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+ 有 り得ない偶然 Side夢主1 +
- 第5プロット -
+あらすじ+
「空間を物理的にさわれる能力」を得た夢主だったが、うっかり世界まで超えてしまう。以降、転生を繰り返す夢主のはなし。
Lastup 2026/6/22.加筆修正
【本編】
■1:僕のヒーローアカデミア
⇒転生、個性:空間接触能力。
死んで気づいたら、新しく生まれていた夢主。
人工の半分以上が個性という能力を持って生まれる不思議な世界。
夢主の個性は、空間接触能力。仰々しい名前ではあるが、簡単にいうと、空気をつかめる能力といったところだ。空間移動とは異なるし、空間の裂け目とか見えるわけでもない。空気だと思うものをさわれるだけの摩訶不思議な能力だった。どこかの海賊漫画の髭の老人のごとく空間を引っ張って背負い投げとか人外じみたことはできない。ただ「空間を物理的にさわれる能力」というだけで。
そんな夢主なぜかヒーロー育成学校雄英に入学し、空気の塊をかためてなげるところまで応用技に磨きをかけた。しかも空歩けるじゃんと気づいた。しかしある日、学校の実習中にヴィランがやってくる。ワープ能力の「ワープゲートがひらいている空間」をもいで投げ捨てることができた。それで調子をこいたのがいけなかった。ヴィランは能力をちぎってはなげてすてられていき、だんだんワープゲートまで縮んでいくのを見て激怒。怒り狂う相手が夢主の能力と衝突し、次元に切れ目をつくってしまった!
■2:D.Gray-man
⇒転生、リナリーの双子の妹。
能力暴走にまきこまれ、空間の狭間に落っこちた夢主は、肉体が消滅してしまう。しかし魂は無事で、次元は飛び越えたが、別の世界で新たに誕生することができた。今度は黒髪のきれいなリナリーという少女の双子の妹だ。
平穏な日々を送っていたが、ある日姉がブーツのイノセンスに選ばれ、兄が泣き、教団という怪しい集団がおいかけてきて、もう家族はバラバラで大ピンチ!しかも年を重ねるごとに、聞き覚えのある名前と姿をもつ人間たちが増えていく。そのことから、これはきっと原作のある世界だろうとふむ。
だが、それがどうした。大好きな姉と兄と楽しく穏やかに暮らしたいだけだったのに!っと、歯ぎしりをする夢主。
イノセンスというか、教団というかAKUMAをうみだす伯爵にというか。イノセンスだから神だから正しいとほざく世界がわるいというか。イノセンスって神の使徒っていうか、もはやなににおこればいいのかわからんくなった夢主。夢主はイノセンスを神からの祝福ではなく、つけたらはずせない呪いの装備のたぐいと認識した。
家族がバラバラになったなにもかもの「原点はどこだ!」と激怒した夢主は、前世での個性が使えないかといろいろ試し……イノセンスに適応してしまった。
嘘だろ!?なんでや。
前世の能力と同じ空間接触能力だったら姉を教団から救おうと思ったのに、なぜか全く関係ない能力ときた。タンバリンをならすとどこからともなくキラキラした光が舞う能力とはいかに。
それはもうマツ●ンがサンバを踊っているときに、横でタンバリン鳴らしてあげなさい。と、ばかりのイノセンスだった。
音の響く範囲に限るが、「なに?この金色の紙吹雪」って最初はおもったよね。意味わからん。と、夢主は宇宙を背負った。
なお、このイノセンスを得る経緯はもっと最悪で、教団につれていかれた姉との面会が叶い、すっかり笑顔も消え失せてしまった姉を元気づけるために、夢主は必死にためたお小遣いで買ったタンバリンをならしていたときのことだ。タンバリンは急に金色に光って、黄金色の派手な見栄えに変わった。音もとてもきれいな音が鳴るようになった。そしてキラキラした金の紙吹雪が、いや、光が舞った。っが、しかし。これがイノセンスに適合した瞬間だった。すぐに妹までイノセンスに適合したと理解してしまった姉の悲鳴はひどく、さらに絶望しきった姉の顔は一生忘れないと夢主は思った。
やはりAKUMAより先に神が滅ぶべきでは?
