白と赤色の物語
- 銀 .魂 -



【締め】その後の展開〜次の世界へ





〜その後の展開について〜


この世界ではすでに、豊穣の神、生死の神の能力は残ってない。ただその残滓のような物だけを持っている。
魂はこの段階で神格化されているので、完全に動物からは基本的に逃げられる。
猫は本人が猫なので、しゃべれるしなついてくれる。



以降は、全体が長すぎるので、書きたかったシーンだけをあげていく。
(※時系列なし。順不同)










@黒バスパロ。
影の薄い子の再登場させたい。理由→百数えた時の缶蹴りの直後、ちゃっかり夢主がそのままクロコノを引き抜いていたため。真選組の情報収集部隊にいるのでそれを知ってびっくりしている銀時とかみたい。








A男女逆転砲。
マヨのせいでデブな土方女子になるはずが、ひとりだけまったく変化なし。
「ふむ。こういう影響受けづらいんだよなぁ。魔女の契約に反するからなぁ」この段階で、この世界の夢主は魔女の契約により「死ねなくなっている」。生き続けることが代価を払い続けるのとイコールのため。これにより"ウィルス"や"術"や"毒"など夢主は無効化する。ただし物理では死ぬ。ことが判明!みんな初めて聞くお話に物凄いビックリ。「そういう重要なことは早めにいって!」「それより魔女の契約ってなに!?」と大騒ぎ。



<ちょっと書いてみた>

光をあびたあとに、歌舞伎町に侵入していた真選組の隊員是員が女になってしまった。
近藤さんが美人だった。
歌舞伎町のやつらも全員逆転しているようなので、のんびり観察して気付いたことひとつ。
ブ男ほど美人なスタイルになっているらしい。
女性は・・・様々のようだ。

みんなかわいくなっちゃって、おもしろいなぁ〜“カミサマ”。

「土方さんは・・・・・ああ、うん。土方さんらしいですさぁ」
『あら。総子ちゃんはとってもかわいいわよ』

真選組のみんながすごくかわいいと思ったので、仲間入りしてみたくなって、西郷さんに教わった女らしさというのを演じてみた。

「「「「「・・・・・・」」」」」

せっかく妙直伝のおしとやかに見えるという笑い方を実戦し、西郷さんたちにきいた方法でできるだけ高い声を心掛けてオレが冗談をかましたら、真選組のみなさんがポカーンと口を開いて固まった。
そんなに変だっただろうか?

「「「「副長」」」」
『なぁに?』
「「「「「お願いですからその姿で、そんなうらごえやめてください!!!」」」」」

『ちっ!つまらん』
「「「「「つまんなくていいです!!!」」」」」

後ろの方にいたやつが、腹を抱えて笑っていたり、砂をはいていたり、失礼にもほどがある。
「・・・いや、あんたは変わらないっすね」
「なんか想定内過ぎてほっとしてる自分がいる」
『オレも性別変換味わってみたかった』
「「まぁ、土方さんですしー」」
「あんたはそのままで」


「それで?これから土方さんはどうするんです?みんな女の子になっちゃってるんですけど」
「オレ?そうだなぁ〜。一人で真選組をやるわけにはいかないしなぁ。ちょっとぶらりとしてくるかな?」


* * *


『あ、銀〜。全体的に縮んだ?くせっけがオレそっくり!さすが親子!』
「・・・ああ、うん。やっぱしあんたはあんただな」
「うわ〜。土方さんらしいや」

「「あんた、かわんねぇーな」」

『そうなんだよ。なんかオレだけ“かわらなくて”さ』

こういうウィルスって、いつもきかないんだよなぁ。
なんでだろ。
せっかく面白そうなこともいつもひとりだけ仲間外れのように、影響を受けないんだ。
みんなと一緒に楽しみたいのにものすごい残念だ。

「近藤さんが超美人になってたんだから、どうなるか楽しみだったのに・・・」
『ああ。それはオレも思ったわ。なのになんもかわんねぇーもんだから、面白味も何もあったもんじゃネェよ』
「きいてくださいよ万事屋の旦那。副長ってば、おもしろがってその濃い〈中●ボイス〉で女のまねして遊んでたんですよ。おかげで自分たち笑いすぎて死ぬかと。むしろ「レッツパーリ!」とか「世界一の大剣豪になる!」ぐらいのセリフを言ってもらえた方が腹筋崩壊しないですんだっていうのに」
「・・・ああ。やったのか」
『ああ。妙と西郷さんに教わったおしとやかな女性がするほほえみつきで』
「「ブホッ!!!」」

「あー。万事屋の旦那たち、想像しちゃったんでぇ?」








B目が見えない土方兄について。
土方為五郎をギャグ要員兼夢主を「めっ!」ってする要因で登場させたかった。あわよくば銀時に「叔父さん!?」っと言わせたかった。
土方兄は目が見えないことで、弟が神様と入れ替わったのに気付いていたので、大きな甥っ子こと銀時がいても神様だから年齢みためと違って当然だよねで納得していた。
夢主が入れ替わってすぐに気付かれたので、バビューンととぶようなはやさで駈けて子銀時をつれてきて、兄に合わせたため、双方面識がある。
銀時と夢主が無茶してないか「白い髪の子をしらないかな?」と親子を江戸まで探しに来て「無茶して駄目だよ!」をしてほしい。



