有得 [アリナシセカイ]
++ 零隼・IF太極伝記 ++



【太極伝奇】 世界観



〜side 霜月シュンな、元 火神大我なレイの世界〜







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<環境>

◆世界観
・日照時間は一日でおよそ6時間
・陰陽のバランスは圧倒的に陰の気配のが強い
・自然が多く、交通手段は馬や己の足
・村の結束感は強い反面、閉鎖的でもある
・西と東で文かも風習も個人が持つ能力の差も全く異なる
・獄族も人も関係なく、生まれながらに誰しもが必ず1つの属性をもつ
・空間、重力、時空といった「空間」の能力者は今のところいないことになっている


■東域
・もっとも早くに太陽が昇る地域
・太陽の恩恵がおおきく、珍しい光属性の人間がうまれることもある
・人間の術師が多い
・獄族はほとんどおらず、知能の低い〈陰のモノ〉しかいない
・低レベルの〈陰のモノ〉しかいないため、人間は〈陰のモノ〉はすべて凶悪にして醜悪な存在と思っている
・この地域の人間は本物の獄族をほとんど見たことがなく、獄族=〈陰のモノ〉の最高位=もっとも醜く低俗な存在として見下している
・人間の術師のレベルとしては「睦月家」がもっとも有名で、最も強い一族とされる
・術師としての能力こそが上下関係につながり、プライドエベレスト、傲慢な人間が多い
・どれだけ多くの〈陰のモノ〉を殺せたが一種のステータスとなる(そこに倒した敵の力の大小はみていない)
・獄族は人肉を食らうと教わっている
・「獄族は陰のモノ=悪」「共存ではなく根絶やしにすればいい!」という極論な考えをしているものが多い
・ぶっちゃけ、二足歩行している醜悪な姿の〈陰のモノ〉全般を獄族と認識している勘違い
・獄族は群れず、単独行動が多いと人間はきかされている


■西域
・もっとも日がとどきづらい地域
・太陽の恩恵がほぼなく、雪景色が多くみられる
・東域にはいなかった強い〈陰のモノ〉しかいない
・獄族が知能の低い〈陰のモノ〉から人間を守ることが多く、人間と獄族が共存している
・〈陰のモノ〉でも人語を解するような力が強いものは、交渉が可能
・獄族こそ〈陰のモノ〉の頂点=力が強い という認識がある
・獄族と契約した人間は、力あるものに認められた存在と判断されるため、人間側からは獄族との契約は好意的であり、契約できた者は一種の羨望のまとでもある
・数よりも本質たる力の大小をきちんと理解する人々と獄族が住んでいる
・人間は幼いころから、「獄族の怒りに触れれば地の果てまで追いかけられる」と教訓のひとつとして教えられている





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<属性>

・人間にも獄族にもある
・魂と相性が最もいい属性となる
・生まれながらに1つは誰にでもある
・相性がいい属性が、稀に2つ以上ある者もいるが、それは特例
・人間は誰でも他の属性を使うこともできるが、一番相性のいい属性以外の術はとても弱くなってしまう
・獄族は基本自分の属性以外の力はあやつれない
・空間神が健在のため、空間・重力・時空といった「空間」能力者は今のところ新しく誕生しない(※ 空間の下位存在である風の能力者は神代の時代にはいた※天の神の末裔でない地の神の末裔である人間は、風の能力は備わってないので、人間から風の能力者は生まれることはない。)





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<術>

◆人間の術式
・生まれ持った属性の力が一番なじみやすい。他の属性が使えないわけじゃない
・感覚では力の流れとかわからない
・清められた水を媒介にしているか、札を使う
・基本「漢字四文字」の呪文
・自分の中にある“力”を、呪文で引き出し、札や聖水を媒体に“現象”に変換している
・術の法則次第で形も制度もかわるので、人間の術はとても精密である
・術の威力は、術者が術にそそぐ“力”しだい


◆獄族の術式
・生まれ持った属性のものしか基本操れない
・獄族は感覚で自然エネルギーをあやつる
・獄族が術を使う際には、呪文を必要としない
・自分の中にある“力”をそのまま現象に変換するのではなく、力を代価に自然界のエネルギーを操っている
・簡単説明→獄族は周囲に“ふつうにあるもの”を“力”を餌にひきよせて動かしているかんじ。
・感覚は鋭いが、逆に人間のように繊細に術を操ることはできない
・獄族の術は自然現象そのままで、細かい指定や変化はできない





