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その話の裏には黒い奴の笑み有り |
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※完結したけどネタ浮かんだからもう一丁 ※ザギことレイが大急ぎで逃げた後のユーリ達 ※勧誘までの裏側 ※ユーリとザギの追っかけっこ(ストーカー)を逆転させたい意識はあって書いたためユーリの出番多い ------------------------------ side 主役御一行様 「「「ザギっ!?」」」 ザギとまさかの宿屋で鉢合わせし、“まさかこんな場所で戦闘か?ザギならやりかねない、いい加減にしろストーカー”と凛々の明星全員心の声が揃った時 『ど、どうもこんばんは』 「エ“っ」 本気で聞き間違いだと疑った。第一声が「ユーリィィィィ」ではなく一般的な挨拶だと? 「あのザギが普通の挨拶っ」 「ユーリ見れば襲うのが当たり前のあのザギが!?」 「ちょっと、槍降るんじゃない?」 『…アレ、仕事モードですから』 確かに仕事モードと言われた方がしっくりくるくらい別人だ。 しかし、その差たるや激しいわけで 皆がらしくもなく混乱した発言が飛び交い、当のザギは泣きそうな顔になり 「失礼しましたぁぁァ」 駆け足で泊まるであろう部屋のほうへ逃げて行った。 「チェックアウトしただ?」 「はい。先ほど」 ふとユーリがザギのことを聞こうとしたら斜め上の返答を受付の人間にされた。 ザギは今までのしつこさが嘘のように…いや、むしろユーリ達から逃げるように姿を見せなくなった。もとより追っかけられる側だったため、ユーリ達サイドからじゃザギの行動パターンは読めなかった。 「…青年?」 「なんか面白くねェ」 しかし。 噂とはすごいもので “奇抜なピンク髪の魔物討伐屋がいる” というのを耳にした。 件の場所に向ってみて凛々の明星一行は全員黙る―――ザギは確かに居た。 あんないかにも暗殺者だと名乗るような装備してたのか?というほど、こざっぱりした服装。髪形も変えていて、あの個性的すぎる髪色でなければ町のモブとして溶け込みまくっていたことだろう。 それになにより 「ザギって暗殺が生業よね?あれじゃ、討伐屋どころかなんでも屋じゃないの」 笑顔で接客中のザギに皆は鳥肌が立つ。余りに手慣れた感じで(依頼というより)頼まれ事をこなし、子どもたちに慕われている図は下町のユーリみたいだとフレンが居れば言いそうなくらいの和やかな光景をあのザギがしていた。 しかし、そんなギャップの中メインであろう討伐のとき皆感嘆とした。 「リタの目が輝いています」 「当たり前よ!あんな魔導器を発見すりゃぁね」 「てか、戦い方違いすぎじゃない?」 「あの人型の物質はなんなのかしら」 「わふっ」 「今度は獣型に変わったな」 「すご〜い。サーカスみたいにキレイ!」 青い光から交代して現れる人や獣はカロルが言うようにさながらサーカスを連想させる。と、凛々の明星はゲームで言うなら“ザギの行動”というサブイベントを発生させていた。 ザギに気づかれないよう観察して早数日。最早、ユーリ達のほうがストーカーに勘違いされそうだった。 その結果 「カロル先生。ザギをギルドに(強制)加入させようと思う」 「えぇぇぇぇ!?」 ユーリの提案に驚くのは無理もない。他のメンバーが提案するならまだしも、ユーリは彼をウザがっていたのではないか。 「カロル先生だってアイツの有能さは惜しいと思うだろ」 「そりゃぁ…ね。回復役は多い方が良いし」 「私は歓迎よ」 「リタも!?」 「あの青いカード型の魔導器が気になるものっ」 「積極的なのは意外だけどリタっちはブレないわねぇ」 「あ、私も回復…特に全体回復や支援が出来る方は貴重だと思います」 「そうね、それにあの不可思議現象に興味があるわ」 「ワウ!」 みるみるザギを勧誘しようの空気に染まった。 以下、大人組の会話 「青年ってさぁ、表向きはあぁ言っているけど本音は?」 「は?宿で泣きそうなザギを見てイジメたいと思っ「ザギくん今すぐっ超逃げてぇぇぇ!」 「おっさん、それじゃぁ今後の俺達が困るだろ」 「…今の青年だと逃げ道塞ぎそうだわぁ。ねぇジュディスちゃん、ザギくんは無意識に押して駄目なら引いてみろを実践しちゃったみたいよ」 「それで判ったのはユーリは逃げられたら追いかけたくなる質らしいわね」 |