<ちょっと書いてみた>

兄「弟を探してるんですが」

みせられた写真には、ひとりの白い青年がうつっていた。
長い髪は頭部で一つに結わえられ後ろに流され、長めの前髪もサラサラと顔をおおっている。
その髪の色は――白。
着ている着物も白いせいか、雪の化身か何かかと勘違いしてしまいそうだ。
その前髪という白いカーテンの下からは、鋭い目がじっとカメラのレンズ越しにこちらを睨んでくるようだ。
その目の色は鮮やかな黄緑色。
それだけが写真の中で、白以外の色を放っているため、その目の色だけが脳裏にこびりついて離れない。
鮮烈なまでの白の中に存在しる唯一の色は、それだけで見ている物を虜にしてしまう。

モブ「おやおや綺麗な目だねェ。珍しいね。あんたの弟さん、異人さんの血が混じってるのかい?」
兄「さぁて、どうなのやら。天人の血が混じっていないのは断言できるんですけどねぇ。
この子の髪は恐ろしいものを見た時に色をなくしてしまったんですよ。私の目もその時に光を失いましてね」
モブ「おっと。それは悪いことを聞いちまったね」
兄「いいえ大丈夫です。 わたしには連れ合いもいますし、見えなくても支障はありません。
あのことて、髪の色にこだわるような神経してませんしね。 むしろそのおかげでいまはあのこを探すいい目印だとさえ思ってますから」


別の場所にて。
兄「この子なんですが・・・」
モブ「わるいがしらないねぇ」
兄「そうですか」
モブ「こんな目立つ奴忘れないと思うんだけどねェ」

モブ「ああ、でも…」

――――かぶき町には、銀髪の天パがいるらしいよ

兄「銀髪の、天パ?」

兄「まちがいなく銀時だね」
嫁「それじゃぁ、“あの子”も?」
兄「いってみるかい?」
嫁「ええ。ここまできたのですから」


* * *


新「そういえば最近白い侍をさがしてるひとがいるらしいんですよ。 銀さんのことじゃないんですか?」
銀「はぁ?なに言っちゃってんの新八ぃ〜。おれは白髪頭じゃなくて銀髪なのぉ。生まれた時からこれは銀色で、だからおれの名前はぎ」

兄「銀時?」

銀「・・・・・・すいません人違いっす!!スイマセン。ボク、コレカラ用ガアルノデコレデ」
嫁「おまちなさい銀時!その人工的には作りえないパーマ具合といい、そのお馬鹿な発言と言い。あなたが銀時以外の何物だというの?」
兄「そもそも私たちを見て逃げる時点で銀時ですよね」
銀「・・・・・・・・・・・」

兄「それで?」
銀「ハィィ!?ナ、ナンデショウカ!」

新「銀さん?」
神「銀ちゃんが冷や汗かいてるアルよ。あの女、やるアル」

嫁「トウシロウ様はどこですの?」
銀「あ、あのえっと…それは」
嫁「銀時ったらすっかり大きくなって。最後に会った時は銀時もまだ十歳だったかしら?あのときのイタズラの数々ばらされえたくなければ潔くおっしゃい」
兄「銀時。嘘はよくないよ、きみはあの子の行方を知っているね?」
銀「ひぃぃ!?だから会いたくなかったんだぁ!!心を読むな!見るなぁ!脅してくんな!」
兄「読んでませんよ。みてもいないし」

夢『おーい銀。あのさぁ、ヅラなんだけど』
銀「あ。逃げろシロウ!!」
夢『へ?』
嫁「まぁ!?そんな吹抜けた格好で。トウシロウ様。浮名でも流すつもりですの?」
夢『ぐふぉぉ!?た、ため吾朗兄!?と、義姉様!?な、なんでここに?』
兄「連絡をしなさないとあれほど言ったのに、戦争が終わるなり連絡ひとつよこさず、相も変わらず猫のようにふらふらと。
聞けば近藤殿は江戸に出たというし」
夢『・・・・』
兄「トウシロウ。攘夷戦争に出たね?」
夢『やはりばれましたか』
兄「まだ血のにおいがする」
嫁「だから連絡もせずにお隠れになっていたのですね」
夢『隠れていたわけでは…ただ』
兄「すっかり“堕ちて”しまったね」
夢『あなたにそうやってばれるのが嫌だったんですよ』


* * *


兄が持っていた白い髪の土方さんの写真が広まっていました〜。

×「この写真…」
×「あ、土方さんに似てません?どことなく」

兄「似てるも何も…私の弟の名前は土方十四朗というのだからね」

×「え」

ふりかえれば目を閉じたまままっすぐたつ男性とよりそう女性。
その横に気まずそうな顔をしてたっている銀時と土方。写真を指さして「こっちが本来の色なんだわ」と苦笑する土方。

夢『本当の髪の色はコレ(黒)じゃないんだわオレ』
銀「いいのかばらして?」
夢『いいもなにも、今まで気付かれなかった方がおかしいんだって』
×「どういうこと?」
夢『赤くなる前は、白かったんだよオレの髪。だからその髪の色と名前をかけて、みんなはオレのこと《シロウ》って呼ぶなぁ。ただちょっと戦場で血を浴びすぎて、気付いたら髪の毛が染まっていてなぁ』