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<いきもの>

◆人間
・一般的には〈陰のモノ〉に怯え、夜になると家に篭もる
・陽の性質を利用し、〈陰のモノ〉を滅することができる
・生まれながらに、必ず一つは属性をもって生まれる
・力は基本、札を媒体に【自分の中に魔力を“現象”に還元して発生させている】
・東と西で、考え方が極端に異なる
・東域では、獄族こそ悪の象徴であり、下賤なものとされている
・西域では、獄族と契約できたら術者として高位のものとして認められる
・光属性は珍しいが、東域にはわりといる


◆〈陰のモノ〉
・夜に生きる者たちのこと
・陽の気に弱い
・知能が低いものほど本能がはたらき、自分を滅ぼせる陽の力に無意識に反応し、陽の力を内包する人間を襲う
・姿が醜いほど、知能も能力も低い
・姿が美しいほど、知能も能力も高く、他の種族と共生可能
・夜時間が長いせいか、西域に多い


◆獄族
・この世で最も力の強く美しい種族 ・姿が美しいのは、神の末裔だからとされる ・太陽神に喧嘩を売ったものたちの末裔なので陰の力でのみ肉体が構成されるため、〈陰のモノ〉という扱いであっている ・基本的に太陽が一番にのぼる東にはおらず、太陽がほとんどのぼらない西で暮らしている
・群れをなさない獄族もいるが、人間のように集落を作る獄族もそこそこいる
・集落は陽の光が差さない森深くに多い
・人間との契約を結ぶことができるので、契約を結んだ人間と一緒に暮らすこともあり、気が合えば種族は問わずともに暮らしている
・自由気ままな性質
・階級とか上位とかないが、能力の質による優劣はある
・〈陰のモノ〉で最強の種族
・自然エネルギーが凝り固まって出来た存在
・最初の獄族は、実は神の末裔だった
・ちゃんと体重がある
・生まれた時は幼子、成長速度は人間並み
・ある一定に成長すると、その後の成長は緩やかとなる
・寿命は長く3ケタとか普通
・姿はほぼ人間に近く、肌が青白く、爪は鋭利に長いのが特徴
・獄族は力が強ければ強いほど美人になる(人外の美しさというやつ)
・獄族は容姿が整っている者ばかりのため、人を惑わすためという諸説あり(実際容姿のレベルは力の強さに比例している)
・陽の光に弱く、“力”のこめられた布(霊布)を肌に巻き付け、光から身を守っている
・活動時間は夜間や天候が悪い時
・人間を襲うことはめったにない
・東の地域では、獄族も人肉を食らうと信じられている
・人間と同じように食事は出来るが、なくてもいいので、嗜好品の扱い
・個々の獄族の違いはあれど、基本スペックは人間より何もかも上回り、頑丈で拳で岩を砕けるのは朝飯前
・生まれた場所やその時の天候等により能力がそなわる
・人間と同じように、生まれながらに必ず一つは属性をもって生まれる
・能力は【自分の魔力を餌に自然エネルギーよびよせ、自然現象を操っている】
・空間、重力、時空といった「空間」能力者は今のところいない…ことになっているが、「空間」を操る「風」の能力者は稀にいる
※ただし新たに誕生はしていない
・空を飛んだりはせず、普通に地面に足をついて歩く種族である(脚力がハンパないので空を飛んでるのとほぼ変わりがない)
・獄族は人を襲うことはない
・人間からすると、契約はステータスの向上となり、さらに自分達の暮らしを守ってもらえるので一石二鳥の存在
・獄族からしたら、契約をむすんだ人間はただただ魂の相性のいい存在。羨望のまなざしも深い意味は何もない
・獄族は、人間を“自然エネルギーを操れないか弱い種族”で“自分自身の力から術を生み出せるから器用だなぁ”と思っている ・人間に対し嫌悪感もなければ、格下という意識も何もない(階級身分などが獄族の中で存在しないため)