もう一度言う。意味が分からないイノセンスだ。前世でへそから光線を出す能力を持っていた友人のほうが使える能力だった。
だが、その光はAKUMAに効果抜群だし。タンバリンの音もそこそこAKUMAを弱めるには最適だった。いろいろイノセンスに関して意味が分からないことが多いし、ツッコミどころは山を越えるほどあるが、兄姉たちのためだと腹をくくる夢主。戦力を得た夢主もAKUMAとの戦いに参加を決めたのだった。
なお、原作が始まりアレンが来た瞬間に原作知識がよぎり、リナリーを泣かす男だと判断し、即座にぶん殴った夢主はきっと悪気はなかった。殺意はあったが。
■3:大神伝
⇒転生、チビテラス成り代わり。
今度は人外、それもお犬さまで太陽の神様ときた!
とはいえ、前世の戦いで精神的にいろいろ疲れ切っていた夢主は、神様の国でまったりチビテラスとしてけもっこ生活を楽しみつつ魂の養生をしていた。
しかし今度こそ巻き込まれてたまるかと思っている夢主に伝えられたのは、地上のピンチ。
なんと地上では、八岐大蛇が復活を遂げていた!?
あわてた先代アマテラス大神は、地上の助っ人としてチビテラスを空から放り出したのだった。
『ゲーム制作者がチビテラスのほうが人間臭いと言ってたのはオレだからか!?』
[かいてみた] 01./02./
■4:桃組+戦記
⇒転生、アマテラスとして覚醒。
さらにいくつかの転生を超えた先、今度は珍しく一般人だった…はずだ。しかし何の因果か、“前世持ち”が集う学園に招待され、気づけば“筆”を渡されていた。そして大神として完全覚醒。どうやらこの世界では“大神”としての力が表立って使えるようで…。
つまり何ができるかって、墨汁不要で墨がでる筆。もう筆ペン買った方がよくね?って思うような、ただ墨を出すだけの能力なんですが(笑)
騒動の中心である桃太郎たちに絡むことなく、かつ、のんびりまったり学園生活はおくれるのか!?
『正月の罰ゲームにしか役立たない能力とかw』
[かいてみた] 00./
■5:鬼灯の冷徹
⇒転生、白澤成り代わり、勘違い。
神としての力を取り戻しかけていた影響か、アマテラスとしての墨の能力を持ったまま白澤という神獣になってしまった夢主。のんびり人が生まれ育つ姿を見ているうちに、地獄に鬼灯というめっちゃ強い鬼が誕生していた。そしてそんな強い鬼灯から引き起こされる勘違いにより、「体が弱い清い生き物」という謎のレッテルをはられてしまう夢主。別に病んでもいなければ、瘴気に充てられてもいない。手が黒くなったのは墨を生み出したからです。誰も信じてくれないけど。夢主の勘違い奮闘記が地獄を阿鼻叫喚へと騒がせるのだった。
『いや、だからオレは病んでないって……誰か人の話聞けよ!』
[かいてみた] 01./02./03./04./
■6:鋼の錬金術師
⇒転生、墨の能力、ロイの義弟。
どこまで墨の縁が続いていくのか。生きる代価として"音"を奪われた夢主は、前世の能力を生かして文字をかくときは能力で墨をうみだし筆記でやり取りを行ったところ、墨の錬金術師といわれるようになった。いや、錬金術ではないんですが。まぁいっか。となった夢主が、なんだかんだでロイの弟となり、エドワードと背ぇ比べをしているうちに原作へと巻き込まれていく。
『小さくて当たり前だろ!オレはまだ10歳だぞ!』
[かいてみた] 00./01./02./03./04./
■7:名探偵コナン
⇒転生、新一の弟、勘違い、修正力、複数の転生者。
転生者複数、勘違い、キビシメ注意!