×「血を浴びすぎて髪色が変わるとか、あんたいったい…」
夢『土方十四朗。坂田銀時のただのパパです』
銀「息子ですー」
兄「兄です」
嫁「兄嫁です」

兄「土方為五郎。十四朗のただの兄だよ」

×「はぁ!?」
×「てかそっちの兄?のひとのことまでは聞いてない!」
×「そうじゃなくて!土方さんが何者かってはなしで!」

土方一家はお互いに顔を見合わせ「「土方十四郎でしかないけど。それがどうかした?」」と首をひねる。
これにモブ(誰かは未定)は頭痛を覚えたとか。








C最終巻と噂されたシーン。
奈落が肉塊になっても龍脈をつたって別の場所で再生しようとしていたアレ。ひろわれたのち銀時がそれを育てながら旅をするシーンーーあの段階で夢主が猫の姿でついていっていて、動く肉塊を猫の本能でついパクってしちゃって、銀時が「ぎゃぁぁぁぁ!?とうちゃんやめて!!!それ!!たべちゃだめぇ!!!ペッ!しなさい!ぺ!!!!」とさわいでほしい。
夢主も殺す気も食べる気もなかった。つい本能に負けただけ(笑)。








D金時編。
金時登場した時、夢主だけが金時の洗脳にかからない。
「うーん。かっこいいのかな?人間の判別ってよくわからないかなぁ。ああ、でも。俺は息子は二人もいらないから」っと、笑顔で金時のことを完全スルーする夢主。



<ちょっとセリフだけ書いてみた>

夢『なんでオレがあんな金色の父親にならねばならんのじゃぁ!!!』
沖「なに言ってんですかい土方さん。あんたんところのは金色でしょ?」
夢『近藤さぁん!!写真あるだろ!写真がぁ!!!ハッ!?催眠!?催眠なのか!?銀時の映像が、脳みそのなかで変換されてるのか?有り得るなぁ』

::::::

金「どうしてあんたにはきかないんだろうなぁ。ねぇ親父殿?」
夢『いや。お前の親父は源外のじいさんだからな。
オレんところのは、バカ一人で十分だからな。頭いい奴なんかおよびじゃねぇんだよ』
金「本当につれないね」

::::::

銀時がいろんな人に追いかけられるシーン「いたぞ!あいつだ!!」
夢『テメェラ。うちの銀になにしてくれてんじゃぁ!!!』
桂「親父殿ぉ!?」
新「シロウさん!?」

::::::

夢『記憶が消える?消えてたらオレはここにはいねぇよ。
どれほどみんなの記憶が消えようが、オレが覚えててやるよ』








E沖田ミツバ編。
この世界のミツバは夢主土方に恋心を抱いていない。夢主もミツバに恋心を抱いていない。ただし。「ミツバはなぁ、オレにとって神だ」といってやまない。とんでもないナデナデ名人ミツバ!あの手にかかればどんな猫もイチコロよ!
ちょっと体が弱い程度ですんでいるミツバ。理由は夢主が傍にいて、残っていた生命の神の力で少々手を貸したせい。








Fオリジナルネタでマヨネーズで死にかける話。
夢主の動力源は青い指輪。青い指輪はロジャーと魂を繋ぐもので、魔女との契約の証。夢主はロジャーがいないと死ぬ。
なのにマヨネーズがいっぱい手につきすぎて、外れないはずの指輪がうっかりスポーンとぬけて、夢主が死にかける話。
シリアス何てこの世界にはない。シリアルがメインの予定。



<ちょっと書いてみた>

〜銀時視点〜

カラーン コロコロ・・・
そのとき。
何か金属のようなものが転がり落ちる音が、やたらと耳についた。
それとともに

ドサッ

「「「土方さん!?」」」

新「ちょ!?土方さんどうしたんですか!?」
神「なにがあったアル!?」

ドサリと音がして振り返れば、そこには顔を真っ青にして糸の切れた人形のようにそこに倒れる赤があった。

床の上に広がる黒。そのなかに散る赤色をみて――
おれは見たくない現実に恐怖して、目の前のものがなんであるか信じられなくなっていた。

銀「なんだよ、これ・・・」

床に広がる赤に血かと焦るが、それが、さっきまでそこで立っていた男の髪の色だと気づく。
鉄さびたにおいなどないし怪我がないとはわかっても、それでも心の中はパニックで。

だって。
だってあいつはさっきまで、そこでみんなと笑ってたじゃないか。
何も口にしてないんだから。
毒の可能性は低い。

なのに・・・

なんで?
なんでだよ!?

