外伝 ・ も し も 話
[花悲壮] → ツキウタ



04 HOLiCのコハネちゃんは我が子を守りたい

※魔法の国(春成り代わり字の世界)…『漢字名称』

【弥生字】
・真名は《字》
・芸名「春」
・私生活では「花」
・春成り代わり主
・何個か前の前世は【HOLiC】店にいついていた
・二つ前の前世は【復活】XANXAS成り代わり
・一つ前の世界は【黒バヌ】の花宮成り代わり
・前世から変わらず、見えてはいけないものが視える
・転生しすぎで魂が徳をつみすぎたせいで生き物に逃げられる。なぜか猫にはすりよられる
・ロジャー(蝶)は魂の片割れで、夢主の端末のような存在
・転生得点:自分が不幸になるとすぐそばのだれかにラッキーが訪れる体質
・とある世界で呪いがかけられたため、自分に向けられた術・ウィルス・毒などを無効化してしまう
・“超直感”があり、異常に勘がいい
・長く生きすぎてネジが吹っ飛んんだ精神年齢仙人な天然ボケ
・生命力が0のため、始の魔力で生かされている
・Growthとは恥ずかしい時に遭遇率が高いという謎の関係
・志季、朏とはランチ仲間

【睦月始】
・夢主とは小学生の時出会う
・双方の家族親戚公認の夢主生存装置
・どでかい魔力を持ち合わせているのに、さらにどこからか魔力は湧き出つづける
・夢主と出会ったことで極度の笑い上戸に進化した残念なイケメン
・おもしろいことに全力投球しちゃう愉快犯

【霜月隼】
・夢主とは始経由で小学生の頃からの知り合い、実際に会ったのは中学半ば
・家の関係で始とは既知の仲
・始クラスタ
・愉快犯と面白いことに挑む確信犯
・魔力量はそれほどなく、周囲の自然から魔力をとりこんで自分の力として使っている魔王
・夢主のことがとっても大事

【ロジャー】
・夢主と魂を同じくする、守護霊
・顕現すると蝶の姿
・基本的には“力”の操作などはロジャーの得意分野









<作者たちのLINE駄文より 4>



こんな本編が読みたい ↓





字『あれ?みんななにしてるの?』
始『勉強会?とは違うようだな』

黒年長が共有ルームの扉を開けるとテーブルに散乱した大量の写真。
それをみて、ああでもないこうでもないとうめいている黒年下組。

葵『あ、春さん始さん。おつかれさまです』
新『年少組の子供のころの写真探しです』

恋『いまですね、番組で使う写真を選んでるんですよ。俺と駆の子供のころの写真が必要で。駆のはすぐ決まったんですけどね』
駆『俺のは枚数が少なかったからね』

字『どれどれ。ふふ、恋のは、愛ちゃんと映ってる写真が多いね』
始『恋らしいな』
恋『ですよね〜。もういっそ子供のころじゃなくて、家族写真でいいきがするぐらい』

新『そういえば春さん妹さんいましたよね?写真ってないんですか?』
駆『あ!そうえいば!みたいかも』
葵『なんだか恋が愛ちゃんとうつってるのと同じレベルで春さんと一緒に始さんが映ってそうなきがwww』

字『たしか始を最初にみつけたのが小学校の入学式。始にオレが発見されたのが小学校3年の時だったかな?魔力提供を受けるようになったのが小6ぐらいで。
だから、えーっと9歳ぐらい?それより前の写真には始は映ってないかなぁ(苦笑)』
始『もう、そんなになるか』

字『ところで写真をみせるのはいいんだけど、“どっち”の写真かな?』
始『どっちでも問題ないんじゃないか。お前んち十分仲いいし』

『『“どっち”?』』

駆『どっちってなんですか?』
恋『家族写真か妹さんの写真かってこと?』

字『ちがうよ。“弥生”の家、と“実家”って話』

『『は?』』

字『あれ?オレ、写真たてふつうに部屋に置いてるよね?』
葵『掃除するときみたことありますけど、ご親戚の方かなと』
始『ふ。間違ってはいないな』

字『うーんと、スマフォにもいれてたかな。
あ、あったあった。
このふんわりした髪の女性がオレを生んでくれたひと。目つきが凶悪的に悪い堅物そうなのがオレの父親。
っで、父親にそっくりなのに笑顔が眩しいばかりに輝かしい黒髪の女性が、父親のイトコで俺をそだててくれた弥生の母。ほんわかした花がさいていそうなまったりしたかんじの男性が弥生母の旦那さんで、オレの育てのお父さんの弥生さん。
弥生さんを足して二で割ったような間にいる二人の女の子が、弥生夫妻の実子。オレの妹ちゃんでーす』
始『ちなみにいつも言っていたうちの父親に雰囲気がそっくりだとなのは、弥生父のほうだ』

『『はぁ!?』』

駆『え、育ての?生みの・・・って』
恋『ふ、ふくざつすぎる!!!なにがどうなってるの!?』
葵『あ、でもこの女性が春さんによく似てるのはわかりますよ〜かわいい方ですね』
新『ん〜っと。ご両親が育てられない事情があって、父親のイトコの弥生夫妻に子供が生まれなかったから、春さんをひきとった?みたいな?』