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<獄族と...>

◆獄族の数珠
・魂が背負うものをあらわしている
・契約をかわすと数珠が増えたり、色が変化したりする
・数珠に変化があるときは、契約した人間の魂の影響を受けているときで、 相手の魂の色や力の量によって数珠に何らかの変化が起きる


★契約
・人と獄族の間でのみ成立する術
・獄族と人間と、拮抗した力の持ち主同士でないとできない
・契約は生涯に一度きりで、多重契約は不可能
・契約が成功すると、術に使用した札は赤くなり、祝福するように二人の周囲に光が舞う
・契約の証として、互いの特徴をどこかにもった笹熊2匹を獄族が産む
・互いの存在を知覚しあえる天然GPSとなる
・色が変化した(契約成功した)札をつねに持っていれば、獄族は霊布なしでも日中でも外に出れるようになる
・“一対”というものが重要視され、同じ品物を証として交換し合うのがよいとされる
・契約で真名を交換するため、魂が縁で結ばれる(これを感じ取れるのは獄族のみ)
・魂がつながっているので、人の寿命がのびる
(※獄族と人間の寿命を足して2で割ったものが双方に与えられるので、同じ寿命になるため)


☆契約手順
@条件を言いあう
A霊札を用意し、触れながら真名を交わす
B祝詞を上げる
C花が降れば成功!
※祝詞に関しては精神気持ちの問題なので特に決められた文があるわけではないが、口に出すことでより契約を強固にするという意味がある。
D物を交換し合う


☆笹熊
・契約交わした人間と獄族の間に、2匹同時に産まれる
・それぞれの特徴を表した外見や能力を有している
・人間は獄族の笹熊を、獄族は人間の笹熊を交換して所有
・人間の言葉を理解しているが喋れない





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<人間の使う術>

《轟天招波/ゴウテンショウハ》
・属性:雷
・範囲:広範囲
・効果:攻撃
・巨大な落雷をおとす。高温であるため一瞬で敵を燃やし尽くす。

《不動紫結/フドウシユイ》
・属性:光
・範囲:限定範囲。結界の内側のみ対象
・効果:結界
・限られたものを指定し、その指定した対象の周囲に、“内側から”の力をおさえる結界をはる。 紫の光の円陣が浮かぶ。 結界の数が多いほど力量があるということ。

《玄空清界/ゲンクウセイカイ》
・属性:風
・範囲:制限のある空間でのみ有効
・効果:浄化
・“決められた範囲の空間”。範囲内の空気であれば、浄化作用のある白い風と入れ替えることができる。

《雷華蹂躙/ライカジュウリン》
・属性:雷
・範囲:広範囲
・効果:攻撃
・上空に小さな雷の塊がいくつも出現し流星のように降ってくる。 落下しながら塊ははじけるので、ねずみ花火のようとよく表現されるエゲツない技である。 力がればあるほど数を生み出せるので、強い術者が使うともはや散弾銃のようともいわれる。 小さくとも威力は広範囲。

《灯華燦爛/トウカセンラン》
・属性:光
・範囲:さえぎるもののない広い場所がおすすめ
・効果:支援
・強烈な光で、周囲の目を一瞬だけくらませる

《一閃戦戯/イッセンセンギ》
・属性:光
・範囲:近距離
・効果:結界の応用。ものの高質化。物体にまとわせる
・薄ーい結界を変形させ、“物体”を覆うことで、普通以上の強度と切れ味を生み出す。
・ただし。結界を変形させる場合は、普通よりも有り得ない集中力と精神力を必要とするため、 纏わせた“物体”そのものを手から離してしまうと、 結界は光に拡散してしまい“物体”は元の強度とみてくれに戻ってしまう。
・剣にまとわせれば、変わらない切れ味が保証される。いわば無敵の剣。
・結界だけでも剣程度であれば形をつくれる(のは、ハジメだけwww)