銀「父ちゃん!!」

ようやくそれが自分が物心路つくころには側にあった色だと気づき、あわてて駆け寄る。
おれより早くにシロウの側に駆け寄っていた沖田君や神楽、新八たちをおしのけるように、意識のないその身体の横に腰を下ろす。

ひとめその顔の色を見てゾッとした。
生気のないそれは、まるで人形のようだった。

銀「は、ははは。なぁ、またいつものドッキリなんだろ。や、やめろよこんな悪ふさげ」

肩をつかんで大きく揺さぶろうとして、逆に肩をつかんだおれの手にはひんやりとした冷たさが伝わってきて・・・思わず手を放してしまう。
あわてて力の入らない腕をとって、その手を握っても。あたたかくもなくて。
その脈はすごく弱くて。むしろ弱いというよりあるのかないのかも怪しいほど今すぐ止まりそうな――。
こうやって冷たくなって二度と口をきいてくれなくなった友人たちを、仲間たちを・・・戦場で何人も見てきた。
シロウの現状は、まさにそれだった。
まるで死にむかう死体のようだ。

死―――
だれが・・・・・・死ぬ?

そんなの・・・

やめろよ。
やめろよ!!やめてくれ!!

銀「おい!こんな冗談やめろよ!!孫の顔も見ないと死ねないって言ってただろ!おい父ちゃん!父ちゃんってば!!なにやってんだよ!!」

なに氷みたいになりかけてんだよ。
何の冗談だよ!!やめてくれよ!
あんたまで。
松陽先生みたいに、おれたちの目の前で・・・。
おれたちを置いていくのか?

こんなに冗談はやめろよと、叫んでるのに。
体温はどんどん冷たくなって。
いつもおれたちを見守ってくれていた緑の瞳は、固く閉ざされたまま――。

銀「父ちゃん!起きろよ!玉ねぎ食べてもへいきだったじゃねぇか!!なんで!なんでいまさら!!」

銀さんの体温は子供体温なんだぞ。おれの体温ぐらいやるから、だから目を覚ませと、その手を握り締め―――


にゅるぅ〜


銀「は?」

手ににゅるっと触れたものに意味が分からなくてそちらをみれば、思わず顔が引きつる。
違和感を感じた先、握っていたシロウの左手とおれの腕を見る。
なぜそこにその黄色なお前はたっぷりついている!?


そこにあったのはマヨ。


そういえばさっきマヨネーズのボトルが宙をかけていたなぁ。
それがたまたまシロウの腕にかかったのかと、しみじみとみやり・・・ふと突然気づいてはいけないものに気付いた。
握ったマヨだらけの手。
そこにいつもなら青くきらめく指輪がない。

それに自分の身体から血の気が一気に引いていくのを理解した。

銀「ゆ、ゆ、・・・」

沖「銀の字?」
神「どうしたアルか銀ちゃん」

銀「指輪がないー!!!」


そうだよ。考えてみればこの状況をおれは知っていた。
思わずマヨをとっぱらって、みえたシロウの左手をかかげ。
呆然とする。
やっぱりそこには“青”がない。
それとともにどうしてこうなったかを理解し、現状のくだらなさに叫びたくなった。
いや、もうこれは叫ぶしかないだろ!
なぜあんな大事なものを落とすんだ?


ぎゃやぁぁぁぁぁ!!!!本当にシロウが死んじゃう!!

銀「指輪だ!指輪を探してくれ!あれがしろう父ちゃんの命をつないでんだよ!!」

そんじょそこらのことではあの指輪は抜けない。
抜こうという意思を持って引っ張れば、逆に指輪は梃子でも油でも絶対に抜けない。
けれどそういう思考を誰一人として持っていないときならば別だ。
あれはどうやらマヨネーズを潤滑油代わりに、指から抜け落ちてしまったのだろう。

バカだ!!

マヨネーズごときで死にかけるってどうなの!?




夢『あー・・・びびった。気づいた時にはにゅるってするっていちっまってなー。いやいやわるかったなぁ』

全員が汗だく泥だらけで、疲労からからか脱力仕切って肩で息をしてへたれこんでいるなか、いままでの死人になりかけていた男だけがケロリとして笑っている。

山「そ、そんな大事なものだったなら、早くいってくださいよぉ」
沖「あれ、あまりにぬけないもんで。人間業じゃ抜けないもんだとばかり思ってやした」
銀「おれも・・・普通はぬけるもんじゃないから、すっかり忘れてた・・・」

山「普通の指輪じゃないとは思ってましたが・・・結局、あれはなんなんですか?」

夢『ん〜・・・なんていうのかな。心臓維持装置?』
新「機械とは違いますよね。それ?天人の技術ですか?」
夢『いや。魔女だ。とある魔女に代価を払う代わりに以前もらったもんだ。オレも仕組みはよくわからない。しいていうなら不思議パワー?あ、魔女からのもらい物だから魔法でもかけられてんのかね?』
山「また非現実的な単語が!!」
新「代価ってどこの錬金術師漫画ですか!?」
沖「・・・むしろ代価に何を払ったのか気になりやす」
夢『オレは“まだ”払ってないぜ?』
新「そうなんですか。じゃぁ、何を代価にしたんですかね?まだってことは後払い?」

夢『先払いさ。代価は――』








Gオタクにの乗っ取られる土方(トッシー)。
刀に付喪神が宿るのはおかしくないけど、なにか面白い子が自分の肉体に同居したがっている。これはどうしよう?とちょっともてあますが、オタク知識なんてまったくなかった夢主からすると、いままで関わったことのないオタク知識はとても面白かった。なので喜んで体を貸したりした。本人はいつでも成仏できるし(力業で体から出す)、楽しんでいたが、周囲は絶叫。「父ちゃんがぁぁ!?」とファザコン銀時のショックはでかい。








