不思議お兄さんは何役者?
- ポケット モン スター -



短話. PWTに招集された最強





緑「レ、レッド!?おまえ、きたのか」
赤「・・・」
緑「いやそういうわけじゃなくて!てっきりこないもんだと」
赤「・・・」
緑「にらむなよ。僕もまさかチャンピョんになったことを話題に出されてヨイショされるなんて思いもしなかったんだから。
チャンピョンじゃなくてもいいから出ろと脅されきてみれば、ジムリーダーとして出場だってさ。
そもそもジムはサカキからまた僕に返上されちゃって、また僕がジムリーダーをまかされてるんだ。お前がジムリーダーもチャンピョンの座もなにかも放棄するからこっちにしわ寄せが来てるんだぞ。こっちも困ってるんだからな」
赤「・・・」
緑「たしかに。こんな形で強制的に呼び出されるとは思ってなかったな。
しかも【最強のジムリーダー】ってどんな二つ名!?はずかしくて悶え死ねるよ僕」
赤「・・・」
緑「ああ、それはご愁傷様。お前は【頂点にして伝説】・・・だっけ?ぶふっ!笑える。
ネーミングセンスがのアレよりひどいというが、イタイというか」
赤「・・・」
緑「ぐっ!?それを言うな!おまえは僕の黒歴史をひけらかして楽しいか!?・・・そうか、楽しいか。ならお前のもここで暴露してやろうか!」
赤「!?」
緑「わかればいいんだよ。わかれば。そもそも僕は『バイビー』なんて言ってない!!あれは僕じゃないんだ!!
っていうか、互いに黒歴史つつくのはもうやめようぜ。心臓がえぐられるようだ」
赤「・・・」
緑「だな」
赤「・・・」
緑「ん?そうだなぁ。チャンピョンとかジムリーダーって、結局お役所仕事なんだよなぁ。上にさからえないからこればかりは・・・。
そういえばはイッシュ地方でまた暴れてるんだって?レッド、お前は自重しろよ」
赤「・・・」
緑「え?サトシ?サトシは自重してもダメだろ。同様にトラブルメーカーだし。いやいや、おまえの方が十分にトラブルメーカーだからな。
自ら首を突っ込むようなまねだけはするなよ。巻き込まれたなら妥協するけど。妥協だぞ。妥協だからな」
赤「・・・」
緑「ああ、僕もきいてるよその話。
あいつらが勝手に【最強】って名前付けてひとのこと売り出してるくせに、挑戦者とのバトルは、制限をかけるっていうあれな。
【最強】具合を見せないで新人とか格下と対戦して、僕らに負けろってことかと思ったよ始めは」
赤「・・・」
緑「だよなー。なんで僕たちあんな制限かけられないといけないんだろうな」
茂「グリーンさん、レッドさん。お二方はご自分のポケモンのレベルをきちんと把握してください!そんなんだからお爺様が…(グダグダグダグダ)」

緑「うぅ〜シゲルに怒られた。僕より、レッドの方があくどいポケモンばっかだ!」
茂「どのくちさげて。あなたのイーブイ。進化もしてないくせにさんの“ピカ”に余裕で勝てるじゃないですか。まったくカントーのジムリーダーやチャンピョンたちの規格外もいいところです」
赤「・・・」
茂「さんをいちいち例にあげないでください。そもそも彼は規格外じゃなくて、レベルとか種族とかすべての法則を理無視した人外魔境の領域の住人です。彼にとってはレベルなんか関係ないじゃないですか。そもそも伝説系統のポケモンほとんどさんの手持ちですしね!!ホウサクさんとか一番有り得ない!ぼくらとは住む世界が違いますから、あんなポケモンだされたらバトルになるわけない。除外視しますよ。当然じゃないですか」
緑「そういえば今回のバトルって、僕らは『ジム戦用』のポケモンを使ってくれって言われたっけ」
赤「・・・」
茂「レッドさんの言うとおりです!イーブイもレッドさんのポケモンも一体だけで、挑戦者が敗北してしまいます。変なものを出された日には会場自体なくなりますしね。制限がかけなくてどうするんですか。Lv50指定でも足らないほどですよ」
緑「レッドの指定されたのは…フシギバナ、リザードン、カメックス、ピカチュウ、カビゴン、ラプラスか。見事に御三家が指定されてるな」
赤「・・・」
緑「ああ、まぁ、公式のバトルをする分には、妥当な組み合わせだよな」
茂「…御三家って、普通は野生ではいないので、全部そろえる方が難しいはずなんですけどね。
なんでレッドさんもサトシもかならず他地方の御三家全部そろえてるのか、ぼくは不思議でならない」
緑「まぁまおちつけってシゲル。こいつら変なんだから仕方ないさ」
赤「・・・」
緑「安心しろレッド。おまえとサトシのトラブル遭遇率は身にしてみんな理解してるから」
茂「ええ、そうでしょうとも。その辺はすべてひっくるめてマサラの七不思議ですよ。
ところで本題ですが――」

赤「・・・」
緑「ん?」

茂「グリーンさんの場合はジムがあってずっと鍛えていたので問題ないのですが、レッドさんは先程名前のあがったポケモンで大丈夫ですか?」
緑「そういえば僕たちのポケモンはすべてレベルが50に設定されるんだっけ?」
茂「ええ」
緑「あいつら現役引退した奴らばっかしだろ。お前のポケモン、そんなんで勝てるのか?」
赤「・・・」
茂「『どうかな』って。レッドさん、そんなに心配するほど彼らはバトルをしてないんですか?
こまりましたね。それならポケモン協会の方に連絡を」
緑「まてシゲル。こいつ笑ってる」
茂「え?」
緑「・・・おい、レッド。いま、おまえ、『なに』を心配した?」
赤「・・・」
茂「・・・ひく(←顔がひきつった)」
緑「まさか“あの最強無敗の伝説もちのあいつら”をだすのか!?だめだ!!あれはもう一般的なポケモンっていう種族に入らないからな!!絶対だめだぞ!
お前が想像するみたいに、会場や対戦者がどうなることやら!
いいか、絶対だめだからな!!」
茂「レッドさんのポケモンが老いてバトルをしてないから心配・・・じゃなくて、心配先が対戦者とは。やっぱりレッドさんをつれてくるのは早まったか。会場と挑戦者に対する早急な救援支援ができるよう配置を考え直さないと!!!」










智「なぁ、アイリス。デント。きいてもいいか?」
ア「なによサトシ」
デ「ボクにわかることならね」

サ「なんで、あれで会話が通じてるんだ?」

ア「あたしが知るわけないしょ。マサラ人なら通じるんじゃないの?」
サ「いや。ごめんおれ、レッドさんの会話わかんない」
ピ「ぴかちゅぅ〜」

デ「イッツファンタジック」









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