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<神代時代>

★はじまりの『契約』
・天と地の神々同士で争っていた頃に結ばれたもの
・天と地は互いに干渉せず二度と争わないことを誓った儀式のこと
・優勢だった地の軍側が主となり、天の軍がそれに従った
・証は、青い物
※青い物…天は空の兵士たちから、「不死」と「巨大な力」を抜き取りそれを封じ込めた空の神の青い眼玉をささげた。
地は大地に生きる人間たちから、死してもすぐ別の姿で誕生するという「"繰り返す"因果」を抜き、命を生み出す生命の秘宝である青い海のしずくをささげた。
青い物を交換し、天の兵士が人に牙をむかないことを誓った。これにて盟約がなされた。
この盟約により寿命と死が世界に固定化され、力をなくした天の兵士は獄族となり、地の兵士は人間とよばれ蘇ることのないものとさだめられた。
・この盟約により獄族が誕生
・後の世の獄族と人との契約は、この初期の契約が口づてに伝わり変化して、理のひとつとして新たに根付いたもの


◆ダイジェスト創世神話
はじめに、すべてを見つめ続けるもの『空間』が誕生。
その後、空間に亀裂ができたことにより、光と闇が誕生。
光の神と闇の神が空間に溶け込んだことで世界の外郭が出来上がる。
光と闇の神の願いより、希望が誕生。 希望の神は自分が世界の祖と思いこみ、いろんなものを作っていく。
空、海が誕生。
希望の神は光り輝いていたので、その光が当たらない場所に夜が誕生。
夜の神が生まれたことで世界を照らす自分は太陽だろうと思い込んだ希望により、希望の神は太陽神となった。
太陽神がどんどん神々や世界を生み出していく中で、空間神はちゃっかり「風」という現象に入り込み、そこでようやく存在を認識されるようになる。
生まれたはいいものの自我を持たない神々につまらなくなった太陽神が「自分を楽しませろ」と言いつけ、神々は力比べをはじめた。
力比べが神々の中での余興として広まり、以降彼らは戦い続けることとなる。
その余興が、しまいには天と地の争いへと発展する。
時が流れあるとき、太陽神が生命の神を身ごもった。
しかし太陽神の体は燃え盛る灼熱の炎と光でできており、生命の神は生まれると同時に死に絶えてしまった。
これにより世界に初めて「死」の概念が誕生。
同時に太陽神が憎悪や嫉妬、悲しみを感じたことで、マイナスの感情が世界にばらまかれる。
地の神々に戦の情勢が有利となっていたころ、天の兵が一人時間神がそのマイナス感情を利用し、地のものに「寿命」を与えた。
永遠の命がなくなり寿命がくると死ぬので、地のものたちは「子」をなし子へ引き継ぐことを学び繁殖していく。
その生命力と繁殖力に、子を亡くしたばかりの太陽神が嫉妬。
その憎しみの劫火は、空を焼き、大地を乾かしていく。
夜や月がなだめようと、太陽の光は増すばかり。
狂った太陽神のせいで世界が滅んでしまいそうになり、天と地で争いあっていたものたちは戦いをやめ、てをとりあい、太陽神をたおすことに。
女神と世界の住民との戦いは長く続き、やがて天地連合軍は暴走する太陽神を封じ込めることに成功した。
二度と戦争をしない証として、天地双方から青い宝をささげあう。
青い碧き目には、過剰すぎる戦の力を神々より集めておさめられた。
蒼き涙には、無限なる神々の時間をうばい閉じ込めた。
時の神のもと、これにより神の兵士には力と枷がかせられ、世界にあるすべての者や物らに、寿命が与えられた。
盟約の証として献上された青き品は、太陽神を封じ続けるための鍵として、今後未来永劫その力を発揮し続けることとなる。
太陽が封印された世界は夜で覆われることとなったが、それでは生き物たちが生きていけない。 そのため太陽神よりうまれた「陽(ひ)」の兵士たちが集い、その身をささげて新たな小さき太陽がつくられた。
陽の気を持つものはすべて次代の太陽へと姿を変えたため、「陽」の気をもつものは、獄族にはいなくなった。
なぜならば、獄族とは天の兵士たちだったものをさし、地の兵士たちは人間となったためである。
こうして獄族と人間は新たな太陽とともに誕生し、新しき時代がはじまった。