H紅桜編。
原作どーりすすんでの、途中で乗り込んできた真選組一同。
体重のことを考え猫の姿で入り込んだ夢主。
「たかがナノマシーンごとききくわけないだろ」と言いつつ、銀時をかばって正面突破をして紅桜にめっちゃ攻撃されたので血みどろになる。
脱出間際の爆発炎上のさいに抱き上げられて運ばれる。それを咤する銀時・山崎・沖田。



<ちょっと書いてみた>

爆炎と煙がわきあがるなか、炎の中から飛び出てくるように船室部分だった場所からいくつかの影が飛び出てくる。
刀で煙を薙ぎ払って先頭にとびだしてきたのは、真選組の衣装に意を包む茶色髪の少年。
黒髪の凡庸な青年。
そのあとを追うように銀髪の侍が、腕に黒い物体を抱きかかえて躍り出る。

沖「生きてやすか土方さん!!と、銀の字!ざきぃー!」
銀「なんとかな」
山「はい!俺はここですよ!」
夢『オレ、歩いてないしぴんぴんしてるぜ』

沖「土方さんはアウトでさー。こりゃぁ、毒もウィルスもきかないって驕ってたせいで、裏目にでやしたね」
銀「だな。あー、まさかああくるとは。というか、でも、まぁ土方君の性格を考えたら・・あ、うん。想定内のような気がしてきたわー(遠い目)」
山「まさか“きかない”からって、真正面から突撃していくとは・・・ええ、本当にもう想定外です」

夢『ひでぇ言われようだな。お前らは本日の功労者であるオレをもう少しいたわるべきじゃないか?』

山「功労したのがだめだと・・・」
沖「無茶ってのはぁ貢献したことにはなりやせん」
銀「そうそう!いやむしろ、もっと言わせてもらいたいぐらいだからね!
銀さんおこよ!そもそもけなしてんじゃなくて、ふつうに心配してんだってわかってる!?
あいう場合は受け身じゃだめだって!逃げんの!わかる!?逃・げ・る・の!」

黒い物体――銀時に抱きかかえられた、字は、その黒い衣服をさらにどす黒くさせるほどに、腕やわき腹、足。そこらじゅうから血を流している。
それでもながらも平然としているのは、今の段階で特に彼が痛みを感じていないせいだろう。

夢『たかがナノマシーンじゃねぇか』

山「たかがじゃないですよ!!」
沖「たかがで、すんでねぇから。はぁー・・・土方さん。なんであそこで動けなくなってたのか忘れたのかよ。
あんた一度自分の身体頭の上から足のつま先までじっくりみなせぇ」

夢『でもナノマシーンに浸食はされてねぇぜ。ほら、ただの傷』
銀「やめて!みせなくていいから!!俺の心臓が持たないから!!身内のえぐい傷なんか見たくないから!」
山「そうですよ!笑い事じゃないです!!」

ナノマシーンに“くいちぎられた”だけで、“浸食”を一切受けていないがためだ。

沖「へたしたら土方さんまであいつの二の舞になって、紅桜にとりこまれてたかもしれねぇんですぜ!危機感を持ちやしょう」
夢『ないわ。オレがそういう系ので死ぬとかないから』


沖「最強だ。チートだ。ってのは十分わかってやしたが・・・・土方さん、あんた――」


沖「物理にはめっぽう弱いんだから」


山「まるでどこかの某火炎系錬金術師に雨の中では無能と言っているのをほうふつとさせるセリフですねぇ(苦笑)事実ですが」
銀「うんうん(ーー;)」

夢『人間って不便だなぁ。肉体が破損したら体が重くなって、動作に不調をきたす』
山「いや、それが普通ですから!生き物はみんな血が減るだけでも生きてけませんからね!」
沖「っと、いうわけでそんな怪我をしてるじてんで、土方さんの“大丈夫”って言葉は棄却しやす。
ウイルスの浸食を防いだのはともかく、その怪我。あのまま紅桜と心中するつもりだったんですか?普通死にやすよ」

夢『でもよく近藤さんとか頭に物刺さって大量出血してるけど、ピンピンしてるぜ』

沖「あれを比べたらいけねぇ」
山「たしかに」
銀「あれと土方君の体の中に流れてる血液は量からして全然違うからね!肉体が損傷しても、血が流れすぎても動けなくなるのが普通だからね!!」
沖「土方さん、あんたはいいかげん、近藤さんを基準に人間を見るのやめなせぇ。アレはゴリラであって、人間より頑丈なんでさぁ。
人間ちゅうのはもろいもんなんですぜ。もちろん今のあんたも」

夢『・・・・そういえば人間て、オレの爪のひとかきで頭が吹っ飛んだなぁ。あ、今オレもその人間か。あー今後は出来る限り気を付けるわ』

「「「・・・・・」」」

銀「きいちゃいけないようなことがきこえたような・・・きっときのせいだな」
山「いま、爪で・・・って」
沖「・・・おい、ぎ〜ん〜の〜じー、常識たたきこめよぉ。これあんたの親だろ」
銀「ええ〜さすがにいまのは俺も聞かなかったことにしたいー・・・・つか、うん。聞かなかったことにしようぜ」
山「そうですね聞かなかったことにしましょう」