字『わぁ〜新すごい!大正解!よくわかったね弥生さんち子供いなかったって。
うちの両親が結婚するよりも前に結婚してたんだけど、なかなか産まれなくて。
あ、でもひきとられて数年後に妹たちが生まれたんだよ〜』

新『事情ってもしかしてかけおちとか。認めらない結婚だったとかですか?あ、その。言いづらいことだったらすみません』
葵『新!』

字『大丈夫だよ葵くん。全然平気平気〜。大した理由じゃないよ。二人とも働いていたから面倒見れなくてね。それで近所の弥生家に頻繁にあづけられてただけ。だけど弥生夫妻にはなかなか子供が生まれなくて。そんなわけで、家族仲はまったく問題なかったんだけど弥生家にひきとられたんだよね〜』

字『で“どっち”の写真がいいかな?』
恋『なら、よけいに全員集合写真で!もう一度みせてくださーい!』
駆『あ、恋ずるい!俺も!』

葵『・・・ん?あれ?』
新『どうかしたか葵』
葵『あ、うーん。なんとなく春さんのお母さんってどこかでみたことあるような気がしただけで』
字『え〜あるわけないよ〜アイドルじゃぁあるまいし』
葵『勘違いかな?』

始『そりゃぁみたことあるだろ』
字『・・・・始』

始『ふっ。なにせ春と同じ顔だぞ』
字『ああ、そういうこと』

新『そりゃぁそうでしょ。どうみてもお父様に似てる要素がないですよ春さん』
字『いやこれでも本当に血がつながってて。身長は父親の家系に似てるんだよ身長はね。
ふっふっふ。ついでにこちらのアップの写真をご覧ください!じつは母さんとは、なきぼくろの位置までお揃いですwwwほら、おそろい』
葵『ふぁ!?そうやって眼鏡をはずして前髪まであげると、本当にお母さんそっくりですね!?』 
始『春のパーツは基本母親からだな。髪の毛の質感、髪の毛の色、黒子の位置』
新『ほーこれはこれは。たしかにこの女性を少し男っぽくするとまんま春さんですね〜。春さんって母親似だったんですね』
字『身長は父親似なんだけどね』
新『ふーむ。そうなるとこの見事なアホ毛はどこから』
字『そこはつっこまないで!!』





* * * * * 
 




年長組がお部屋に戻りまして〜

字『・・・あせった』

字『もう、やめてよ始。ああいうのは心臓に良くないよ。あやうく舌打ちつきそうになった』
始『お前が舌打ち、ねぇ。それそれでみてみたいもんだが』
字『始にたいしてはめちゃくちゃしてるきがするけど?』
始『それもそうだ。
だが、まさか葵が“コハネさんをみたことある”なんて言い出すとは思ってなかった』
字『なんのためにオレが“弥生姓”だとおもってるの。ばらされちゃぁ困るんだよね』
始『わるかった』
字『まぁ、助かったのも事実かな。フォローありがとう』
始『ふ。どういたしまして』

字『次やったら、舌打ちなんて生易しいもんで済むと思わないでよ』
始『・・・・・』

TVに霊能両者としてこどものころとりあげられ、最終的には集中砲火をあびた経験は、コハネのなかに残ってる。
ユウコが“羽根”の力で、緩和しても。
記憶の中には残っている。
コハネがTVにでていたという記録そのものは残っているはずなので、コハネ&百目鬼はそのときのような辛さを字春には味合わせたくない。
なによりアイドルをしている字春に、自分のせいでなにか言われてしまったら。
などなど。
字春もアイドルだし、いつ過去や家族をメディアにさぐられるかもわからない。
同じ目に字春をあわせたくなくて。
守りたくて。
コハネと百目鬼は、弥生家に春を養子にたくし、一緒にもすんでいない。

そんな二人の気持ちもよく理解してる字春は、今は穏やかに暮らしている両親を彼らと同じようにまもりたいと思っている。
だからあまりメディアネタには、彼ら(実家)のはなしはしない。



それから会話は進み、ご両親のお話になりまして。

字『ふぅ〜。両親が二人そろって君尋くんが好きすぎて。
たまにギリギリしてしまうオレの気持ちわかる始? 父さんがむこうにいりびたってても母さん笑顔だし!!! 君尋くんが元気ならそれでいいのって。違う!違うよ母さん!!!って、言いたい。
あんなヒキニートにうちの両親ふりまわされてるとおもうと!そのうち報復したくなっちゃう』
始『うるさい春。その話はもう十年近く聞いてるからな。耳にタコだ。もういっそ、そろそろ報復してしまえばいいだろ』
字『え。どうやって?』
始『そうだな・・相手はお前がいることを知らないんだろう?なら、お前の成長が分かる毎年の写真と、どれだけ家族仲が良いかわかる家族写真をおくりつければいいんじゃなか?』
字『なにそれ!最高。ありがとう始!さっそく家族写真集めてくる!君尋くんにダメージいくレベルのいちゃいちゃなやつ!』
始『礼なら昼間に写真整理していた年下組にいってくれ』
字『わかったー!』











こんな感じ。

ツヅカナイ(*´▽`*)/



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