合流。ふたりでゴール。 数日間待たなきゃいけなかったので、塔の最下層にあった待合所。の横にあったトイレや風呂やキッチン。そこで身内の分の料理をしてだしたりして、塔の最下層からいいにおいを塔中にひろめさせるという悪行を行った。塔中に飯のいい匂いが広がるとかわかっていてやった。飯テロの威力思い知れwwwwと高笑いしたとか。 ハンゾーとヒソカは恩恵にあづかった。 「ふたりとも大きく育てよー♪」 みたいな。他のやつら?しらん。 第四試験。プレート争奪戦。 そのへんは原作外の夢主がいたため「自分の数字を自分で引いてしまったので、夢主のプレートは夢主が持っていると六点分。守り抜けば良し」ということになった。 守り抜きました。 たまに身内認定した子たちが飯を作ってくれとねだりに来たので、飢える子がいないようにご飯を作ってあげてた。 で、なんやかんやで、あっさり終了。 最後の試験、決闘。 ハンゾーが一回戦で夢主とあたり、「ひぃー!むり!」と内心判断して、あっさり辞退。 夢主とゴンも一回あたるが「オレはお前のような顔のやつが嫌いだ!!!テメェとなんか誰が戦うかぼけぇ!!!」と大騒ぎしたげくなにもせず辞退。 ヒソカ、笑顔のまま思った。「あ、そういえば夢主って振り回されすぎてジン・フリークスが大嫌いだったなぁ」「ゴンは青い果実だ。好き◇だけど僕もジンは嫌いだな◇」と。 スペキャ顔だったと、後にハンゾーが語る。 合格者は原作キャラ+夢主。 当然そのあと、原作キャラたちとキルアのおうちにいくような夢主ではない。 身分証がわりにハンター証をゲットするなり、夢主はネテロ会長によってこきつかわれることに!!なんでだよ! ハンターとしての依頼依頼依頼・・・・ 結局、もとの時間軸に夢主が戻れたのは、未来に来てから一年後のこと。キメラアント直前。 ただし元の時間では、夢主がいなくなってから24時間しかたっていなかったらしい。 そこからまだこどものヒソカにみっちり料理をしこみ、とにかくまったり生きる。 だが、とちゅうでジンの任務に付き合って遺跡に向かったら・・・ その遺跡で落石事故が起き、巻き込まれて死ぬ。 そうして青い光に飲まれてーーーー >>>【次の世界へ】 |