夢『大丈夫だ!次は失敗しないから』

銀「いや、「私失敗しないので」ってセリフは某Xな女医さんだけに許されたセリフだから!」

沖「土方さんは現在進行形で大人しくしておきなせぇ。銀の字、土方さんを頼みましたぜ」

銀「・・・土方君、重いからそろそろ猫に戻って・・・銀さんこれでも怪我してるの」
夢『そういえばそうだったな』
山「病院は人間の方に行ってくださいよ副長!最近の動物病院は保険が効かないんで高いんで!」
夢『・・・・・・・わるかったな』








Iトナリのヘドロ。
銀時が「〇〇が危篤で!」とヘドロに言い訳してる最中に、本人(この世界では夢主)がきちゃうwww。



<ちょっと書いてみた>

〜新八視点〜

ある日、花粉が蔓延して江戸中が酷いことになっていた。
今迄の花粉症の薬がきかず、むしろこの悪質な花粉に屈しない奴はいなかったと思うほどに凶悪だった。

で。
お登勢さんところから回ってきた回覧板を、鼻ズビズビしながらみていたら、どうやら裏手に新しいひとが引っ越してきたらしい。

そこで本当たまたま窓へ視線をむけたら、銀さんの指定席の向こう側、格子窓の向こうに巨大な植物に巻きつかれた建物が目に入った。
あんなのありましたっけ?
ってか、あきらかに怪しい。
てか、あきらかに花粉の原因あの木だろ。そう突っ込まずにはいられなかった。だって胞子が目に見える黄色い粉となっと飛んでるし

〜からの!早速裏の花屋に向かい、回覧板をにわたすために。
花屋の花もけっこう妖しいの咲いているし、店員が死ぬほどやばい!人間でさえなかった!いや、でも死ぬのは僕らかもしれない。だってあれ、あきらかに地球を侵略に来たんだよね?いかにも僕らを殺して食料にしようって顔してるし!!!
僕らはなんとか回覧板を"さりげなく"渡すために、銀さんと神楽ちゃんがで通行人AとB(という名の設定過多な親子侍)のふりをして花屋の前に向かった。
すごい設定過多だったけど、さぁ!僕の番だ!!ヘドロに回覧板を届けねばー!!!とおもって、途中でこけてめっちゃヘドロ真ん前に顔面スライディングで登場する羽目になった。
そのままなんだかんだ話をしをするべく、怖すぎる店員ヘドロのお店に招待されてしまう。
そこで早く帰るために言い訳として、銀さんがったセリフはーー
銀「父親が危篤ときいて早く帰らないといけなくて!」
だった。
の、だが。その直後に店に客がきて、声をかけてきた。

夢『すいませーん。』

(((父親きちゃったー!!!!)))

はい。土方さんが危篤なんてだれもきいちゃぁいませんね。
そりゃぁ、ピンピンしてて当然だよね。
はははは・・・・って、これどうするのぉ!!!!

ヘ「あ。はいはい」
夢『お、店員さんいかついねぇ。うーん。あ、切り花とかねぇ?』

銀「とととととととととう」
新「銀さんおちついて!!」
神「落ち着くアルよ!!」

夢『花屋ができたって聞いてきたんだ。いや、でも長持ちした方がいいか。この白い蕾の鉢植え一つくれ』
ヘ「お客さん、お見舞いですか?お見舞いに鉢植えはよくないですよ。根がつくっていうでしょ?」
夢『いや見舞いじゃなくて、オレの部屋に飾んの。ウチむさくるしいのしかいないから少しは華があった方がいいかなって』

ヘ「ありがとーございましたー」

ヘ「あれ?ドウシマシタ坂田サン」
夢『坂田?』

ヘドロの呼びかけで振り返る土方さん。
視線の合う銀さん。
僕らこのあと、どうなる!?








J銀時が猫になる。
原作だとお腹をすかせた銀時&カツラ猫+ゴリラが、ベンチに座っている土方からマヨをもらうシーンがあるが、この世界ではベンちに座った夢主(警備の途中だったのでヒトガタモード)は灰色猫の乙女さんとデート中だった。そこへ遭遇。すぐに銀時だと気付いた夢主が猫に戻り、「やはりオレの息子は有能だな!とても素敵な尻尾じゃないか!ほら!オレそっくりだろ!」と猫姿を誉めまくる。乙女さんは「人にも猫にもなれるなんてやっぱりおとうさん似ねぇ」とほっこり笑顔。「夢主さんそっくりでかわいい子」とかたまる銀時にほっぺすりすり。猫だから乙女さん野言葉も理解できた銀時はテレニテレまくる。なお乙女さんは夢主が人にも猫にもなれることはしっていて、猫の神様だと思っている(間違ってない)。このままうかれた夢主が「見てくれ!自分の息子だ!ようやく息子も猫になれたんだ」と知り合いに紹介しまくる。さすがにねこの世界で尻尾とってふりまわすとかは・・・ないと思う。なぜって、息子がやばいやつに連れ攫われたとわかるや否や、めっちゃ怒り狂って夢主が乗り込んで救出するのが目に見える。つまり尻尾引っこ抜くより夢主が殴り込んでくる方が早いというオチw。