新一の弟として生まれたが、どうもこの世界は強制力が強く夢主は原作キャラの視界には入りづらいらしい。おかげで影が薄いと評判だ。むしろ家族というか、“原作キャラ”には存在を忘れられてしまうことしばしば。そのせいで原作に登場しないモブなご近所さんからは、工藤家は上の子ばかり可愛がって下の子は育児放置していると思われてしまっている。
「いいえ、ただ“原作キャラ”には、原作にいなかった自分が見えていないだけです」
まぁ、そんなこと言うわけにもいかず、夢主が黙っていたら、工藤家の悪評は広がるばかり。
元電脳の精霊は相変わらず電波には強く、あげく幽霊が視えちゃう!?っが、どうも夢主のその能力は生かす機会はなく、相変わらず周囲には放置児童だと思われたまま。
実はこの世界にはあまたの転生者がおり、そのうちの10人に4人はなにかしらの能力を得ていたのだった。その能力で転生者や成り代わりを判断できる者がいる。その鑑定スキルで夢主1をみた結果、夢主1のステータスには《工藤アザナ。〇歳。工藤新一の弟》としか表示されなかった。名前と年齢と家族構成しか表示されないのは、“自分たちより格上の魂を持つ存在”か、モブの場合のみだった。 つまり転生者たちは、夢主1のことを“自分たちが転生したことで原作がゆがみ、歪みを補正するべく世界が主人公に弟を与えた。原作補正のために生み出された存在=自分たち転生者の被害者”と認識してしまった。もちろん勘違いである。
実際のところ、能力者がみた夢主のステータスが白紙だったのは、夢主1の魂が神様もやったことのある高みの存在だったためである。
結果、転生者たちは、夢主を激アマで可愛がり、原作キャラには厳しい目を向けるようになってしまったのだった。
『ご近所の皆さんがどうしても兄たちを悪者にしようとする謎の勘違いについて。いや、本当にオレが原因のときもあるんだがなぁ。夢主君はいいこだからそんなことしないってご近所さんたちが言うんだよ。思い込みって怖い』
[かいてみた] 00./
■8:スキップ・ビート
⇒転生、だるまやの一人息子。
小さな居酒屋を営む夫婦の間に生まれた夢主は、振り返ってもらえるし、名を呼んでもらえる。そんな優しい家族に大満足。 この世界ではゆっくりすごせると思っていたが、バイトの少女が住む場所がないといってきたので、最上キョーコも一緒にすむことに。 夢主は元からみえてはいけないものが視えているせいか、キョーコがいつも怨念をまとっているのが見えている。おもしろいことにキョーコはその怨念を操るすべを持っていて。陰陽師も妖怪もいない世界でずいぶんと面白い人間がいるなぁ、と。その少女を観察することにした。
『あの子"何か"だしてるなぁ〜(笑)』
[かいてみた] 00./
■9:NARUTO
⇒転生、九尾とナルト成り代わり、原作破壊。
今世では九尾となった夢主は、人間たちとうまく共存して暮らしていた。しかしナルトが誕生するときに、器は出来上がったのにそこに魂が宿らず、どうしたものかと思っていたらナルト誕生の瞬間に[一番そばにいた魂]として夢主の魂がナルトの肉体に吸収されてしまった!?九尾成り代わりだったが気づけばナルトとして生まれていた夢主。夢主の効果で、原作は初っ端からねじ曲がった平和な世界。原作で無残に死んだ者はたがいピンピンしているし、みんな仲良し。ミナトは超過保護パパでで夢主にうっとうしがられ、大蛇丸は夢主の愚痴をきいてなぐさめているし、日向一族は夢主の幼馴染だ。夢主は母親の血が濃いので封印術しか基本は使えないが、周りにサポートしてくれる仲間がいるから問題なし!
[かいてみた] 01./02./03./04./05./06./07./08./09./10./11./12./
■10:夏目友人帳
⇒転生、九尾と分離。
転生しても九尾だった夢主はあらぬ誤解の末陰陽師に封印されてしまった。封印から何とか抜け出したものの、魂の半分が分離してしまう。どうやらあまりに幸せだった前世のことを夢見たまま、夢にとらわれてしまった部分が結界の中に残ってしまったらしい。
夢主が目覚めたのは、平安から昭和の世になっていた。
封印の結界はたたいても、体当たりをしても封印は解けない。どうやら夢主の半分が力を注いで結界を補強しているもよう。
しかも半身は眠ったまま。罵倒してもピクリとも起きてこない。まてどくらせど変わらない光景を見続け早数十年。ついにぶちぎれた夢主は、眠り続ける己の半身をおこすために立ち上がる。
次代は平成にうつりかわっていたが、妖怪の見える人間も「祓い屋」よ呼ばれる術師たちもわずかながら健在らしい。そしてある日夢主はついに妖怪を視れる人間と出会う。その人間は夏目といい、なぜか妖に慕われているらしかった。
『夏目。どんなに時間がかかってもいいから…タタキオコシテクレ』
[かいてみた] 00./