◆(東の)人間の間で広まった間違った創世神話
神ははじめに大地を作り、そこに生きる生物をうみだした。
大地に生まれたのはのちに人と呼ばれる種族で、生命力にあふれ、どの生物より賢く、力を持っていた。
人族は賢く神と同じ言語を理解したがゆに、太陽の女神の寵愛を受け繁栄をきわめた。
太陽の女神は神々の頂点に君臨するものだ。
その愛を一身にうけた人の子は、神々を超える叡智を手に入れた。
逆に太陽の女神より見放された神々は人族に嫉妬し、負の感情におぼれた。
憎さ極まった天上の神々は、ついに地上へと戦を仕掛けた。
しかしどれほど力が強い神々とて心をしらぬ戦うためだけの人形でしかなく、女神より愛を与えられた知恵ある人族とは相性は最悪だった。
当然、戦は太陽神の加護を受けた人族が優勢となった。
人族が優勢に見えたが、けれども天地の戦いは長く続いた。
長く続く戦により愛しい人の子らが多く死んでいく様を目の当たりにした太陽の女神は悲しみ、わがことのように心を痛め、いつしか女神は戦から目をそらし、姿を隠してしまった。
天地の戦いを憂いた女神が隠れてからも、長い間天地の戦いの決着はつかなかった。
そして長い時が過ぎたころ、つに戦いは幕をとじた。
天地の戦争は、人族の勝利を迎えた。
天の神々は地の王に頭をたれ、下僕となることを誓った。
太陽の女神は、戦の終わった歓喜の声をきき、少しだけ顔をのぞかせた。
再び太陽が地上に戻ってきた瞬間だった。
そして女神の愛しい子である人族を危険にさらした罰として、太陽の光の届かない地に敵兵は追いやられ、姿を見にくい化け物へとかえられた。
ひとはその後も女神の加護を受け続けることとなる。
こうして地上には数時間しか太陽が昇らないにもかかわらず、人の繁栄がつづいている。
これもすべて太陽の女神の恩恵によるものであるため、人は太陽の女神に感謝し、女神に刃を向けた元天の神々だった《化け物》を狩ることを宿命とした。





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<ちょっとした後日談>


これはシュンがハジメを西に連れ帰ったことで起こる婚活ブーム(契約ブーム)。
西で力を蓄えに蓄えまくったガチムチ美人美形の獄族集団らが、イケてる契約者を求めて良い意味()で東を襲う!

あほな発言をする東の術者と遭遇するも、西の獄族は腕力で物言わせて術者を逆に腕力で捕獲。
術者はがっちり壁ドンホールドされてまった!
「契約しましょうイロオトコさん!(マッチョから特大のハート付きウィンクが投げつけられた)」
「ひっ!?」
術者は首を傾けることで何とかハートはよけた。
「お前は獄族か!お、おまえのような化け者に我らは屈しない!!!」
「あぁら!いい!よけいいいわぁ!この魂とても好みィィ!私と契約しなぁぁぁい?!」
な、ウキウキとした調子で、かつ押せ押せ!なノリと勢いでせまりくる美人なマッチョたち。
「ひい、ひぇぇ〜〜〜」
術者は...ニ ゲ ラ レ ナ イ。


「び、美形だろうが獄族は化け物!っ」
なぁんてことをいうプライドエベレストな東のやつらの、凝り固まった人間ファースト思考。
それをぶった切るは、西の獄族。
西の獄族からモーレツなラブコールが送られる!!!!
ラブコールと書いて契約とよむw
獄族という存在そのものをバカにするモブ術者にすら、西の獄族の愛は上回った!!
「その威勢たるやよし、私が絶対捕まえて、あ げ る」(超低音で筋肉ミチミチ音がなってる)

筋肉モリモリ。ゴリゴリ。でも美形wwww
西獄族 「繊細さ?それは何かしら?」
っそれが西の獄族たちだ。
西側では、神話の戦争参加本人たちがある程度ご存命のため、くだらないひとの噂ごときでは精神びくともしない。
そして西の獄族たちはすべてをポジティブにしか受け取らない!


ゆえに婚活ブームで流行りだした西の獄族の遊びが話題となった。
ハル「ねぇ、最近変なブームが独り身の獄族の間で流行ってるみたいなんだけど」
カイ「獄族の間で?」
ハル「クソ生意気な人間を自分の術者にして自分好みに仕立て上げるのが最近の流行りらしい。それこそ、自分がいないと生きていけないようにって」
ヨウ「こっっわ!!」








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