<ちょっと書いてみた>

〜銀時視点〜

おれの父ちゃんは猫である。

銀「いや、これはべつに歴史の偉人の文献をパクったわけではなく。ええ、うん。そうなんです。事実なんです」

だからといって、俺は猫ではない。
猫になる人間でもない。
人間になる猫でもない。

夢『にゃー(あ?なんだ。お前もようやく猫になれるようになったのか)』
銀「ぶみゃー!!!!(んなわけあるか!!!)」


なんか猫の呪いで猫になったようです。


* * *


猫になった後に街を彷徨っていたら。

「まぁ、あなたもしかして銀時?」

猫になって、どうやってこのあと生きていこうと街をうろついていたら、ふいにやわらかい声が俺の名を呼んだ。
俺は今猫になっているが、その名は俺のもので。
坂田銀時という偽物が現れていなければ、それは俺のことのはずで。
俺の言葉が分かるのかと、振り返れば・・・
そこにはきれいな銀色をした猫がいた。

猫でした。

人間でさえなかった。

金色の大きな瞳はまるっとしていて愛らしく、銀のような灰色の毛づやは極上の絹のようになめらか。
鈴のついた細い首輪と、ふんわりとした青色のやわらかいリボンを首に巻いている。
優雅なしぐさは飼い猫特有のものだろうか。

って・・・
ちょっとまて!

銀「お、おとめさん?」
乙「クスクス。あらあらさすがはシロウ様のお子。あなたも猫になれるのね」
銀「俺は普通の人間よ!」
乙「そうなの?でも普通の人間はシロウ様やあなたのように姿は変わらないわ」
銀「それでもなの!おれは人間やめてないから!!」
乙「今はわたしたちと同じなのに?」
銀「いや、これはちょっと・・・わけありで。うん。そ、そうだよ!あれだよ!!」
乙「あれ?」
銀「そう!そうなんだよ!!この姿はいっときのもので、少ししたら元の人間にもどるんだよ!」
乙「そう。それがあなたが望む道なら、がんばって銀時。
でも・・・そうね。その少しの間だけでも、こうしてるとわたしたち家族みたいね。シロウ様に教えてあげたいわ」
銀「え。あ、うん。そーだな」

家族。
その言葉に一瞬ぐらつく。
たしかに毛の質はともかく、俺と彼女は色合いがよく似ている。
わが父親自ら彼女に送ったというリボンが、風に揺れ視界にちらつく。
それのせいか。
それとも彼女自身の性質なのか。

俺は目の前のただの猫でしかない彼女を嫌いにはなれなかった。
人間であった頃は、再婚反対!とか言っていたのに。

そういえば、猫になってようやく彼女が俺を「銀時」と呼んでくれていたことを知れた。
血はつながってないのに、まるで自分の子供をいつくしむように、そっと頬ずりされる。
ああ、でも。たしかに俺と父ちゃんは血がつながってないけど親子で。
あのひとだけが俺のなかで父親という存在で。

優しくてあたたくて、いいにおいのする目の前の銀色猫に、思わず頬が緩んでしまう。
優しい家族だ。
こういうのもいいかもしれない。

銀「その・・・少しの間だけど、”おふくろ”って呼んでもいい・・・ですか?」
乙「ええ。喜んで。愛しい子」


夢『なんだ。ようやくお前も乙女さんの美人さに気付いたか。やらねぇぞ』

ふいにトンと地面をける軽い音がして、背後に気配が現れる。
声でわかる。
視界の隅にちらつく赤色からもだれか想像だにしやすい。

夢『一日家族ごっこ。わるいがつきあってくれるか?』
乙「ふふ。まぁ、あまえたさんが増えてしまったわね」

赤い猫。言わずもがな。我らが父、シロウ。人間名を土方十四朗――そのひとである。

ガラスでできたような青い首輪。
キラキラと光を反射しては金にもみえる明るい黄緑の瞳。
痩せているのとは違う細く、しなやかな赤い身体。
若さを感じるのに、あの目がやばい!

うん。やっぱり

銀「やっべぇ。猫視点でもうちの父ちゃんイケメンだな!!!」
夢『おいおいまとわりつくなよ。なんもでねぇぞ』
銀「いいにおい!!」

夢『いやぁ〜。それにしても猫になったら銀時、本当にオレによく似ているな。色が!』
銀「色だけかよ!」
夢『とはいえ、まぁ、こんな赤色になる前だから。昔のオレの毛色のはなしだぞ』
乙「ふふ。シロウさんの言う色というのは、わたしにはよくわからないけれど。銀時もきれいなつやね」
夢『お前によく似てる』
乙「まぁ」
銀「うう・・空気があまい」
夢『今日箱の姿で一日家族するんだからなれろ銀』


銀「あ、そういえば。ところで父ちゃんも乙女さんもここでなにしてるの?やっぱりデート?やるねぇ」
乙「あらぁデートだったら素敵だったのだけどね」
夢『なにって。局長がいなくなったからさがしてたんだよ。だけど途中から目撃情報もなくなっちまったな。よし。今日は家族へのサービスデーだ!』

ちらぁ〜っと一緒にいたゴリラをみやる銀時猫。
でも言わない。夢主がとても乙女さんと銀時と過ごすのを楽しみにしているので。
あと猫なのでゴリラ語だれもわからないから。
銀時の思考を左右する天秤は一瞬でかたむいた。銀時はこのまま家族サービスを満喫する方が大事と、ゴリラと黒い猫はスルーすることを決めた。


* * *


猫な疑似一家と神楽と新八と遭遇。

新「ほわっ!?シロウさんと、乙女さん!?ってそのぶっさいくなの、もしかしてふたりのこどもですか!?」
楽「なんと!?シロウの血が一滴も混ざってなさそうな・・・乙女、趣味悪いあるよー」


* * *


猫の状態で土方に去り際語り掛ける沖田。

沖「最近は猫狩りが流行っているようで。旦那方もお気を付けて」

颯爽と何事もなかったように去っていく沖田を見てあんぐりな銀時。

銀「なぁ、父ちゃん」
夢『ん?』
銀「なんであんた猫なのに、普通に会話してんの?オレもそのテレパシーみたいなのいつかできる?」
乙「てれぱ?てんぱー?まぁ、なぁにそれは?面白そうな響きね」
銀「いや、乙女さん、それちがうから!!!音は似てるけど違うからね!!むしろおもしろくもなんともないからね!雨の日とか大変なのよ!」
乙「雨っていうと毛づくろいが大変よね。いつもよりけがごわっとするもの」
銀「そうだよねー」
夢『テレパシーってのはオレが人間と意思疎通するときの会話のしかたのことさ。まぁお前もあと100年ぐらい生きればできるようになるかもな』
銀「ながい!!!」


* * *


歌舞伎町で増えすぎた猫を減らすという名目で、去勢手術するためオス猫狩りがはじまったが、一匹だけどうしても街の住人が手を出せない野良猫がいるらしい。
そいつの名は耳なしホウイチ。
このあたりで一等強いボス猫だ。
猫になっても色々慣れなくて、しかも飯の在り方を教えてくれると言うのでついていけば。
ネズミの狩り方やゴミの食べ方を町できかされた。

「生きるためならあんな汚いものくうなんて・・・」

夢『・・・・ゴキブリ以外はネズミでもくうだろ?』

銀「え?」
桂「ん?」
近「あ?」
ホ「お」

銀「とうちゃん?!つか、いまなんて言った!?」
近「トシ!?」
桂「親父殿!?」


夢『よぉ、ホウイチ』
ホ「御大か。あんたはあいかわらずの若々しさで化け物か」
夢『ホウイチ。そのちまいやつら面倒見てくれたみたいだな感謝する』

銀「と、と、とうちゃん!!!いま!なんて言った!え?おれ、もしかして先生と会う小さい頃とかそういうもん食べてたの!?たべちゃってたの!?!ねぇちょっと!!!」
夢『えーだって、オレ猫だぜ。そりゃぁ、ゴのつくいきものだけはどうしてもだめで死んでも近寄りたくないし食べたくないけど。 ネズミはよく狩ったな。まぁ、おまえにはやてない。固いもんお前まだ食えなかった時期だし。ほら、オレ猫だし。調理したものとか人間じゃないからこだわりなかったし。おまえには砕いて柔らかくしたイナゴやったろ?』
銀「いやーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
夢『あ、でもお前は人間だし、こういうこといわれるの嫌かなと思って。だまってた。 それに先生に会う前のお前はなぁ、本当に硬いもの食べられなくて大変だったんだぞ。離乳食っての?鹿に乳もらったり。木の実とか草とか魚とかすりつぶしたり。猫の手でいかに火をつけるかとかけっこう悩んだわ。とちゅうで人間の落とし物?で、マヨネーズのチューブを拾ったのは運がよかった。あれのおかげでけっこう赤ん坊時代なんとかなったし。 っで、そんなかんじでなんとかやってたら、お前、ニャーとしかいわないから、これはまずいとおもって先生にあづけたんだよ。
あ、ゴのつく生き物のはあげてないから!オレもあれにはさわれねーし。あれだけはなぁ』
ホ「先生?」
夢『ああ、きちんとした人間の言葉を教えてくれる先生だ』
ホ「ほう。御大のお子は猫ではなく人間になる道を選んだか。それは育てるのに苦労しただろう」
銀「いや、はじめから人間だからねおれ!!!」

夢『そうなんだよー人間って弱くてさ、育児中に天狗が目玉かっぴらいて慌ててのりこんでくるから何事かと思ったら「生ものあげちゃダメって!」言ってくるから。このかれんな肉球で必死で火をおこして肉をくべてみたり。人間がくれるエサからいいもの選ぶの大変だったよ』

桂「・・・そういえばシロウ殿は元こそ猫でござったな。銀時よ、そのまま野生化せずに済んでよかったな」
銀「いや、うん。なんとなくマヨネーズ記憶にあるよ、うん。荒れのおかげで記憶喪失の時なんかマヨネーズ臭で記憶を思い出したし(遠い目)。あれ、離乳食のかわりだったんだ。へぇ〜・・・・」










ーーーみたいなな話したちを書きたかった。




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